| 卒業生のみなさんへ 平成14年7月5日 本年3月9日、本校にとって貴重な教育財産である北体育館が放 火により焼失しました。ご存知のように、昭和6年に建造されて以来 71年の時を刻み、多くの卒業生を暖かく見守ってきた歴史的な建 物であっただけに、本当に残念であり、悔やんでも悔やみ切れませ ん。 みなさんの青春の思い出を作ってきた大運動会のパネルやボー ドや様々な用具、そして卓球部の備品、ハンドボール部関係物品 等、お金では購えない人々の温もりそのものといった品々でした。 そのことは、卒業生のみなさんが一番よくご存知だったと思いま す。その心中をお察ししますと慚愧の念に堪えませんが、当該管理 責任者として改めてお詫び申し上げます。 さて、このたび現役大学生を中心とした若い卒業生のみなさんか ら、北体育館焼失に伴う募金活動をいただき、多額のご寄付を賜り ました。本当に有り難うございました。特に、この募金活動の立ち上 げについては平川 豊さんを中心に、インターネット上での呼びか けや福岡での同窓生の集まりなどを企画・運営され、現代の若者 の力強い一面を垣間見る思いであり、校長としてだけでなく大人の 一人として深く感動しています。このことについては、1学期の終業 式において在校生に話をし、卒業生のみなさんの熱い思いを伝え ようと思っています。 私は、昨年本校に赴任し、現役の生徒を中心に明善生の姿を見 てきました。勉強に励む姿・部活動に励む姿・生徒会活動に取り組 む姿・校長室に掃除に来る姿・職員室で先生と談笑する姿・そして 大運動会に全てのエネルギーを注ぎ込む姿など、その一齣一齣に 明善生の持つ素直で優しく力強いすばらしさを発見し、この学校を 職場とする幸せをしみじみ感じてきました。今回の北体育館焼失は 私にとって最大の悲しみでありましたが、禍福は糾へる縄の如く、こ のことをきっかけに、みなさんの熱く暖かく高い志に触れることがで きました。明善はそのような人々によって受け継がれ未来への歩を 進めていくものと思います。 最後になりましたが、この掲示板をお借りしお礼を申し上げますと ともに、みなさんの未来が輝かしいものとなるよう心からお祈りいた します。 本当にありがとう。 |