授業概要 - 必修科目(Full-time MBA)

ここでは2年制MBAプログラムにおける必修科目を紹介します。BLOGでは、必修科目と選択科目を実際に受けた日本人在校生の感想を掲載しています。そちらも合わせてご参照ください。

第1モジュール (1年目秋学期前半)

MGMT60000 Accounting for Managers (3単位)

会計学には外部報告用の財務会計と内部統制用の管理会計があり、本科目ではその両方の基礎について学びます。財務会計では、米国の会計基準であるGAAP(Generally Accepted Accounting Principles)に基づき、賃貸対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の読み方、作り方について学びます。一方、管理会計においては、GAAPのような明確な基準はなく、個々の企業が業態に応じて、経営判断に有用となる指標を作る必要があります。本科目では、代表的な手法について、その概念と算出方法について学びます。

MGMT67000 Business Analytics (3単位)

統計学に基づく定量的な経営判断手法の基礎について学びます。ExcelやそのAdd-inソフト、Minitab (統計ソフト)等を駆使し、確率、統計量推定、仮説検定といった統計学の基礎のみでなく、数値シミュレーションや回帰分析の基礎等についても学びます。また、ケース分析等を通じ、統計的な解析から得られた結果を技術的な知識のない人に効果的に説明するためのスキルについても学びます。

OBHR68100 Organizational Behavior (2単位)

管理職として組織を効果的に機能させるため、組織における人間の行動理論等について学びます。これまでに構築された体系的な理論を学ぶとともに、多彩なケース分析を通じ、組織の構築法、その管理法について学びます。トピックスとしては、コミットメント対コントロール、文化による組織行動の違い、モチベーショ ン、チームダイナミクス、衝突とネゴシエーション、リーダーシップ、組織構成等を扱います。

第2モジュール (1年目秋学期後半)

ECON51400 Microeconomics (2単位)

ビジネスリーダーが知っておくべきミクロ経済学の基礎を学習します。機会損失、埋没費用といった概念の導入から始まり、需要と供給の相互作用から生じる価格決定メカニズム、課税や寡占が市場に与える影響など、経済活動の基礎原理を、人間の心理あるいは行動原則に基づきながら幅広く学んでいきます。

MGMT61000 Financial Management (3単位)

ファイナンス理論の入門コースです。トピックスとしては、財務諸表の分析、ファイナンシャルプランニング、債券・株式の理論価格、ディスカウンテッドキャッシュフロー法(DCF法)を用いたプロジェクト評価、ポートフォリオ理論、CAPM、MM理論と資本構造、企業価値算出などを学びます。
Krannertの名物教授の一人であるJohn McConnell教授が担当します(年度によっては他教授が担当する場合もあります)。

MGMT62000 Marketing Management (3単位)

市場分析、ポジショニング、プロモーション、商品開発、価格戦略、販路戦略等といったマーケティングの基礎について、ケースディスカッション中心に学びます。消費者や競合企業の行動という予想の難しい側面に対して、各種マーケティング分析手法を当てはめることにより、最適な解決策を導き出します。漠然とした印象による意志決定ではなく、説得力のある論理に基づいた意志決定とするための分析手法を習得します。

第1, 2モジュール共通 (1年目秋学期)

MGMT69200 Managerial Communication Skills (1単位)

プレゼンテーションスキルを学びます。数種類のプレゼンテーション課題を通じて、ジェスチャーや発声、スライドの構成や効果的な使い方等、イントロから質疑応答まで詳細な技術を体得します。効果的かつ印象深いプレゼンテーションを行う技術は、円滑な業務遂行のみならず、強力な人間関係の構築にも役立つため、マネージャーあるいはビジネスマンとして必要不可欠なスキルと位置づけられます。

第3モジュール (1年目春学期前半)

MGMT65000 Strategic Management (3単位)

競合優位を確立するために必要となる戦略論の基礎について学びます。具体的には、ケーススタディーを通じ、業界の収益性分析、業界内におけるポジショニング(低コスト or 差別化)、破壊的イノベーション、ブルーオーシャン戦略、ビジネス間の資源配分、多角化戦略、企業買収と合併、ゲーム理論、リアルオプション等について学びます。

MGMT66000 Introduction of Operations Management (3単位)

Krannertの花形ともいえるオペレーションの入門コースです。製品やサービスが消費者に届けられるまでには、調達・製造・流通等の様々なプロセスを通過します。本科目では、これら一連のプロセスを設計・管理するために必要となる基礎知識を学んでいきます。第4モジュール以降のオペレーション系選択科目の下地となる重要項目が盛り沢山なので、オペレーション専攻希望の方は頑張り時です。

MGMT68300 Management of Information Systems (2単位)

IS(Information System)は、企業の目的と状況に合わせて、適切に設計・運用されなければ意味を成しません。本科目では、マネジメントの視点から、ビジネスをサポートするためには、いつ、どのようなISをどのように導入・活用するべきかをケーススタディを中心に議論します。技術的な側面よりも、ISの導入目的に対する適合性や人的管理に着目し、最適なシステムの構築法を学びます。

1年目通年

MGMT39000 Launching Global Leaders (0単位)

様々なプレゼンターを招いて開催される講演会が基本ですが、体験型のイベントも含まれます。講演会・イベントごとにプレゼンターもテーマも異なりますが、主にリーダーシップの在り方、企業倫理、キャリア形成に関するテーマについて、グローバル企業のトップなど、第一線で活躍されている方々から講話を受けることができます。また、後半部(春学期)では360度評価を基にキャリア形成・能力開発ためのアクションプランを作成します。

第5モジュール (2年目秋学期前半)

MGMT63000 Legal & Social Foundations of Management
(2単位)

米国でビジネスを行う上で知っておくべき法律について、浅く広く学びます。扱う内容は、裁判手続きから刑法、民法等まで多岐にわたります。細部にわたる実務的な法律知識を得るというよりは、マネージャーとして「法的にどうなんだろう?」という視点を意思決定に持ち込むきっかけを与えてくれる良い機会ではないかと思います。

第6モジュール (2年目秋学期後半)

ECON51500 Macroeconomics (2単位)

マクロ経済学では、国家レベルの各種変数の相互関係を学びます。従って、ミクロ経済学では曖昧であった通貨という概念が重要になります。具体的には、インフレ率、雇用率、金利等のマクロ経済指標の変化が何により引き起こされ、どのような影響を及ぼすのか、また、経済における政府機関の役割等について学びます。