| INSOLENCE "REVOLUTION" | ||
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今回紹介するCDはINSOLENCEの“REVOLUTION”です。インソレンスのメンバーを紹介すると、 メック・ワン(MC) マーク・ハーマン(MC) ポール・ペリー(ベース) ジェリー・ダラロ(DJ&ターンテーブル) マイク・ローワン(ギター) アーマンド・カルデナス(ドラムス&ターンテーブル) という5人構成となっています。彼らはアメリカのカリフォルニアにおいて、中でも東ではなく、NO CALと呼ばれる北部出身で、ハイテク産業のメッカとしても有名なシリコンバレーはサンホゼにあるカクタス・クラブをホームグラウンドに、カリフォルニア周辺で精力的なライブ活動を行ってきたバンドです。 彼らのサウンドの特徴として僕が思うところは、このINSOLENCEというバンドがドラムス&ターンテーブルを担当するアーマンドを中心として結成されている所にあると思います。つまり、彼らの音楽を一言で括ってしまえばミクスチャーと言うことになるんですが、中でも非常にhip hop色の強い曲調になっていると言うことです。 また、彼らのルーツには、アンダーグラウンド・ヒップ・ホップ、レゲエ〜ダブ、パンク 、メタル、ドラム&ベース、スカ、ファンク、オールドスクールと実に様々で、アーティストで言うならKRSワン、セパルトゥラ、ブラック・フラッグ、ウータン・クラン、リー“スクラッチ”ベリー、インヴィジブル・スクラッチ・ピックルズなど。特に影響を受けたのはバッド・ブレインズで、彼らの音楽には、ヒップ・ホップとメタルとレゲエが重要な位置を占めています。 よく、彼らのことはリンキン・パークの後釜のように呼ばれることもありますが、比べてみると、リンキン・パークはどこか寂しい感じがするのに対し、インソレンスの音楽は非常にノリのいい楽曲がそろっています。 また、アルバム収録曲はほぼ捨て曲なしで、特に前半5曲くらいは勢いも強くて非常にお気に入りです。しかも楽曲全てが上手い具合にサンプラーなどが組み込まれており、曲自体の表情などがはっきりと別れていて、よくこの手のバンドに見られがちな勢いだけで曲調はどれも同じというような状況には陥っていません。 彼らのプレイは、1曲目“DEATH THREAT”は非常にhip hop色の強い感じで、2曲目“HEAD 2 HEAD”はサンプリングされているサイレンの音が非常にいい表情を楽曲に与えています。また、4曲目の“NATURAL HIGH”は曲頭のスラップベースが非常にファンキーで好きです。その他の曲も各パート毎にかなり凝った作りになっているので興味のある人は聴いてみるといいと思います。 また、彼らの歌詞も非常にメッセージ性の強いものになっているので、そこもファンを捉える要因となっているのでしょう。 ではでは、今回はINSOLENCEのREVOLUTIONでした。 |
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| INCUBUS "SCIENCE" | ||
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インキュバスはアメリカはカリフォルニア州出身の5人組 メンバーは ブランドン・ボイド(vo,percussion) マイケル・アインジガー(g) アレックス・カトゥニック(b) ホセ・パジラスU(ds) DJキルモア(turntables) ヴォーカリストのブランドンと、ドラマーのホセは幼なじみで、同じ小学校に通う中だった。その後、ラバサス高校に通う頃には同校のジャズ・バンドにいたベーシストのアレックスともツルみ始め、3人は友人の家で初めてジャム・セッションをするようになる。また、ジャムから数週間後に、同じ高校に通うギタリストのマイケルが加入、インキュバスは結成された。 その後彼らはハリウッドやサンフェルナンド・ヴァレーにあるクラブを拠点にライブを始める。そして、そうした活動の末、彼らの名前はロサンゼルスでも知られるようになり、プライマス・サブライム・311といった人気バンドのオープニング・アクトに起用されるまでになった。 ’95年半ばに、あるパーティーで知り合ったDJキルモアが加わり、現在の布陣となる。引用−INCUBUS,2nd album “Make Yourself”ライナーノーツ(有島博志著)より このアルバムは、インキュバスの1stフル・アルバムです。因みに中央左にいる(見にくいかな?)髭の生えたおじさんはメンバーの誰かのお祖父さんが若かった頃の写真だそうです。 3rdアルバム(Morning view)現在、ヴォーカルのブランドンはこのアルバムについて、まだ自分たちのスタイルを模索中で、当時は人の真似ばかりしていた。と語っています。ですから、インキュバス独特の雰囲気も結構漂っていますが、どこか当時の流行である所謂“ラップ・メタル”等の姿を見受けることも出来ます。 また、この様な言い方から、では現在のインキュバスがこのアルバムを嫌っているのか?ということになりますが、恐らくはそう思っている人もいると思いますが、決してそんなことも無いような気がします。それが分かるのが彼らのギグです。 3rdアルバム“Morning View”発売後の日本来日時、彼らはギグで“NEW SKIN”など、このアルバムからの曲も演奏をしています。ですから、このアルバムも彼らにとっては現在に至るまでの軌跡としてしっかりと受け止め、ルーツにもなっているということなのではないのでしょうか?僕が感じるところ、彼らが失敗作として封印しているような事はないですね。 それでは曲紹介をしていこうと思います。 全体的にみると、後の2nd,3rdアルバムと比べ、スピード感があるという印象を受けます。曲の1つ1つをとってみると、僕の中での1番のお気に入りは3曲目“NEW SKIN”(このアルバムの中では最も有名な曲かな?)です。この曲はスピード感のある曲にラップ・メタルを乗せ、さびの部分で非常に日本人受けしそうな美しいメロディーが非常に印象的な曲です。また、全曲を通してさびの部分はメロディーラインになっていて、彼らのメロディーセンスを感じることが出来ると思います。 1曲目、この曲も僕の中でかなりのお気に入りなのですが(構成は“NEW SKIN”に似ているかな?)、その中でも曲の中に突然曲感が変わる部分があります。そこでプレイされているアレックス(b)によるスラップ・ベース(弦を弾くような音)がもう変態丸出しでイカしています。 2曲目は出だしのサンプリングの音が非常に印象的で、気づくと頭の中で流れている曲ですね。また、サンプリング音ということで注目するならば、5曲目も非常に印象的で、「チャラッチャッチャラ・チャラッチャッチャラ〜」という音は2曲目同様、耳に残る音ですね。 6曲目はインスト曲になっているんですが、残念ながら凄く耳に残るというような印象は受けませんでした。まぁ比較をするなら「リンキン・パーク」の“CURE FOR THE ITCH”が出来すぎているのかな? 7曲目、今更言うのも何だけど、このバンドのターンテーブラー・DJキルモアは非常にいい仕事をしますね。この曲も例に漏れず、曲頭に非常にいい仕事をしています。「ゥワッ・ゥワッゥワッ・ゥワッ」ってな具合に(非常に分かりにくいと思いますが…)ね。後はAメロ部分でメンバーのバカテクを楽しんで下さい。後は今更言うまでも有りません(笑)。 9曲目、個人的には2番目に好きです(“NEW SKIN”の次にね)。結構噂が噂を呼びって言ったら良いのか分からないけどまぁそんな感じで非常にアグレッシブな感じのするアルバムですけど、この曲を聴けば「こんなバラードも有ったのか」とか「これなら2ndアルバムも分かる」という印象を持つことが出来ると思います。そんで曲に至っても非常に良いです。憂いのある感じなんだけど、それでも明るい感じです。まさに「夏のロマンス!!」ですね。とにかくスーパーお勧めの曲です。心にぽっかり穴が開いたら是非聞いて下さいっていう曲です。 10曲目はスピード&スロウ、ハード&ソフトという感じ、転調が印象的な曲ですね。 11曲目は、彼らの高校時代に触れることが出来る曲だと思います。曲の出だしでプレイしているのはアレックス(b)です。アレックスは上の方で書いたように、昔ジャズ・バンドでプレイしていた経験があります。バンドの曲は、冒頭でプレイしている人が作るという場合が多々有ります、昔の(今もかな?)レッチリがフリーから始まる事が多かったようにね。つまりはこの曲のアイデアを出したのはアレックスじゃないのかな?って僕は思うんですね。それで曲調は非常にジャズ色が色濃く表現されています。また、アレックスをサポートする周りのメンバーの演奏もそれはそれは上手いこと、曲途中に挿入されているサックスも凄くいい雰囲気を醸し出しているし、とても格好いい曲に仕上がっています。 以上、途中何曲かは省きましたが、全体的な曲紹介をしてきました(紹介しなかった曲もとっても良い曲ですよ)。 改めて全体を見渡して、やはり注目すべきは、上の方で書いたことの他に、ブランドンの歌唱力です。彼の歌声が 1曲1曲に、さらに色濃い表情を加えていると言うことは紛れもない事実だと思うし、特記すべきことだと思います。 さらに、これも改めてですが、バンドの演奏力や、キルモアによるサンプリングなどもこのバンドの特徴の1つと言 うことが出来るでしょう。 この様なアルバムの後、彼らの音楽は【MAKE YOURSELF】へと繋がっていきます。【MAKE YOURSELF】もこのアルバムとは曲調こそ多少変化しているものの、非常に素晴らしいアルバムなので、また次回、レビューを書こうと思います。 では、今回のレビューで興味が湧いた人がいたら、本当にお薦めのアルバムなので是非是非聞いてみて下さいね。 |
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