今回のテーマは、自己紹介もかねて『鈴木良太郎と将棋について』です。では皆様、し ばらく駄文にお付き合い下さい。 私が、本格的に将棋を始めたのは、高校一年生の時です。特に将棋が強い高校ではな かったのですが、中部棋界にもOBの方が結構います。3つ上の先輩には名城OBの鷹野 さん、静大OBの村越さん、2つ下の後輩には東海学園大の田辺くん、同期だと静大OB のJrがいます。私が現役の時に、Jr以外かさならなかったのが残念です(田辺く んとはかさなってるらしいのですが、お互い知りませんでした。何しろ50人近い部員数 だったのでf^_^;) 入学当初の私の棋力は、今にして思えば8級くらいだったと思います。相手が何の戦型 でも、とりあえず金矢倉に組み、なおかつ居玉で居続けるという極めてデンジャラスな戦 法(戦法か?)を好んで使っていました。うちの部活は、部員数はやたらと多いのに、本 格的にやってる人が数えるくらいしかいませんでした。(当時、部員の多くは幽霊部員で した(>_<) 私が一年の頃、三年の先輩に強い人がいて何番か教えてもらいました。しかし、その先 輩が夏に引退した後は、先輩に教わったという記憶はありません。どちらかというと、試 行錯誤を繰り返し、ガムシャラに自力でここまで来た様に思います。(そのせいか、大局 観が今でも腐ってるし、発狂したとしか思えない鬼手ばかりが目につきます。・・・まぁ 9割方は無理筋なんですがf^_^;だからかもしれませんが、環境のいい名大さんや、うち の米山なんかを見てると、かなり僕は周り道をしてきたなぁ〜などと思ったりします。 当時、私と一緒に将棋に本格的に取り組んでた仲間は私も含めて6人いました。みんな 同期で、同じくらいの棋力だったのですが、この6人の中でのせめぎあいとライバル関係 が結果的には強くなるためにプラスになったと思っています。面白い事に6人ともまった く違うタイプの将棋を指すので、その時の経験は今でもいきています。ここで、5年振り に記憶の中で再会した彼等を、簡単に紹介してみたいと思います。 なんちゃって部長のK川は、全ての戦型を平均して使いこなすオールマイティータイ プ。安定感があり団体では勝ち星が計算できる奴だった。大駒をすぐに切りたがるTちゃ んは、見た目はおとなしそうだが、将棋はクラッシャー系の連続だった。早石田や鬼殺し などハメ手くさい戦法が専門で、とにかく序盤から見てて恐かった。貴公子の様な風貌の D口は、四間美濃のスペシャリスト。クールとはこいつを形容するためにできた言葉だと 思った。名大でいえば竹内さんに棋風が似てるかな。いつもせわしなく動いていたT増は ・・・シャミの名手。とりあえずよく喋る。いつ息をしてるのか疑問に思ったほどだっ た。定跡をはずした力戦型の力強い将棋で終盤が強かった。酔うとちょっとタチの悪いJrは、 基本的には居飛車党。相手がどんなに強くて有名でも「そんなに強くない」と、 全駒にされた後でもよく言ってたf^_^;今でもたま〜に指すがトントンくらい(私的には 納得できない結果なのだが)最後に私は完全な居飛車党。序盤から長考しまくって、いつ も中盤の入口から秒になっていた。受け将棋で、相手の責めを切らせて勝つのが好きだっ た。 私自身たいして強くもないので、こんな事を言うのは自分でも恥ずかしいのですが、と にかく私の高校三年間は将棋とともにありました。今から思えば、異常というか、何かに とりつかれているかの様な日々でした。授業が終わってから部活をして、家に帰ってから 仮眠をとり、朝の七時まで徹夜で将棋をして授業中に爆睡する、という生活が三年間ほぼ 毎日続きました。これは試験期間中だろうが、修学旅行中だろうが、受験一ヶ月前だろう が関係ありませんでした。一日平均8時間はやってたと思います。(その割には弱いよ ナァ〜とか、その時間を受験勉強にまわせばナァ〜とか、人生捨ててんナァ〜とかいう村 越Jr先生のありがたい一言は他にもいろいろあるのですが・・・・割愛!) 高校を卒業して一年間は、自制して将棋から離れていました。(またハマってしまうの は私としても困るので)そして一年後、前の大学の将棋部に入部するとともに、名大の将 棋部にも入部しました(一応三年間部員として在籍していましたが、年間10回くらいし か部室に顔を出していなかったので、認知度は極めて低かったと思います・・・)大学一 年の時は、名大として東海本部リーグに出たり、合宿に参加したり、自分で将棋同好会を 発足させたりと、またもやハマリ街道まっしぐらでした。しかし、大学一年の後半あたり に、編入試験のための将棋禁止令を自らに再発令したのです。そして去年、名市に編入が 決まり、ほぼ二年振りに将棋を本格的に再開したのが今年の二月。最初の頃はまさにボロ ボロでした。定跡は覚えてないし、勘ははたらかないし、5手詰めとくのに20分以上か かるし。将棋ってどうやって手を読めばいいんだっけ?と考えこむほどで、かなり脳が 腐ってました。それでも、五月の個人・団体までには、なんとか指せる様になってから出 場できたので良かったと思ってます。 しかし・・・弱すぎる!今は、高校の時にはあった、鬼気迫る何かがない気がします。ホ ワホワホワ〜ン、フニョニョニョニョ〜ンって感じです。擬音語で無理に表現すると。 『将棋が強くなるためには何が大切か?』これについては、人それぞれの考えがあると 思います。私は自分の経験で言うと、技術面の他に、ライバルの存在、集中力、自分の頭 で考え抜く事、精神力、謙虚さの5つだと思ってます。客観的にみて、私に決定的に足り ないものは集中力と精神力と謙虚さかなぁと思ってます。この3つは私にとって、これか らの大きな課題になりそうです。 大会前のほどよい緊張感と(私はいつも緊張しまくりなのだが。五月の大会などは、試合 が始まる前に5回もトイレに行ってしまったしf^_^;)負けた後の、夜も眠れないほどの 悔しさをいつまでも持ち続けていたいものですね。