≪オーロラの彼方に≫固定撮影の応用(In -30℃の極寒地編)

◆固定撮影の一番の魅力は、大掛かりな機材を必要としない点だと思うと以前書いたが、こと-30℃の
極寒地ではそれなりの準備が必要なことが分かった。とにかく、寒さでカメラのあらゆるものが凍り付い
てしまう。 ピント、絞り、フィルム、シャッター、レリーズ何でもかんでも凍りつき、まともにシャッターを押
すことすらままならなかった。

▼今回の撮影で、現地での試行錯誤の末たどり着いた回避策としては、
  1.【撮影をしない時は、カメラは出来るだけ暖かいところへ避難させる】
  2.【撮影時もカメラにタオルを巻く等、なるべくカメラを外気に触れさせないようにする】
  3.【フィルムの巻上げは細心の注意を持って行なう

だと思いました。とにかく、良いオーロラが出たらすぐにカメラを出して露出を変えてとりまくり、ある程度
オーロラが消えてきたらスグに室内でカメラを解凍することが一番だと思います。その際は、チャンとビ
ニールに入れておかないと結露でスグカメラが水浸しになってしまうのをお忘れなく。

とにかく寒さに負けない根性さえあればOK。ドンドン遊んでみよう!!。






◆2003/1/1 【火を噴く!!】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-K2
レンズ;COSINA 28mm F3.8
フィルム;
撮影;F3.815分露出

☆≪コメント≫
火吹いています(^^;。この後、キース爺は暖炉に雪放り込んでたっけ。
画面右上にはアラスカ国旗の北斗七星をあしらってみました。









◆2002/12/28 【赤いオーロラ〜】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-K2
レンズ;PENTAX 17mm F4
フィルム;
撮影;F460秒露出

☆≪コメント≫
オーロラ観測初日に出た赤いオーロラを何とかカメラに写そうと右に左に
頑張ったのですが、如何せんオーロラが早く動きすぎたのか上手く写って
ませんでした(T、T。

でも、その方が自分の心の中にあるあの時の光景を何度も思い出そうとし
て良いのかもしれません。時間が経つにつれその心の中の光景は変わって
いってしまうかもしれませんが、それもまた良いと思います。

・・・写真や記録に残らないことの方が大事なことが多いのですから。










◆2002/12/28 【白いオーロラ〜】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-K2
レンズ;PENTAX 17mm F4
フィルム;
撮影;F430秒露出

☆≪コメント≫
こちらもオーロラ観測初日に出た白いオーロラ。
新体操のリボンのようにはためいていた光景は
この世のものとは思えませんでした。
あまりに早い動きだったので露出は短めにした
のですが、それが仇となり露出不足です。。。









◆2003/1/1 【オーソドックスオーロラ】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-MZ3
レンズ;PENTAX-FA 35mm F2
フィルム;FUJI Superia IOS800
撮影;F2120秒露出

☆≪コメント≫
北西から頭上を通り南東の方向へアーチをかけるように出ていたオーロラ
ですが、35mmではその全貌を捕らえることが出来ませんでした。画面の真
中にあるグチャッとした星の塊は、おうし座の“スバル”です。フェアバンクス
市内の
明かりが左下で金色の輝きを見せてくれ、素敵な一枚に仕上が
りました。








 

◆2003/1/1 【炎上(その1)】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-MZ3
レンズ;PENTAX-FA 35mm F2
フィルム;FUJI Superia IOS800
撮影;F230秒露出

☆≪コメント≫
上の写真のアーチ型オーロラの南東側。こちらは燃え盛る炎のように揺れてお
り迫力がありました。

画面下には一緒に見た仲間も写ってます。基本的に私は実際に見た時と同
じ臨場感を天体写真を見たときも味わいたいと思っているので、このよう
に人物もシルエットにして撮ることが多いです。「そこにいるのは誰です
か?」って思わず声をかけたくなります(^^。
キチンと顔を写してオーロラとの記念撮影を行なう場合は、この人たちに
フラッシュOR懐中電灯で明かりを当ててあげればOKなのではないかと思い
ます。








◆2003/1/1 【炎上(その2)】

≪基礎データ≫
撮影地;フェアバンクス(キースハウス)
ボディ;PENTAX-MZ3
レンズ;PENTAX-FA 35mm F2
フィルム;FUJI Superia IOS800
撮影;F220秒露出

☆≪コメント≫
今回の宿泊先となったキースの家+オーロラを収めた一枚。構図的にはあまり
上手くなく、何かキースの家が燃えてるみたいになっちゃいました(^^;。

それにしても、今回もPENTAX-FA 35mmはF2での撮影にもかかわらず殆ど周
辺減光や収差が見られませんでした。ホント毎回驚かされます。オーロラ撮影は
結構短期勝負な部分があるので、このように明るいレンズは重宝すると思います。