「黒スーツの彼方へ」


〜解析報告No.1〜 





で、「何故黒スーツはかっこいいのか?」ということについてこの場で明らかにしていこうという目的のため、ワタシは立ち上がったのだ。  
ここでは、まずよい面と悪い面とを比較検討することにより、
黒スーツの核心に迫りその上で新しい提言としての「未来の黒スーツ」へと飛躍させていこうと思うところであります。


題して、  

「 Beyond The KURO Suit 〜黒スーツの彼方へ〜」


< よい面 >


 急に結論になるが、まずかっこいいということに尽きるのではないだろうか?



黒い服と言うのはある程度のスタイルの引き締めを可能とし、また加えてスーツはその公式さからくる
緊張感とデザインにより、着ている人をさらにかっこよくミステリアスに見せるのだ。  



しかし、勿論と言っていいが、それ自体がミステリアスなオーラを放っていることにも大きなかっこいい要因がある。 
元来、歴史的にも黒(black)はミステリアスで神秘的なものを持っていた。




夜、光で照らすことができなかった時代から、今でも夜の闇を、人々は恐れ、おびえながら、
その雰囲気に抗いがたい畏敬すべき思いを抱いてきたのだ。
その黒を身につけると言うことは、人々が畏敬するものに近づきたいという憧れに他ならないのである。



 また、それと融合する名誉を与えられたスーツはあまり歴史は古くない。
絶対主義時代の男性なぞ着飾るものだった。ルイ14世の肖像画をみてみるがいい。


白タイツをまとったその姿に「バカか?」と思うこと請け合いである。


この人に一言言うとすれば、せめて「黒タイツをはけ!!」と言うほかにないであろう。



これで、ミステリアスな太陽王の完成である。
大体なぜ、大いなる力の象徴である黒を彼らが身につけなかったのか甚だ疑問である。
 
ただ、「今とは男性の服装の視点は違う」らしいので、これ以上は止めておこう。

そこでである。

その「昔とは男性の服装の視点が違う」ことがスーツの所以であるといえるのではなかろうか?
着飾るべきであった男性の時代が終わり、慎み深く思慮深い男性の時代がまさに到来したのである。


その代表格がスーツであるといえよう。


それは、女性の理想の男性観であり、また男性の理想像でもあり得るのだ。
これで完璧である。
特に女性は影をしょった男性に、憧れを抱くらしいので黒スーツは正に「全身影」であるのでより好むのではないだろうか?
 


ここで、反する例を否定することにより、黒スーツのすばらしさのこの時点での結論を確認したいと思う。
ちなみに、「黒スーツそのものの魅力」にしぼってみるとする。


空中に、「 」が浮いている。




これでは、ギャグであるとしか認識されないではないか!?
黒でないとミステリアスさも憂いもその他もろもろもスーツからは失われてしまうのだ!!
お分かりいただけるであろうか?




空中に、「黒スーツ」が浮かんでいる・・・。




・・・・・・・・・・なんっっと素晴らしい!!!

それそのものだけで、孤独やそれを望んでしているようなミステリアスさや、


果ては意志の強さまで物語るようではないか!!?

よって、結論たると言えよう。


< 悪い面 >

 黒スーツはいろんなものに間違えられるのが欠点だ。  
なんと言っても喪服に間違えられることであると言えよう。


だが、何故か女子は喪服の方が好きな場合も考えられる。
深くは突っ込まないでほしい.

要するに、女子は憂いが好きなのだ。
勇気のある人で、女性への一発逆転的なプロポーズには黒スーツが有効かもしれない。  




 次はマフィアのイメージで道ばたでは、怖い印象を持たれることである。
映画に出てくればかっこいいだろうが、道ばたでは不審者である。
想像してほしい、道ばたで貴方が黒スーツをかちっと着た人がいたとしよう。


しかも、場所は人通りのない田舎道。



貴方は明らかな恐怖を抱く
に違いない。



ここで、わたしは一つ提案をする。

黒スーツを着て、こういう状況で不審者に思われたくないならば、
次の瞬間イメージをひっくり返すことだ。

一番その場に居合わせた人は、自分に危害が加わることを恐れている。
ならば、危害なぞ加えないことをアピールすればよいではないか?

しかし、ダイレクトではいけない。
あくまでも間接的にである。
ここに、三つの具体例を挙げておこう。 参考にしてほしい。




@「おふくろ〜っ、なんで死んだんだよ〜っっ!!」

と叫び、泣き崩れる。

喪服に見えることを逆手にとった理性的な判断である。




A「奥さん、バス停はどこですか?」

と謙虚な声で話しかける。

誰だって迷うこと はあるものだ。謙虚な声で奥さんも警戒心をゆるめるだろう。





B「奥さん、わたしはこういうものですが。

と、偽の警察手帳を出し、

協力を求める体力派の刑事を示すためスクワットをしながら近づく。
警察という社会的信用を利用する。こんな田舎にも来る体力派である。




これで貴方も安心して黒スーツを着れるであろう。

問題点は解決できるものである。


以上が分析結果である。

この点をふまえて、新世紀果てはこの先の未来に黒スーツがどのような役割を果たしていくのか考えていきたい。


< 新世紀の黒スーツへの提言 >


歴史は繰り返すため、また「男性が着飾る時代の上での黒スーツ」が現れるであろう。

しかし、黒スーツは国際標準服として英語のような扱いを受けているため、
それ自体は廃れることなく、新しい飛躍として素材に変化が現れる。科学の発展がそれを助ける形となり、



「次世代型黒スーツ」
としての確固たる地位を固め、黒スーツを通し、通信が可能となり、
道ばたで独り言を言っているように見えるが、黒スーツ(を通して相手)と会話できる時代がくるであろう。




また、「男性が着飾る」から「女性が着飾る」ようになったように、ここでも歴史は繰り返し、
女子が好んで黒スーツを着用し、外見面での男女の見分けはあいまいになり、

今まで男女差別で苦しんだ女性の地位が向上するであろう。   




来たる未来に向け、黒スーツはまさに先駆けとなって行くと予想されうる。