「
老人と海」
昔、、、小さな島に一人の漁師が住んでた
その漁師、若い頃は立派な船乗りだったんだけど、もう年老いて一日中海ばかり見てる
家族がいるのか、それは解らないけれど、ある日一匹のカジキマグロと出会う
もう若くはないから昔の様に釣り上げる事が出来ない
その日からいつか釣り上げてやろうと、今日も海を見てる
カモメが空を飛んで、嵐が来て、夜が来ても海を眺めて、
まるで友達を思うみたいに、じっと海を見てる
ある日、晴れた朝に老人は船を漕ぎ出す
もし、アノ頃のような力が自分にまだ残っているなら、またアイツに会えるかもしれない
船は波に揺れ、太陽が老人を照らし、海の真中で老人は再びあのカジキに出会う
オールはもげ、海水をかぶり、腕に残る最後に力で老人はカジキを釣り上げる
カモメ カモメ
余りの大きさにとても船には乗せられない
老人はカジキを釣り糸ごと船で引っぱり、島へと向かう
カジキは何も言わない だけど老人は終に捉えたこの大物に何度も話し掛ける
自分の生きてきたこれまでの事 海と太陽の話
友達は何も言わず、カモメは空をゆっくりと飛ぶ
もうすぐ島が見える頃、海が揺れ太陽は雲に隠れ、カモメが消え、、
船の周りを真っ黒なサメの大群が取り囲む
海面を切ってサメは船に襲い掛かり、カジキに食らいつく
海が真っ赤に染まり、波は高く、老人は何度もサメを折れたオールで追い払おうとする
老人は島に帰っても一人だし、待っている人も待つ人もいない
年をとりすぎた
島に着いた頃、船は砕け、オールは流され、友達は骨だけになっていた
老人はいつものように家に帰り、、それから長い時間が過ぎて、
老人は今日も海を見てる
夜の海 冬の海 夏の海
だけど、もう二度と、船に乗ろうとはしなかった
彼にはもう少しの力も残されていなかった。
今日、久しぶりに「ヤス」と「タイ」ちゃんと一緒に飲んだ
ただ、ワイン開けて、話をたくさんした。
「ヤス」も「タイ」ちゃんも死ぬのが怖いらしい 俺にはわからない
30後半になって、年とっていくこととか、生活のことだとか。
今までの19年を思い出して、あぁ、俺何してたんだろうな、って思う
やり直したい、とかじゃなくて、何やったんやろう、と。
だけど、煙草吸って、はしゃいでそれで楽になったんかなぁ 救われたんかなぁ
きっと明日になってもまた「やり直したい」って言うんだろうか。
年とって、37になった頃それでもやり直したい、そう言ってる自分がいるんやろう。
そういうのとは、決別したい
これは、一休の言葉らしい 彼が「狂雲集」に書いたらしい
今日からやり直したい
10年先、20年先の未来から今19歳の俺に戻って来たつもりになって、
あの死体みたいな未来を防ぎたい。
全部やりなおしたい。
「ヤス」も「タイ」ちゃんも、
どっちの顔の時でも僕は大好きです。
なんか、朝の海とか2人で一緒に見に行きたいなぁ、、。
アナタは、一体誰なんだろうね。
今日の一言
「
オマエに昨日の夜中話したことは
別にオレが急に偉くなった訳じゃなく三十七なり。
オレの青春は終わったけれど明日もあさってもオレはやって行くから
ひとりでいる時には様々なことを考えようとしている
偉大な人たちの考えを辿った気になって
オレの部屋には理解を超えた本と むなしい気分がつきまとってる
感じろ 思え おのれ自身のココロで そんなことをオマエに話した
タバコをふかしながら町を歩いた 失われてく情熱をオレは歩きながら感じた
車が過ぎて オレを通り越してゆく タバコをふかすオレを
汗さえ流れぬ町を行くオレ
天国でも地獄でもなき今を 三十七のオレが歩いていた
そんなことをオマエに言った
」
(エレファントカシマシ"覚醒-オマエに言った-")
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