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最近「自分はなんで将棋を続けているのかな」と思う事があります。私は高校1年から始めたので、今年で9年目になります。高校の時のチームメイトで、将棋を続けているのは私も含めてわずかに2人です。他の人たちは皆やめてしまいました。「将棋は悪魔のゲーム」そんなフレーズを何かの本で見たことがあります。あまりにもおもしろ過ぎて、他の事が手につかなくなってしまうからです。そして、そんな将棋の魔力に取り付かれてしまった人たちが大学将棋界にはたくさんいます。そして、私のように高校から続けている人、米山や長谷川さんのように大学から始めた人、宮のように囲碁から転身した人など、様々な人たちが大学で将棋をやっています。私もこの9年間で様々なことを経験しました。悔しかったり、焦ったり、うれし涙や感動、負けて自分が嫌になるほど酒を飲んだこともありました。しかし、その過去経験すべてが、現在の私を創っていることに間違いはありません。将棋の魔力が心地よい人にとっては、続けていくことに理由などいらないのかもしれません。後もう1つ、私は、人生において人との出会いが一番大切だと思っています。前の稿でも書いたことなのですが、私は将棋漬けでここまで来ました。従って、必然的に将棋関係の知り合いが多くなります。将棋を趣味にもっていると、本当に様々な人と知り合う機会に恵まれます。将棋には、性別も年代も国籍もまったく関係ありません。「強くなる」「勝つ」という目的ももちろん大切だとは思いますが、その環境をどれだけの人に支えられ、影響を受けてきたかを考えることも大切かもしれません。

ここからは余談ということで、たまに自分でも将棋ロンを読み返すのですが、非常に恥ずかしい。文章力のなさもさる事ながら、人生訓のようなことが多すぎて・・・^^;

恥ずかしいついでにもう1つ、私は将棋=人生だと考えています。将棋の平均手数が90手。大体、平均寿命と一致します。将棋ほど明確な目的があるわけではないので、人生において何をもって「勝ち」とするかは私にはわかりませんが・・・。大学生といえば19〜22歳、将棋で言えば20〜25手。全体の方向性が大体定まったころ、すなわち序盤の駒組が終わったころでしょうか。序盤の駒組が終わると、中盤へ移行します。今まで定跡を頼りに進んできた道もこれからは険しくなっていきます。定跡から外れることも多くなるでしょうし、純粋な個人勝負で答えを出さなくてはいけない場面もあることでしょう。これが、人生で言えば、大学を出て社会にでる頃かなと思います。今までは比較的はずれないレールの上を走っていた私たちも、これからは自分でレール作りから始めなければいけません。どのような将棋になっていくか、どのような人生になっていくかは、これからの自分次第、つまりどれを指しても一局という事になるのでしょうか。

私は、現在高校生の方たちを勧誘しなければいけない立場です。正直言って大きくはない私たちの部では、新入部員が何年も入らないと部として成立せず廃部することもあります。しかし、どんなにか将棋は楽しくて、やってる人たちも魅力的でおもしろい人が多く、こんなにいいものを知らずに生きていくのは損だよ!!・・・と言われたところで、高校生の(しかも将棋を知らない人にとっては)実感がわき辛いかと思います。将棋ロンはその全体を通じて、将棋の魅力を、私の経験や周囲の人々のエピソード、大会の様子などを題材に将棋を知らない人に(知っている人はもちろん)訴えていくことにあります。私のつたない文章ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、私の書いたもので少しでも「将棋」に興味を覚えていただけたらこれ以上の喜びはありません。

私信>ちょっとでも興味を覚えた高校生くん(さん)たちへ

名市大に来てみてはどうだろうか?そして、将棋部に入ってみよう!

絶対に後悔はさせないぞ(笑)

・・・これが本音かなぁ。

「部員紹介D 長谷川綾平 医学部4年」

私が名市大に入学してから一番お世話になっている先輩です。「良太郎、遊びの帝王になろう!」と言われた時はビックリしましたが(笑)将棋はもちろんのこと、考え方や人との付き合い方など色んなことを教えていただきました。「え?俺、お前に何か教えたっけ?」と言われそうですが影響はかなり受けてます(笑)今年に入ってから長谷川さんとは何回も酒を飲みました。そして何回もカラオケに行きました。最近では選曲の方でお互い千日手模様が続いていますけどね(笑)

人柄は、気さくで親しみやすく面倒見が良い方です。将棋に関しては、非常に前向きで努力家な人だと思います。細川さんから引き継いだ部を、ここまでまとめてきたことはすごいことだと思っています。私は、後2回しか団体戦を戦えません。結果が残せればと思っています。