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「またおなかが減ってしまった・・・・」 カワセミは自分が腹が減る度に生き物の生命を奪わなくてはならない事に、疑念を抱いていました。 今日はすでに8匹の魚と2匹のトンボを殺しました・・・ そして、まさに今自分の止まっている木から下に見える池で顔をプカプカ浮かせている魚を狙っています・・・・・ ・・・・・・・・ピュッ・・・・・・・・・ また殺してしまいました・・・・・・・・. 口の中でその 魚がもがき苦しむ感触を感じながら・・・・ 「自分はここまでして生きる今はなんなんだろうか?」 カワセミは未だにその答えが分からずに生きています・・・・・ もちろんそんな事分かる生き物なんていません。 ただ考えている間にも、またおなかが減り何かを殺す時が訪れ・・・ 「一体どれだけの命を奪えば良いんだろう?」 今日もまたカワセミは自己嫌悪に陥り嘆き悲しんでいる様子です・・・・ しかし、生命を奪う行為に歯止めをかける事もできません・・・・ ・・・・・・・ピュッ・・・・・・・ 結局今日も殺しました・・・・・・・・ 今日は魚がもがき苦しまない様に一気に飲み込んでみました・・・・ しかし、魚を殺した事実が消えるわけでは無い事はカワセミ自身が重々分かっています。 そんな日々が続いたある日・・・・・ 物凄い勢いで何か大きな黒い物体が飛んできました。 カワセミがそれが何であるか察する間もなく いきなり目の前が真っ暗になり・・・・・ その後体中にいきなり痛みが走り・・・・・・・ そこで初めて今自分が皆が恐れる鷹の口の中にいると気づきました・・・・・ カワセミは精一杯羽を上へ下へ動かしもがきました・・・ でもその時やっと初めてカワセミは今まで自分が悩みぬいた答えがわかった気がしました。 そして、それが確信に到ると カワセミは全くもがきませんでした・・・・ カワセミはもう悩むことはありませんでした・・・・・ |
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