aoのタイピング奮闘記


 aoは入力が大の苦手でした。なのにクラブで会計係をまかされてしまい、どうしても、ワープロを使う機会が出来てしまいました。仕方がないので、ワープロ専用機でB5版1枚に200字くらいの文章を二時間ほどかけて作っていました。
卒論にいたっては自分ではとても出来ないので、後輩にワープロうちしてもらったくらいなのです。
 就職し、当面事務の部署で見習をすることになったときはそれはそれは大変でした。
当時勤めていた会社は、申し込みがファックスで来て内容を入力して調査にまわす・・・という流れだったのですが、これは3分くらいでやるように言われていました。しかし、aoの所要時間は約20分だったのです。当然先輩方には怒られます。「おい、aoおまえ何時間かかってるんや!トロすぎや、このボケ、カス、死ね!地獄に落ちろ!」位のことは日常茶飯事でした。
 先輩に怒られるのはまだいいのですが、お取引先には大して、時間のかかりすぎたためのクレームになったことも何回もあります。そうですね・・・一分間に10字打てるくらいでしたでしょうか・・・

あるとき、支店で、売上向上のための全員参加の会議が実施されました。そのときの提案事項は「aoの入力速度を上げること」 だったんです。さすがに、そういう資料が配られたときはショックでしたけどね。  しかし、ある日新入社員はタイピングの入力(最低10分250字)ができるようになるようにといわれたんです。「そんなこと。。。できるわけない・・・」では通用しません。aoの猛特訓が始まりました。
会社では、始業前と就業後練習しますが、追いつきません。そこで、自宅で練習しました。やり方が分からなかったんで、とにかく字の書いてあるものをひたすら打つという感じです。しかし、いい大人が社宅で一人、深夜1時、早朝4時から入力練習している姿は、悲しいものでした。「落ちる人なんかいないから」が最大のプレッシャーになったことは言うまでもありません。
 何はともあれ、社内検定を300字/10分でクリアしました。あの時は、本当に、言いようのない充実感がありましたね。
 そうこうしているうちに、個人的にパソコンを習いにいったり、また退職後パソコンスクールの紹介の練習ソフトの練習などもしていきました。ある日、計ってみたらなんと1000字/10分をクリアできたんです。嬉しかった・・・本当に嬉しかったです。
そして、今入力はaoの特技になりました。おかげさまでデータエントリーのお話が来ることもあるくらいです。


 今「どうやったら、入力が速くなれるんですか?」「入力速いですね」といって貰えることがよくあります。
なんだか不思議な気持ちで一杯です。でも、思うんです。「練習したらだれでも速くなれるんです。」とね。


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