2.研究室における名目上の地位とその実情

2-1. 始めに

この文章は私が勤めている研究グループに関する実情をちょっと脚色してお送りします.登場人物については研究留学のページを参考にして下さい.
最近、研究室の大学院生に対して非常に腹立たしいことがおきまくっているので、あえてこのエッセイを書きます.彼等に対する悪意はないのですが、今後の傾向と対策のために恥を承知で書き連ねていこうと思います.従って、文章構成は何も考えていないのであしからず.

2-2. ことの発端

なにもかにもことの発端はJohnという大学院生が2000年秋からUCLAにやってきたことから始まります.Johnという学生については登場人物のところで紹介してある通りに、よくも悪くも「アメリカ人らしいアメリカ人」です.このよくも悪くもということころにちょっと難があります.要するに、よく言えば、何ごともおおらかで、悪くいえば、ええかげんな奴であります.彼に関してはいろいろと良くない性格があるのですが、ここではあえて書きません.

2-3. 実際の症状

作者は2000年10月から2か月半の間、UCLAに研究修行のために出かけておりました.そのとき作者は単なる一大学院生であり、彼の行動自体にはそれほど違和感を感じませんでした.しかし、2001年6月に学会とポスドクの予備尋問で訪米したときの彼の態度は以前とは異なりました.生活になれたせいもあるのでしょうか、その態度は大学院生のものとは思えないほど「横柄」になっていたのです.要するに教授を教授と思わないその立ち振る舞いなどをみていると日本の大学社会で9年も過ごしてきた作者がみると彼の行動は非常に腹立たしい思いがするのです.最近、彼に「どうしてそんな態度を自分の指導教官にとれるのか?」と聞いたところ、彼は「自分の指導教官はシャイで大人しすぎるので、気合いを入れているんだ!」と答えました.そうです、うちのボスは大変シャイで、へたをすると挙動不審者と間違えられそうになりますが、本当は仕事に非常に厳しく、作者にしてみるとその姿勢を見たからこそ、ポスドク修行の場として選んだのだということを彼は露も知りません.ボスはイギリス人ですが、古き良き日本人が持っていた「不言実行」ということを地でいっている人で、何ごとも結果という形であらわす人なのです.その人に対して、「気合いを入れている」んだって...「何様のつもりか?」と内心思いましたが、それは決して言葉には出しません.出すときは作者が10数年ぶりにブチ切れるときです.
その彼ですが、仕事ぶりはどうかというとまあよく頑張っている部類でしょうか.しかし、彼の仕事の発散ぶりは作者に負けていません.面白いことあれこれに手を出してしまい収拾が付かないと泣き言をいうこと数回... しかも、作者が印刷物をとりに計算機室にいくと、彼にとっ捕まって、2時間くらい彼の研究の話や如何に自分が研究がすきな人間かをを聞かされます.そんなこんなで、作者は切れて一言.「夢を語るのはいいけど、目の前の仕事キチンと片付けてからいってね.」とか「大学院生になってしばらくの間は一つの仕事に集中しないと仕事のやり方を覚えることができないでしょう.」といいました.これは作者が大学院生時代によく言われていたことです.それに対して、彼は「これが俺のやり方だ!」と...逆に作者の研究の話をすると、「おまえの研究には全然良くない」と.どのように良くないかはなしてほしいものですけど.そういうことで、現在、彼の勢いには手が付けられません.うちのボスもそのへんを理解したようで、彼のいうことに関しては「good ideaだからやってみろ!」ということの一点ばりとな.それに対して作者はというと、いつものようにコツコツと仕事を積み上げていっては、ボスから足りない点を指摘される毎日.... 要するに、彼にかかって作者の要領の悪さを思いっきり露呈させられて、コケにされる毎日で、これじゃあどっちがPh.D.保有者かわかりませんがな. 論文やポスターを見せろといわれるのですが、英語を見てくれるのは嬉しいのですが、ボスが見ると一目瞭然で「Johnの英語はScientific Literatureを考慮すると余り良くない」といわれてばっさりと削られて、適切な表現とはこうするんだと直されますということで、最近は彼に見せろといわれても 「Paul(ボス)が見てからでないと見せられない.これは作者とボスの間での秘密だからね.」とあしらうようにしております. 宴会や一緒に食事をするときでも彼が一人ではなしっぱなしです.ボスや作者は一切口を挟まずにおとなしくしております.ボスはたまーにキレのある突っ込みを入れて彼を黙らせますが、それでも彼はめげません.もう一人のポスドクのBillの鋭い一言でようやく止まるという恐ろしい光景までみてしまいました.要するに彼の中では、Bill > 自分 = ボス > 作者 という 上下関係ができているのではないかと考えるようになってしまいました. どう考えたって、ボス > Bill > 作者 >= 自分だと思うんだけど....


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