ヘア・ニーチェ 


現在、一番タンデムをしているのは、合気道家のベンヤミン・ニーチェ君である。

彼は現在TUで生物学を学んでいるが、将来的には日本で内弟子として合気道を極めるという目的の下、日本語を勉強している。

彼とは専ら、敬語の使い方を勉強しているので、ベンヤミンというより「ヘア(男の人への敬称)・ニーチェ」という呼び方がしっくりくる。でも、ヘア・ニーチェもステファン先生とほぼ同い年、つまりiiinuの弟と同年代である。

なぜ、ヘア・ニーチェとタンデムをすることになったのかは、現在iiinuが住んでいる環境が発端にある。

iiinuはドイツ人カップルの家の一部屋に間借り(WGというシステムで、ドイツではごく当たり前のこと)をしているのだが、このカップルが合気道を習っていて(っていうか彼女の方はトレーナーとして指導をするくらい、趣味の分野では語り尽くせない領域である)、この2人に連れて行かれた「合気道家、夏のカヌー大会」で、ヘア・ニーチェにiiinuはスカウトされたのである。

当時、ステファン先生はアメリカ旅行中(テロのあった時である)で、戻りはいつか不明だったし、大学が始まる前に会話力、特に教授との会話がキチンとできるようになりたいって思っていた、iiinuには渡りに船!

ここに新たなタンデム・パートナー、ヘア・ニーチェが誕生したのである。

ヘア・ニーチェはステファン先生とは反対に大きいドイツ人である。
でも、一見しても何見しても合気道家であるとは思えない、ヒョロっとした感じで、洋服もごくごくイマドキで、バイクにも乗ってる。顔も子供顔でカワイイ感じ。

しかし、時々見える合気道の影は隠し切れない。

例えば、学校用のクリアケースに貼ってある「合気道シール」、部屋が暑いとセーターを脱げば(ドイツ人って部屋が暑いとセーター脱ぐんだよね、カーデガンなら分かるけど、セーターは違うだろ!)、下には「合気道Tシャツ」が・・・。

合気道の影を発見する度に「よっ、合気道家!」って感じでからかうと、妙な言い訳をするので、結構カワイイ。

ヘア・ニーチェ、来学期、もしiiinuが修士論文を書けるようだったら、可哀想だが、タンデム・パートーナーとして最低10ページは添削をお願いするよ、よろしくね〜。

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