1.留学先をきめるの巻
なにはともあれ、留学先を決めないことには海外逃亡成就はなりません.留学先をきめる方法はいくつか存在します.
1.学会の新聞とかいきたい大学のWEBサイトにあるClassifiedまたはJOB OPENNINGという項目見て応募.これは競争率が激しいのですが、自分の研究分野とその大学や研究機関が求めている分野が近いのであれば、採用確率は高いといえるでしょう.しかし、これは英語の能力がそれなりに高くないと難しい業だと思います.
2.学会会場でのスカウト.AGU(American Geophysical Union)の秋期大会(サンフランシスコ)は比較的アメリカ人以外の外国人が集う学会として有名です.そこで、発表を出さずにうろうろとしている比較的偉そうな先生方はポスドクとして働けそうな若者を物色しております.ポスターなどでそのような人に捕まって、話し込むとポスドクのポジションが…というオファーがあり、ほげほげとすると採用されるということです.これは私の先輩が海外逃亡成就を決めた手法です.
3.現地に直接乗り込んで交渉する.私はがとった方法です.要するに研究の押し売りです.実は、逃亡予定地の先生は以前ポスドク(短期滞在)として日本に滞在していたことがあり、そのときの受け入れ教官と知り合いだったということもあって、その先生を介して、逃亡予定先のボスとE-mailで連絡をしました.その当時、私は右も左も分からないD1な人でしたが、運良く学振の特別研究員に採用されて科研費や研究奨励金などもあったせいもあって、”どうぞきて下さい”という返事をもらって、喜び勇んで現地へ乗り込みました.そのようなことを計4回くり返し、3回目の訪問のときにポスドクに雇いたいとのオファーがあって、渡航時期を考えておくようにといわれました.それで、4回目の訪問でグラント申請のために必要な書類を作って(履歴書だけ)持参しました.その結果はまだなのですが、現状ではほぼ決まりという状態です.
4.日本からの援助を受けて逃亡する.地球惑星科学では学生あがりの人間(無職の研究者)が得られる援助は学振の海外特別研究員しかないと思います.これは学振のホームページにいけばお分かりになると思いますが.我々の研究分野ではハードルが高く狭き門だと言えます.受入先については、日本から援助を受けるので、先方の援助はいらないの一言で多分見つかると思います(無責任).
現実的には2または3の方法を選択するのが確実な海外逃亡を成就する手段なのではないでしょうか?
もし、英語力に自信があれば1の方法も面白いと思いますが.
2.海外逃亡が決まったら.
1.ビザの申請準備.アメリカへポスドクとして逃亡するのであれば、ビザはJ-1 VISAというものになります.この時期までには渡航時期が決まっているとは思いますので(私は学位取得日を決めて、その上で渡航時期を決めましたが)、受入先の親分にビザ申請のPaper Workを始めたいといいます.そのときに多分自分に関するいろいろな情報(生年月日とか、生まれた場所とか…)が必要になります.これは、J-1 VISA申請や様々な状況で必要になってくるIAP-66という書類を受け入れ研究機関で作ってもらわないといけないためです.
2.ビザの申請.IAP-66の書類が手元にきたら、いざ申請です.申請のために必要な書類は、IAP-66、DF-156、DF-157(男性のみ)のアメリカ連邦政府関連の書類と、パスポートと写真(サイズはどっかに書いてあります)の日本で自分が用意するものと”誰が自分に給料を払ってくれるか?”の財政証明の書類であります.
財政関連の書類については、私の場合は受入先の親分からのInvitation
Letterになりますが、これは各人の事情でことなります.最悪は実家の両親に頼んで、銀行に多額のお金を振り込んでもらって、英文の残高証明を作るというウルトラCを使わないといけないことも考えられます.これらの書類を抱えて、アメリカ大使館(領事館)に伺ってビザを窃盗するのが通例だと思うのですが、面倒なので、旅行代理店に代理申請をしてもらう
解も存在するようです.詳しくは後日このページに更新します.
2-1. IAP-66について.IAP-66は受入先のボスが発行するのではなく、受入機関のAdministration officeが発行するものらしいです.従って、その機関の事務の人の働き如何では、IAP-66が何か月も届かないということがあるらしいです.ちなみに私はIAP-66のPaper Workがスタートして3週間程度で手に入れることができそうです.
2-2. 代理申請について.代理申請は旅行代理店にIAP-66を持っていくと、いろいろな書類を手渡されて、自分で必要事項を記入します.また、IAP-66には自分でサインをしないといけないところが3ヶ所程度あるので、代理申請を行う際には注意して下さい.私はJTB札幌支店で代理申請を行いました.
3.金銭問題.先程のウルトラCではないのですが、学位取得後の本人の経済状態は大変ビンボーなものです.しかし、海外逃亡にはゼニがかかるのはいうまでもなく.そんなこんなで、ビンボーな人は実家にいる御両親に泣く泣く借金するはめになると思います.くれぐれも”利子をつけて返せ!”といわれないようにして下さい(私はいわれました.とほほ.).
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代理申請にかかった金額ですが、JTBは約\20,000です.他の代理店
で行うともう少し安くすむかもしてません.ちなみに大抵の代理店ではビザの代行申請だけを行うことはしません.御一緒に航空券も購入することが決まりです.2002年6月現在アメリカの非移民ビザを取得するには申請から2〜3週間程度かかるらしいです.まあテロ事件の影響もあるのでしょう.大変だったことは担当の人がビザ代行申請の仕事になれていないせいもあって、書類のチェックに数回来店を余儀なくされたことです.ベテランの店員さんに教えてもらいながらの対応でしたので、
しょうがなかったと思います.まあ、担当の店員さんの勉強になればと
思って、進んで実験台になりましたが.
3.荷物の輸送について
研究で使うものを海外に輸送する際に考えたことは、如何に安く、如何に安全に輸送するかということでした.ロストされたら嫌だし…と思って、あらゆる運送屋を調べました結果、一番安くて安全な手法は国際郵便小包を使うことでした.私の場合、持っていくものは少量の書籍とコピー論文(2箱)とデスクトップコンピュータと新品の液晶ディスプレイです.このうちコンピュータ類はもっとも安全といわれているEMS(国際エキスプレス郵便サービス)の利用をすすめられました.書籍類についてはSAL便を使いました.これらの送料の合計金額は
\72,200となりました.某宅配業者などは一箱で約\25,000程度かかるところもあるので、約3割程度の節約になりました.受取り人は自分の名前だけでなく受入先のボスの名前もc/oの形で入れておくとロスト率は激減します.ちなみに某先輩はスイスへ書籍類を輸送して約25万円ほどかかったそうです.
このうちEMSのサービスはそれなりに安く、荷物の重量も30kg(アメリカの場合)まで取り扱ってくれるので、今後海外へ安く安全に荷物を
輸送するときにはお勧めです.