さて、、、そこで僕は考え込んでしまうのである
ココ最近の生活は決して悪くなかったはずだ
今日はここ3日ほど部屋に入り浸っていた朱さんと交大でナンパすること3人
それは決して生殖器同士の摩擦を目的とした、まぁ簡単に言えば性交目的のそれではなく
皆で晩御飯をとり、電話番号を交換しお喋りをして、、まぁ悪くは無い日だった
GWが始まってからようやく今日やっと一人の時間が取れ、
僕にとって一人の時間というのは凄く重要なので
今更キルビルやら、岩井作品やら、村上春樹やらを読んだり見たりしていたわけでる
できるなら毎日の思いや出来事は文字ではなく、
それ以外のもので表現すべきだし、熱く語るような事もしたくない
けれど僕はたかだが19,20で、しかもあいにく脳タリンであり、
そして交大に限らないが、漢語本科で最悪の発音でマーマー言っている、
これまた脳タリンなボンボン留学生(まぁ僕もだけど)にも劣る人間なわけで、
とりあえず今手元には太宰の「人間失格」が読みかけのまま放り出されている
中国では間違って閉店後のスーパーに入ると
「シッシ!」とまるで犬を追い払うかのように手を振られ、
ニュースキャスターは「聴一下〜」とまるで市場のオバサンのような口調で
「GWに入り、本日も〜〜枚の航空チケットが売られました〜」とブラウン管越しに語りかけ、
本来なら何万人が出国〜とかだろ!金のことばっかりかよ!
とTVの前で僕はそれに向かって声を荒げなくてはならず、
けれど実はOK上海に出たり、中国B株等と言う物も買ってみたいとも思っている自分も確かにいる
そして「カメハメ波」が「
沖撃波"チョンチーポー"」、
または「
亀仙波"グイシエンポー"」であるだとか、
韓国のペイヨジュンが元・黒社会の人間だとか、
でも日本では女性自身なんかで特集が組まれて、ベッカムよろしく「ぺー様」なんて呼ばれている事も
じゃあ相方は「パー子」かよ!なんて思ったりすることも本当の所、今日の日記にはさして関係が無いことである
さて、である、、、、そこで僕は考え込んでしまうのである
朱さんは一言「リキちゃんは信用される顔ですね」と笑った
そして今ブランキージェットシティーのインタビュー集「ワイルドウインター」を読んでいるのだが、
これらは僕が今まで失ってきたもの、そしてその代わりにこれから得るであろうものと、
一体どのような関係でもって04年5月5日、この子供の日の今日、僕の前にその存在を主張するのであろうか
思うに、TVも音楽も勉強も明日があの人の誕生日である事も、さして意味があるようには思えない
さしてイイとも思えないし、それほど重要であるとも思えない
「タツヤ」という人間がしきりに「兄ちゃん腹が空いたのぉ・ほうじゃのう〜」と熱く語る事も
それを見て何かを感じる日本の誰かも、それほど特別でも素晴らしいとも思えない
甲本ヒロトが「リアルよりリアリティー」と歌ったように、
リアルに感じられないのではなく、タツヤがいくら世界の美しさを叫んでも
この世の中にはそれほどリアルなものなど、初めからさして存在しないようなこの感覚を、
そうどんな人間でも抱えているように思えてしかたがないのである
とりあえず理由は分からないが明日も僕は生きて大家に会ったり、練習したり、ご飯を食べたりするわけで、
「そういうふうにできている」と言ってしまえば簡単なのだが、
こんな日記を書くのは一体どういう理由か??
そしてこんな日記を今PCの白い画面の前で見ているアナタと僕は、これまたどういう理由からなのだろうか?
解っているのは、僕がいくらスパゲッティーを茹でようが、
女からは電話は掛かってこないだろう、という事と、
読者もこんな日記を読んで特に得るものはなかろう、という事である
そしてそのような非常にボンヤリとしたGWに、何故大学になんぞナンパしに行ったのか?ということである
そこで僕は考え込んでしまうのである
(以下繰り返し)
今日の一言
「
なーんだ! オレ、ヒトリボッチ!
私はいぶかしく、自分の身の周りを眺め回しながら、
今更のように、孤影悄然の、オノレの状況に気がついた
そこで大アワテの思い入れになってみたが、
今日が日まで、自分のヒトリボッチに対してこんなメザマシイ程の初々しさを、感じたことがない。
そうだ。あの古靴の中に、啼いているコオロギを一二匹かくしこんで、
思い切りよく、パリの安宿にでも、逃げていってしまいたい。
あのパリの安宿に向かってだ
」
(壇一雄「火宅の人」)
5月 6日