動物繁殖学


ウシの繁殖
・雄牛
春機発動機 10〜11ヶ月齢  繁殖供用開始時期は +5〜6ヶ月齢  
 
肉用種ではさらに数ヶ月齢かかる
   
繁殖季節 周年繁殖  日長影響しないが、気温による影響を受けやすく、30℃以上になると精液性状に異常がみられる
 
:夏季不妊
 
精液採取 1日数回を数日間 あるいは 1日1回を数週間 採取可能
 
性状の安定した精液採取には 1週間に2回程度 が理想
 
繁殖供用期 15〜17ヶ月齢が繁殖供用開始時期で、3〜4歳でピークを迎える
  3〜4歳時の1日に射出が可能な精子数は約60億で、6〜13歳では40億 さらに10歳を過ぎると精液性状や乗駕欲が低する

・雌牛
春機発動機 雄牛とほぼ同じ
   
繁殖季節 周年繁殖  発情周期は平均21日 未経産の牛では20日のものが多い
   
発情徴候 外陰部の充血・腫脹 粘液の流出 不動反応 乗駕許容 
 
妊娠期間 278〜292日 肉用種のほうが乳用種より長い  ホルスタインは約280日
 
胎盤は宮阜性胎盤 構造上免疫の受け渡しができないため初乳中に分泌

 

・雄馬
春機発動機 15〜24ヶ月齢  品種によって大きく異なる 
 
繁殖供用開始時期は3〜4年だが、競走馬では経済的理由からもう少し遅い
   
繁殖季節 一年中交配は可能   春〜夏:性欲増進

・雌馬
春機発動機 雄馬とほぼ同じ
   
繁殖季節 季節繁殖  春〜夏に繁殖季節を迎える長日繁殖動物
 
発情周期は10〜30日  早春に長く夏に短い傾向がある
   
発情徴候 頻繁な排尿 特有の鳴き声 雄が近づくと腰を屈め陰部を開閉して陰核を露出する (ライトニング)
      膣粘液性状を外観的所見から発情周期を診断可能 (スタンプスメア法)
   
排卵 卵巣の構造が通常と異なり、内に皮質、外が髄質になっていて一部の表面上皮(排卵窩)からのみ排卵が起こる
 
構造上、卵胞の形成、排卵に時間がかかるため発情持続時間が長い
   
妊娠 通常 単胎   まれに多胎となるが流産、死産の発生率が高く無事生まれてくるものは少ない
  妊娠40日前後 子宮内膜杯よりPMSG(妊馬血清性性腺刺激ホルモン)が分泌 内分泌学的妊娠診断可能
  妊娠黄体が100〜150日で完全に消失 黄体ホルモンの分泌源は胎盤に移行 + PMSG
  黄体ホルモン移行期の流産発生率が高い  エストロジェン連続投与により回避可能
  妊娠期間は 通常 330〜345日
   
異常発情 持続性発情  鈍性発情  正常様発情  微弱発情  短発情  妊娠発情
 
栄養状態、飼養管理状態の悪さによるストレスによる性腺刺激ホルモン分泌異常が原因

 

・雄豚
春機発動機 4〜8ヶ月齢    繁殖供用開始時期  8〜10ヶ月齢
   
繁殖季節 周年繁殖

・雌豚
春機発動機 雄馬とほぼ同じ
   
繁殖季節 周年繁殖   発情周期は平均21日  分娩後哺乳中30日以上発情抑制
   
発情徴候 外陰部の腫脹・発赤  粘液分泌  腰部を手で圧すると交尾を受け入れる姿勢をとる  不動反応
   
妊娠 産子数  平均10子  着床胚の数が1〜2個だと妊娠が持続されない
  胚は着床までの間、左右両子宮角内を遊走し、均等に分布する
  妊娠期間 平均114日
  妊娠中期より 骨盤弛緩・産道拡張作用のあるリラキシンが分泌  分娩2〜3日前にピーク
   
  人工授精、受精卵移植などの技術が開発されてはいるが、受精率が悪い上、妊娠期間が短く産子数が多いため、その利用価値は低い