メトロポリスの感想
メトロポリスの映画の映像だけを見たことはありませんでしたが、そのストーリーは昔に作られた映画とは思えないほど、何十年か何百年か先の未来を想像・予想した近未来的都市を舞台としていました。そしてもうひとつ、人間そっくりのアンドロイドが登場したところも、未来的な感じに仕上げてありました。でも、メトロポリスは未来的な映画のように見られる反面、権力者と労働者階級の人々の落差が激しかったり、労働者階級の人々が革命を起こしたりする場面は、映画が作られた時代を物語っているように思われました。
そして、私にとって映画と音楽が融合した作品は初めてでした。映画の画像からの音はなく、4人の演奏者がその場面場面にあっている音を音楽として、様々な楽器を使って奏でているのは見たことがなかったので、変な感じでもあり、また新鮮でもありました。
『アール・ゾイドは、トランペット・サックス・ピアノ・バイオリン・チェロなどのクラシックなものから、パーカッション・ベース・エレクトッリクパーカッションなどの現代的な音楽器までたくさんの楽器を使いこなし幅広い音楽性に裏づけされた重厚なサウンドを生み出す』とパンフッレトに書かれていました今回のメトロポリスのコンサートでは、現代的な楽器であるパーカッション・パッド・サンプラー・キーボードなどが使われていました。
今から80年近く前に作られた映画にもかかわらず、近未来的都市「メトロポリス」が舞台であり、アンドロイドが出てくるように、現代的・未来的な内容にあうような現代的な楽器を使うことによって、メトロポリスという映画をさらに現代的・未来的なものにしているのだなあという気がしました。
しかもこの映画で演奏された曲は、わざわざこのために作曲されたものであったようで、ビックリしました。メトロポリスのために作られた曲を映画との融合で聞き、見ることができて、とても貴重な経験ができたと思います。