03/05/30
ポイのうちでレポを書いて寮に帰るその帰り道で一件のメールが届いた。「まだ起きてる?」ひろみからだった。すぐさま起きてることを伝えた。
しばらくして、次のメールが届いた。「電話してもいい?」今日こそOKだった。しばらくして、電話が鳴った、
なつかしい『Way of difference』の着メロだった、三ヶ月の間聞くことのなかったその音、もう聞くことはないであろうと思ってた
その音を聴いて僕の心は激しく躍った。すぐさま電話を取った。「もしもし?」まちがいなくひろみの声だった。けど、その声は
とても心細そうにしていた。その理由は、こうだった。ひろみ曰く、「ひどい別れた方をしたから一年くらいは絶縁になると思ってた」
そんなことを思ってるなんて思いもよらなかった。たしかに別れたときはかなりへこんで一ヶ月くらいは落ち込んで
立ち直れなかったけど、それでもひろみのことは好きだったから、友達としてでもずっとつきあっていきたかった、
だけどひろみの幸せを考えるとすぐそばにいてあげられる人と結ばれることがBESTだと思ったから、しばらくはそっとしておこうと
おもったからメールも送らなかった〈別れるときの今好きな人がいるって言ってたし)、三ヶ月たってその人とともうまくいって、おれのことも
友達として見てくれると思ってメールしたわけだが〈一緒に札幌に行った高田が「女の子って結構さっぱりしてるもんだから、ひろみちゃんも
関君のこと忘れてあたらしい人とうまくいってるよ」っていったのがおおきいんだけど)いまだに自分のことをひきずってるとは思わなかった。
それからしばらくおたがいのことを話し合った、これからいったいどういうふうに接していきたいか、もし友達として付き合っていくとして
友達として付き合っていく自信はあるのか、お互いの気持ちはどうなのか、etc。結論として、お互いいつまでもひきずっていても
仕方がないから次の恋に、新しい恋に歩き出そうということになった。〈ひろみに心配をかけたくなかったから、その場では
一応そういうことにした〉そして、これからは、ひろみのことは妹のように接していくことにした。そのあとは、昔のように
なにげないことで馬鹿な話をした、学校が大変で泣きそうなこと、コンビニのバイトが週5も入ってて大変で泣きそうなこと、
川原が可哀想で泣きそうなこと、相変わらずいつも泣きそうなよわっちいひろみだった。〈電話の前半はずっと泣いてたわけだけど〉
可愛くてしょうがなかった。すごく楽しかった。やっぱり俺にはこいつしかいないとおもった、世界一幸せになってほしいとおもった、
だから今はおれじゃなくて最高にいかしたやつと付き合っていつも幸せそうな笑顔でいて欲しいとおもった、
そして数年後俺が鹿児島に帰ってもしその時ひろみのとなりにだれもいなかったら、最高の笑顔でむかえに行こうと思う、
そして、「ただいま」と言ってやりたい。今、俺はそのことを夢に生きてる。その日の電話はそんな感じで終わった。
ひろみが最後にいってくれた「またいつでもメールしていいよ」の言葉が嬉しかった。
おれも「またいつでも電話してこいよ」と言って電話をきった。