簡単にできる指圧
そもそも、指圧とは何なのでしょうか。
指圧とは、鍼治療を素に作られた療法で、鍼の代わりに、指や手のひらを使うものです。すなわち、「経穴」に鍼を刺す代わりに、「経穴」を手や指で刺激します。この経穴がツボであり、このツボを押したり揉んだりするというのは、「経穴」を刺激することになります。
ココで、「経穴」について簡単に説明しておきましょう。もともと、東洋医学の考えでは、「気・血」の流れが生命現象を担っているとしています。この「気・血」の流れる通路が「経絡」と呼ばれるものです。(縦の流れを「経脈」、横の流れを「絡脈」。両方を総称して「経絡」といいます)
そして、「経絡」は内臓に端を発し、体表に至ります。そして、経絡の途中には、外界との接触点ともいうべきものがいくつもあり、これを「経穴」と呼びます。「経穴」は「経路」と外界を繋ぐ門戸のようなものなので、内臓の異常が「経穴」に現れ、あるいは、外邪が「経穴」を通り、からからだに侵入します。
「経穴」は身体の内部深くにもありますが、「経絡」が体表を通るので、当然体表にもあります。これを刺激することで、体を傷つけることなく内臓の治療を行うことができるのです。これは、「気・血」の流れの乱れや滞りを不調の原因とし、「経穴」を刺激することにより、その流れを整えようという考えです。
さて、ここから実際の指圧法の話になります。
本来は体重でツボを押すものなので、2人でやるのが望ましいのですが、なかなかそういう機会を作るのも難しいと思いますので、1人でできる方法を紹介しましょう。
用意するものは先の丸いボールペンのような物、あるいはゴルフボール。これで、ツボを20〜30秒押して少し離す、ということを5〜6回おこないます。背中のツボなどは、その上でゴルフボールを転がすように押す、というやり方もあります。
2人で行う場合は、@体表に対して垂直に A相手が息を吐くときに力をかけてゆく B徐々に力を加える C体重を指に集中させる という点を心がけるといいでしょう。
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