なぜかある日記

12月25日

メリークリスマス。あたりはイルミネーションに満ちている。 たまには欺瞞も良いものです。本郷では医学教室が趣味の悪い 装飾をしています。農学部ではtree levelで装飾をしています。
金曜はささやかながら研究室の忘年会だが、皆さん真面目な 人ばかりなのであまり飲まず。
土曜は寮のサッカーチームの試合。後半に追いついて、PK戦の末 勝利。我々のチームの特徴は「顔が濃い」のと「後半になってくると 半ばラグビーだ」らしい(関係者談)。いずれにしろ 前回外したPKを今回きめられて良かった、良かった。
その後、友人宅で忘年会。思い出の餃子に鍋、鍋。 「以前と比べて食べる量が落ちた」と言って(この日は 鍋三順目でほとんど皆さんgive up)自分の歳を嘆く、、 のは早いではないか、若者諸君。そこでボジョレを一杯。
そういえば朝は東京に出張中の親父が朝っぱらからやってきて エルミタージュ美術館展に連れて行かれたが、一人の人間が作ったとは 思えなく作品をみてもこの世のものと思えない迫力。どんぐらい修行をした 末の作だろうと。。。エルミタージュ美術館に行く機会が来年にはあるかもしれない。
typeUsuperconductorは数理物理的にも面白い由。 完璧な相図はなにもAbrikosov格子では埋まらない。to do listだけは膨張。

12月18日

集中講義最終回。磁気秩序のでるpictureなどはわかるが細部は マニアックだ。
昨日は「硫黄島からの手紙」をみにいく。長期戦かつ洞窟にこもっての ゲリラ戦になったことでの困難(いぶりだし等)が描ききれていなかったが (映画としての質は素人なのでよくわからないが) 米国の映画会社配給の戦争映画としては異例のものだと思う(日本兵だけでなく 米兵のむごさも描かれている)。是非一度どうぞ。
さて、年末にむけてひと踏ん張りだ。

12月16日

昨日は論文投稿を終えた友人と飯と酒を求めて、渋谷に向かったら呆然。 忘年会シーズンだ。んでいつもより人が多い。(我々は生協の食堂でも酒を飲むような不良だから 「飲み会」のために渋谷に向かったわけではない)年を忘れている場合では ないのである。
先週は集中講義にふたつでた。Haldane gapの話はいくつか勉強していたが(田崎氏の 論文も読んでいた)非常に楽しく聞けた。最近の結果もまじえつつHeisenbergとくにHaldane gapの 大体の概観を6時間で話してみせたのに感服。あとで物理学会の論文選集も読む。
もうひとつは物工のKさんに存在を教えてもらった講義。time reversal symmetricな擬一次元系で (gang of fourによるとinsulatorだが)とある系では伝導チャネルが存在しlocalizeしていない という話。Landauerの話など再考を促され非常に良い機会だった。Kさんに感謝(論文選集を含めて)。
その後、素論の菊川さんによるChiral Lattice gauge theoryの話。非常に面白い話のはずだったが前にあった 集中講義のことをうだうだ考えていたのであまり集中して聞いていなかった。Ginsparg-Wilson relationをよりどころに 連続極限でChiral symmetryがでるようなLattice gauge theoryを構成するというような感じだった気がする。GWからAtiyah-Singerなども 自然にでてきていて非常にうまくいってるようだ。話が終わってからいくつか疑問が浮かんで(ボスが格子上での Instantonについて質問していたのに関連して)もっと真面目に聞いておけば良かったと後悔。SUSY versionの話も聞いてみたいものである。 (うまくいってないとのこと)

12月8日

(田崎さんの講義関連で)ボスから以前駒場に浅野太郎さんという人がいて 、彼はLee-Yangの定理の一般化ということをやったということを聞いた。 Abstractを読んだ感じでは強磁性Heisenberg模型に対して示したのと強磁性Ising模型の s=1、3/2versionに対して示したようだ。誰かもっと強い主張を知っている方がいれば教えてください。 ちなみにこの浅野さんは浅野内匠頭の末裔だそうだ。
今やっていることがいろいろなことに関連していて、以前、とある人に「ミラーなんて今すぐはつかわへん」 って言ったのを軽率だったと非常に反省している。ごめんなさい。
今日も一日家にこもっていた。はかどる。
ど田舎(鹿児島)にいると古代人になるということをメールでしらされた。これはショックだ。
忘年会シーズン到来である。11月は大分、自粛していたので年末はいろいろな方と話ができればと 思ってます。それでは。

12月5日

たまには駒場の講義について書いてみよう。
今学期受けている講義は米谷さんの「場の理論」吉岡さんの 「量子ホール効果」氷上さんの「繰り込み」 そして集中講義としてFranco Noriさんの「超伝導関連(vortex motion とか量子制御だとか)」 (これは既に終了)とHal Tasakiさんの「紙と鉛筆と頭脳による多体問題」(現在進行中)といった 感じであります。どれもその道の大御所による講義で非常に贅沢だと思います。(米谷さんの講義や 氷上さんの講義は駒場の物理の先生方もいらっしゃる)米谷さんの講義は説明が明快で(ただ前回は nutshell過ぎたけど)氷上さんの講義は計算が要領を得ていて感心しています。
最近第一回目のあったHal Tasakiさんの講義について目次だけ書いておくと
第一回Ising modelの統計力学(第二回:Heisenberg、第三回:Hubbard)
1.1 Definition and General(境界条件の話、Lee-Yangの定理)
1.2 High Temperature(Polymer expansion,Cluster Expansion,Analyticity)
1.3 Low Temperature(Expansion,Non-Analyticity,About Analytic Continuation)
1.4 Critical phenomena(about critical exponent )
1.5 States in infinite systems(properties of Equilibrium states,uniquness and non-uniqueness)
といった感じです。Isingは磁性のモデルとしては現実的ではないけれどもその統計力学を考えると 非常に興味深いことがでてくるというのがまあ、副題といった感じでしょうか。
ギャグとして一番面白かったのが「こういうのは物理の人的ではあるけど物理的ではない」という のでした。
というか駒場の大学院の講義というのは受講者が高々10人程度で閑散としたものなのだが、 田崎氏のweb効果??によって目算で50人以上の人が狭い教室に集まったのであった。
最近は(ここ数週間)ちっとばかり勉強中心で研究の方を片隅においていたが、ボスが強力な道具を 持ってきて圧倒されるばかりである。知識を得るのに時間がかかりそこから自分でうにゃうにゃやらんと いかんので息をつく暇もない。ということで本腰をいれねばなあと思うのである。

11月29日

お久しぶりです。
ここ一ヶ月で2人の実験屋の方から直々に話を聞いた(わざわざ京都やら 大岡山などからおこしなすった)ので取り組んでみたい問題がいくつも出てきた 。んが、僕なんぞには同時進行は無理である。どこまで理論が適用可能か必死に 考えている次第である。特にdimensional reductionやcompact化に苦しむ。
Bossが「Hartshorneに超伝導のことが書いてあった」と言っていた。
「For particle physicist,field theory has to be Lorentz invariant,and has to be divergent」 というのは笑えた。
はやくもネタ帳ですが次はもっと意味のあることを書く予定です。。。
まあ、無理ですが
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