1.昨今の日本における地球惑星科学を専攻する研究者を取り巻く国内事情は、決して明るいとは言えない.
どのように明るくないかというと、比較的若手の研究者の就職事情(非常に少ない公募に殺到するらしい:例えば、助手の公募1名に対して70名くらいの応募があったところも…)、あとは学振ポスドクの採用も私のまわりで聞くところによると、論文等の業績が少なくとも3つ以上ないと採用されるのは難しいらしいです.修士・博士あわせて5年間在籍して論文の3本もかけない自分が悪いといえば元も子もないのですが、現状の大学の研究教育環境(指導教官の教育に対する意識など)では論文3本も英語もろくにできない学生さんが書くのには、それ相応の指導教官や共同研究者の協力なくしては難しいということを分かってもらわないといけないです.そこで、私が思い立ったのが国外の研究者のところに弟子入りをして、自分の英語力のスキルアップは当然のこととして、海外における研究遂行や論文作成のノウハウを学んでいく、つまり、”そこには自分に足りないものがあると思うので、それを探しに行く”(ジュビロ磐田名波選手がセリエAに移籍する時にいった言葉を引用)という思い付き100%な事情で海外研究留学を思い立ったわけです.
2.研究留学の情報に関しては、現在様々なサイトが立ち上がって、かなり詳細な情報を手に入れることができるようになりましたが、これらの情報は実際には”医学・生物学”に片寄ったものが少なくなく、私のような地球惑星科学という奇特な人のやる学問には情報が少ないのが現実です.しかも、私は博士(理学)の学位を窃盗後すぐに渡航するという奇特の中奇特な人に分類されてしまって近所の同業者からは情報が得られにくいという現実があります.そこで、おそらく増えるであろう学位所得後、学振やその他の国内からの援助なしに、渡航先の親分から支給される給与で仕事をする地球惑星科学専攻者の海外への研究留学について述べていきたいと思いますです.はい.
以上のことは、私の独断と偏見によるものが相当をしめております.何か御意見や情報をお持ちの方がいらしましたら以下のアドレスへメールでお知らせください. (e-mail:ntakashi@nn.iij4u.or.jp)