全日空でジャカルタまで7時間。そこからはガルーダインドネシアで1時間。インドネシアの古都・ジョグジャカルタ、
通称”ジョグジャ”への上陸を果たしました。
「ジャカルタが東京ならジョグジャは京都」とよく言われます。今回はこのジョグジャを拠点として、
インドネシアの誇る2大世界遺産を巡るというのが最大のテーマです。
到着翌日、まずは世界3大仏教遺跡の1つ「ボロブドゥール」を目指しました。ホテルからトランスジョグジャという路線バスを
乗り継いでジョンボルバスターミナルへ。そこからは「直通バス」ということで乗車しましたが、このバス、実は途中で勝手に人を
乗せたり降ろしたりしてはお金をもらうという、「直通」を完全に無視したバス。また、弾き語りが入ってきてギターで1曲披露してチップをねだったりと、まあまさにこれこそが異文化
ですね。
さて、バスを走らせること1時間半、森林の中に突如として「ボロブドゥール」は現れます。
830年頃、大乗仏教を信仰するシャイレンドラ朝が50年かけて建立したという驚異の立体曼荼羅。3つの階層に分かれており、
最下層部分には釈迦誕生までの物語がレリーフによって描かれています。そして最上階にはたくさんのストゥーパ(仏塔)があり、
その中にかつては仏像が完全な形で入っていました。しかし今では、半分以上の首が無くなっています。
植民地として支配していたオランダ人が持ち帰って売ってしまい、結果的にはオランダの美術館で見ることができるそうです。
最上階の中心にある一番大きなストゥーパを右回りに3周すると良いらしく(日本語ガイド談 1時間1,000円で雇いました)、
せっかくなので3周してみました。
「1週目は体のため、2週目は心のため、3周目は幸せのため」だそうです。
そして驚いたのは、このボロブドゥール、これだけの規模であるにも関わらず、19世紀まで森林の中に埋もれていたということ。
およそ1000年、眠りについていたそうです。謎が謎を呼ぶこの仏教遺跡ですが、一見の価値ありです。
それにしても、ジョグジャカルタは暑いです。日焼け止めは塗りましたが、迂闊にも帽子を被らなかったので、帰国後に
頭皮が剥けまして、フケのようにパラパラと落ちてきました。
そろそろランチタイムということで、出口付近の食堂でナシゴレンをいただきます。喉もカラカラだったので、コカコーラもうまい!!
さて、満腹になったところでバス停まで戻り、3キロほど離れたところにあるムンドゥ寺院
とパオン寺院を目指します。今度は、「オジェ」という、日本で言えば2人乗りの原付を移動手段とします。
バス停付近のオジェ乗り場でおじさんに交渉。500円くらいで回ってくれるとのこと。
なぜかマンUのTシャツを着ていました。
この2つの寺院も「ボロブドゥール寺院遺跡群」
という世界遺産に含まれてはいますが、観光客はほとんどいなかったです。とはいえ、ムンドゥ寺院内には
3メートルを超える釈迦牟尼仏が安置されており、その大きさには驚きました。
今日はこの辺りでジョグジャへ戻ります。行きで乗車した、とても「直通バス」とは言い難いバスに乗りこみ、
途中で、例によって弾き語りが入ってきたり、急なスコールでバス内は雨漏りするなどありましたが、
無事にジョグジャカルタへと戻ってきました。
「冷たいビールを飲みながら夕食だ!」と思い、ジョグジャカルタの心臓部・マリオボロ通りへと
やってきました。ここはショッピングモールからお土産の露店商、さらには屋台街などで活気が溢れています。
しかし、イスラム教国家のためでしょうか、パブリックな食堂でのアルコールは自粛しているようです。
とはいえ、35度を超える暑さで俺の体はビールを求めており、30分歩き回ってようやく
ビールの飲めるお店を発見。どうやら、地元の人が行くというより欧米系の観光客向けの
レストランです。でも、俺にとっては至福のヒトトキとなりました。あっ〜、ビンタンビールうまっ!!
ちなみに、今回の宿泊先はヌエベホテル。マリオボロ通りから徒歩10分の館内全室禁煙です。値段も
3泊で12,000円程度ですので、リーズナブルなホテルですよ。
それにしても、インドネシアの男性喫煙率は高いですね。2人に1人は吸っていました・・・。
観光2日目。今日はもう一つの世界遺産であるヒンドゥー教寺院「プランバナン遺跡群」を目指します。
昨日同様、トランスジョグジャというバスに乗ります。この中の「1A」路線の終点がプランバナンのバスターミナル。
到着後、案内標識が一切なくて迷ったので、仕方なくおじさんにお願い。300円で交渉成立して、今回も原付の2ケツ
かと思いきや、乗り物はなんと馬車!!まじかよ〜〜。
ってことで、1キロほどの距離を「パッカパッカ」と、音を立てながらお馬さんとの移動となりました。
左画像がプランバナン遺跡群のメインとなっているロロ・ジョングラン寺院。中心には高さが50メートルもある
シヴャ神が祭られている神殿があり、伝説となっている王女「ドゥルガ像」も安置されています。
この寺院も9世紀頃に建立されたようで、当時、ボロブドゥールの大乗仏教とこのヒンドゥー教とが共存して
いたことになります。歴史的にみると、親戚関係にあり良い付き合いをしていたそうですよ。
このプランバナン遺跡は大きな公園になっており、もう一つの目玉「セウ寺院」に行くには
徒歩で2キロはかかります。それなんで、園内で自転車をレンタル(100円)、ツール・ド・ジョグジャの気分で
セウ寺院へサイクリング!!
このセウ寺院もすごかったですね〜。こちらはなぜか仏教遺跡らしいですが、半分は崩壊しています。
しかしながら独特の空間で圧巻でした。特に、入口付近に置かれた守護神「クベラ像」は趣がありますね。
ここでお昼を過ぎたのでランチタイム。今日は「ミークワ」。「ミークワ」はインドネシアの
ラーメンといったところ。35度を超える暑さの中、コカコーラも相変わらず美味しいです!!
2日目の夜もまた、アルコールを求めてレストラン探し。見つけたレストランは19時までが
ハッピーアワーでビールが安い。ここでは、バリ・ハイビールっていうのを飲みました。たぶん、
バリ島で作られているビールだと思いますが、キレがあってうまい!!これにビーフライスを
注文して、充実した夜を過ごします。
2杯目は昨日も飲んだビンタンビール。ほろ酔い気分で雰囲気に浸っていると、
BGMでアンジェラ・アキの「手紙」が流れてくるではないですか!!インドネシアでこの歌を聴くことになろうとは想定外でしたが、心地よい
気持ちとなりました。
そして、20歳くらいの店員が俺のところに寄ってきて、日本語で「アンジャラアキ〜」
「いい歌だよね〜」って言ってきました。おおっ、懐かしい日本語。コイツ、すごく人懐こい良い子でしばらく
英語と日本語で異文化交流を図りました。
最終日の午前中はジョグジャカルタ市内を観光。ヌエベホテル専属のベチャ(籠付き自転車)に
お願いして、クラトン(王宮)まで連れて行ってもらいました。ちなみにこのベチャのおじさんは大変良い人だったので、
2度も利用しまして、最後には写真も1枚撮らせてもらいました(画像のとおり、車輪に「Nueve」とあります)!!
そして、クラトン(王宮)からタマン・サリ(離宮)への移動の際、事件は起こりました。この
移動をクラトン出口で待ち受けていたベチャに頼んだら、コイツがタマン・サリに行く途中で勝手に寄り道・・・。
知り合いのバティック工房まで連れて行かれました。そして、「ここは日本の皇族も来たのだよ」と嘘か本当か
わからないようなことを言われ、最終的には断り切れずにバティック絵画を買うことに・・・。
ちなみに、バティックはジョグジャカルタの伝統工芸であり、日本では「ろうけつ染め」と言われているもの。
その手法で描いた絵を、3,000円で買わされました(右下最下部の画像)。最後の最後でやられた感が満載でした・・・。
とはいえ、これは一人旅には付きもののトラブルだと思います。
そんなこんなで、新年早々からのインドネシア、燃えました。熱いものをもらいました。いい刺激をもらいました。
今年も一年、頑張るぞ!!