「幽霊船」


この世界のどこかで今も走る1せきの船それは 
昔 イナゴに襲われなおも  黄金を探した アヒルの船
 今じゃすっかり 古びてしまい 
朽ち果て忘れられた王者
人は呼ぶ 幽霊船と。
アホウドリが教えてくれた。  

枯れ葉のような船が通ると 船長さんはご自慢の
 トランペットで合図を送る。 もうすぐ潮の流れが変わる。
流星が 流れる夜はガイコツがトランプを並べ、
コウモリと金のワニとが炎の中にルビーを思う。

明日も明後日も 幽霊船は旅を続けて行くだろう。
 コウモリとガイコツと 時計を食べた金のワニを連れ。
南の島に眠るという マイナス0度のルビーを探し
ウサギの耳をたよりに アホウドリが教えてくれた。

大きな 大きな船長さんが尋ねる お前も 一緒に乗らないかって。
大きな 大きな船長さんがふざけて いつかは お前も 一緒に旅しようぜって。
大きな 大きな幽霊船が走る 誰かを 思い出そうとトランペットを 鳴らしながら




「航海」とセットで出来た曲です。
子供の頃読んだ「不思議を乗せたアリエル号」、というお話をもとに作りました。
どこか怖い、だけどドキドキワクワクしている。
いつか、絵本にしたいです。
ちなみに、「枯葉のような船」というのは、まちがいなくハイロウズ。
べつにアホウドリが出てくることに意味は無いです。
そして、ここだけの話、このサイトの製作段階の仮タイトルは「阿呆船」、
その前は「奴卑訓」でした。(どちらも大好きな舞台から)