香料とは匂いのする物質のことです。香料は身の周りのいろんなものに含まれています。
例えばジュース、お菓子、化粧品です。香料は天然の植物や合成香料に分けられます。化学部の香料で扱うのは合成香料です。
合成香料は基本的にいくつかの原料となる薬品に反応を進める触媒を加えて作ります。原料の薬品自体に匂いのする物質であることも多く、そこからさらに発展させて作るような感じです。合成香料はその性質からいくつかに分けられます。
エステル・・主には有機酸(RCOOH)とアルコール(R'OH)を硫酸などの酸で縮合してRCOOR'を作ります。ジュースのりんごの匂いやバナナの匂いのようなわかりやすく安っぽい匂いは、エステルによるものです。
アセタール・・主にはアルデヒト(RCHO)とアルコール(R'OH)をリン酸などの酸で縮合してRCH(OR')2を作ります。エステルよりは弱い匂いで、酸に弱く、分解しやすいです。
テルペン・・植物系の匂い。例えばかんきつ類やローズ香の匂いの物質。ゲラニオールやシトラールといったテルペンから付加や閉環反応を利用して作ります。不安定ですぐに壊れてしまいます。
合成ムスク・・もとは動物からとれた香料ですが、それを擬似的に合成して作ったものです。うちの部では純度の高いものはあまり作れませんでした。
2005年度班長 羽柴 慎太郎(高2)