夏合宿での出来事

 この合宿(2001年夏)は凄く楽しかったんだけど、ある意味では最低の合宿でした。そんでどの意味で最低なのかっていうことなんだけど、この合宿は部員が真っ二つに別れた合宿だった訳。簡単に事情を説明すると、部長がいて、部長派とアンチ部長派。

 合宿が始まった当初はまだ良かったんだよね。部長の事を嫌いな奴は俺を含めて数多くいたけど特に大きな事件とかはなかったからね。それが事は初日の夜、そう初日!!その夜に俺たち部員は1つの部屋に集まって飲み会をしていたのよ。そんなに大きな部活じゃないし、合宿も強制っていうわけじゃないから部員の数も15人位で1つの部屋に収まってしまう位なのさ。それで俺たちは違う部屋だったんだけど部長のいる部屋で飲んでいたのよ。
 でも飲み会って時間が経つに連れて段々とばらけていくよね?案の定この飲み会もそうだったんだ。んで、俺たち(しつこいようだけどアンチ部長派ね)はそのまま部屋には戻らないで宿舎の階段の踊り場にあるソファーに溜まってだべってたんだよね。そこで俺もそこに行こうと思ったんだけど、ちょっと用があったから部屋に戻ろうとしたんだよね。そしたら部長が俺に近寄ってきて、「部屋の鍵貸して貰っていい?」って言ったのよ。俺が「何に使うの?」って言うと、「シャワー浴びたいから(その部屋はアルコール類を浴槽で冷やしていたために使えなかった)」って言ったから、じゃあしょうがないかなって感じで俺も部屋から出るし、部長に鍵を貸したんだよね。

 そんで俺はその後階段の踊り場へ合流して、30分位かな?みんなと話していたのよ。んでもってそろそろって事で俺たちが部屋へ戻ろうとすると部長が部屋からタイミング良く出てきて、俺たちも鍵を受け取って部屋に入ろうとしたんだよね。

 すると部屋の鍵がかかってない…。「なんて常識のない馬鹿なんだ!!」って俺たちが部屋へ入っていくと、何故か1年の女子が……

 こんな時ってあんまりシュールな雰囲気にならないで普通茶化すよな。「おい、この部屋使って何してたんだよ〜(笑)」「あいつと出来てたんかよ〜(笑)」ってな具合にね。ちょっと本気でヤッタかな?って思ったけどね(笑)

 そしたら女の子は照れ笑いしながら部屋を出ていって、その後は俺たちもおもしれ〜事があったな的な会話をしていた位なんだよね。



(時が経つこと約10分)



@俺たちの部屋に無言で部長が入室
Aまっつんの傍らに立つ
Bいきなりまっつん(同級生)の胸ぐらを掴み、
「お前あいつに何言ったーー!?」「あいつ泣いてたぞ
(虚言である可能性大)!!」「俺は傷ついた!!!」と連呼(まっつんのTシャツはビロンビロン)


 何が起きたかと思ったよ、余りに突然の事だったんでね。まぁそりゃあそんな事になったら俺たちも止めるわな。取りあえず俺と山崎(現2年、当時1年)で部長の両手を掴んで、そりゃあもういきり立つ馬車馬の如く鼻息ふんふんの馬鹿部長を納めようとしたのよ。そしたら言った言葉(何て言ったかは忘れた)に対して「その言葉の意味しってんのかよ?」とか言い出す始末。もぉ見てらんない。んでもって山崎からは(注:念を押して置きますが山崎は1年生です)「部長らしくないっすよ!」なんて言われちゃう始末。もうね、アホかと、バカかと。まだ入部して5ヶ月位しか経ってない1年生からそんな言葉が出る位だよ、マジで笑いそうになったわ!!関口の言葉を借りるとマジでファンタジー出しまくりでしたよ。

 まぁ10分〜20分位かな?一通り喋ったら少しは気が鎮まったのか、そのファンタジスタは「ふざけんなよ!!」と捨てぜりふを置き土産に部屋を出ていきました。

 このアホがなんかやらかすとこの後は必ずと言っていいほど俺の出番、…(ほ〜ら来た)



 俺の携帯が鳴るんです。



 普段は俺の悪口を言いまくってるくせにこういう時に限って俺を頼ろうとするんだよね。まぁ俺も興味が有ったんで話を聞きに行きましたよ。真っ暗闇の宿舎のロビーへね。こういう時のこいつの心境っていうのは同情して貰いたいだけだっていうことは俺も分かってるから、どうにかこうにか「1年生は合宿を楽しみにして来てるんだぞ、どうすんだよ(山崎の他にも1年生は事件部屋にいました)。」とか言ってみて突き放そうとしたんだけどね…結局バカは死んでも治らないから効果はあんまり無かったみたいですが…

 その後からだね、俺たちと部長達の間に完全なる溝が生まれたのは。その後は飲み会が有っても会場には円が2つ。絡み一切無し。こんな状況だったかな?

 まぁそんな状況は俺たちにとってみればどうでも良かったことで、むしろ話のネタにして楽しんでいたんだけど、最終日の前日、ファンタジスタが俺たち(俺・まっつん)に「ちょっと話がしたい」って言い寄って来たのよ。まぁ此処まで読めば分かるでしょ?そう、その通り、ご名答、部が2つに割れている事についてです。
(でもここにはもう一つ裏話があって、次の日4年生が来るということで、部の雰囲気が悪いと言うことは部長である自分の面子も潰れるという事になるので、どうにかして1日だけでも取り繕っておきたいと思っていた訳なのです。本人は何も言っていなかったけど、俺たちにはバレバレでした。)

 そういうことで話をする事になって、そこで雰囲気が悪くなった原因について話し始めたんだけど(部長がね)、まぁそこでもこのバカのファンタジーっぷりは凄まじいものがあって、本当ならこのバカ1人の責任なのに「あいつが」「あいつも」なんて言い出すわけです。本当にこの無神経というか超妄想家というか、このイカレポン吉はきっとこれを読んでいる人の想像を絶する人間(非人間)だと思いますよ。

 そこで俺も試しに「あいつら(1年女子)も」って言ってみたら、ここでやっと本題(いや〜長くなったな…)


あいつらはまだ子供だからさ…


って言ったのよ。
(この後は俺の考えに続きます)