Jちゃん 


彼女は日本語教師の口を斡旋してくれた語学学校から紹介された、正式なタンデム・パートナーである。

でもね、彼女と知り合って、iiinuはかなり振り回され、迷惑を被った。Jちゃんは去年の秋に日本への留学。今はまたベルリンに戻ってきているんだけど、彼女とは余程のことがない限り、会わないでしょう・・・。

Jちゃんとのタンデムは当時、一人暮らしをしていたiiinuの家で行われました。
でも、タンデムとは名ばかりで、日本語でお茶をするっていうことばっかりだった・・・。初めは「iiinuが消極的だからかな?」って思って、その次からはなるべくドイツ語で話し掛けたんだけど、日本語で答えが返ってくるので、かなり引いた・・・。でも、人のいいiinuは「私のドイツ語が下手だったから、分かりやすいように日本語で返したのかな?」ってよく解釈していたんだよね。

でも、こんな温厚なiiinuもさすがに気づいたよ。あれはクリスマスでした。
Jちゃんの提案でiiinu宅でクリスマス・パーティをすることになり、iiinuは日本料理を、Jちゃんはドイツ料理を作るということに。Jちゃんの話ではケーキとお肉料理を作るって話だったから、じゃ、iiinuは寿司をって話しになったの。そして、Jちゃんが知り合いの日本人を呼んでもいい?って聞いてきたの。どんな人?って聞いたら、フランスで大学院に通ってる日本人の女の人って言ってたから、ホントは知らない日本人をウチに上げたくなかったんだけど、まぁ大丈夫かなって承諾したのさ。

しかし、当日来たのは、Jちゃんのバイト先の日本料理店の同僚の、例の女の人、その彼氏の3名の日本人・・・。一人暮らしのiiinuの家にはそんなに食器もないし、しかもご飯だって足りないよ〜。しかも、この人たちほとんど手ぶらで来たのに、「食器がない。」だの「飲み物がない。」だの不満ブーブー。しかもJちゃん、約束のお肉料理は「忘れた。」とか抜かすし。

しょうがないから、iiinuはママが持たせてくれた日本米(ホントは使いたくなかったのよ、このお米はすっごいiiinuには意味があるものだったから)を半分炊いたの。でも、寿司のネタはそんなに買ってなかったから、どうしようって思ってたら、Jちゃん、冷蔵庫とかいろんなところいろいろ勝手に開けて、「これ使えるよ。」とか言ってるから、ホントにアタマに来た!しかも、さらにアタマに来たのは、せっかく炊いたお米、「ドイツのお米とあんまり差がないね。」とか言い放った、見知らぬ日本人達!

怒りがかなり爆発しそうだったけど、クリスマスだし、日本人だから我慢したの。でも、この客が帰った後、汚れた部屋を掃除していて、なんか泣きそうだったわ。この年はiiinuには大変なことが多くって、辛い年だったの。クリスマスまで、こんなヒドイ目にあうなんて思っても見なかったわ・・・。

Jちゃんは悪気がある訳じゃないんだけど、悪気がなければ何をやってもいい訳じゃない。多分、iiinuとは合わない人なんだろうね。Jちゃんについての愚痴を書くと、止まらなくなっちゃうから、この辺で切ろう。

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