少年犯罪の概要

最近の少年犯罪の傾向
 衆目一致の不良少年ではなく、経済的にも安定した家庭で親から大切にされて育った「普通の子」が、残虐事件を次々に引き起こすようになった。周囲の人びとも、当人もどうしてそのような事件を起こさなければならなかったのか、分からない。世間は、勉強を強いていたのではないか、冷酷な育て方をしてきたのではないか、冷たい関係しかない家族だったのではないか、子どもの気持ちをえぐるような叱り方をしたのではないか、などと、残虐事件発生の原因を見つけ出して、自分たちの家の我が子どもたちと、事件の子どもたちとは別なんだという安心を得ようとしたが、無駄だった。自分たちと同じような家族に、あるいは自分たちよりも経済的にも安定し、親の社会的地位も学歴も高く、子育ても丁寧にしていたとしか思えないような家族に、悲劇が起こったのである。それならば、我が家にだっていつ事件が起こるか分からない、という不安が生じるのも無理ないことである。
 さらにこれらに付け加えて、最近起こっている少年犯罪では、まったく無関係の人を誰でもいいから殺傷するという共通の特徴をもつ事件が続いている。(豊田市の主婦殺し、佐賀のバスジャック殺人、東京池袋や横浜の通行人襲撃など)
 凶悪な少年犯罪は私たちの身近でいつどこで起こっても不思議ではなくなったのである。

 

少年犯罪は凶悪化しているか
Juvenile Crimes are Getting Vicious, Really
http://www.wako.ac.jp/souken/touzai01/tz0113.html

 

 

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