上座部仏教発祥の地・スリランカへ!


 年末年始は9連休ということで「今、行かないでいつ行くの!?」との方針のもと、初アジアは ”光り輝く島” スリランカへの上陸を果たしました(4泊6日)。
 スリランカはインドに近く、紀元前3世紀に仏教が伝えられたと言われており、かつての仏教 遺跡が世界遺産としてあちこちに残っています。また、日本に伝わったのは大乗仏教ですが、スリランカは 上座部仏教(かつての小乗仏教)であり、ここを拠点にタイやミャンマーへ仏教が伝来しました。したがって、日本の仏教 とは違う仏教文化が開花したわけであり、この文化を肌で体感してくるというのが今回の最大の目的です。
 また、仏教遺跡以外にも、有名な観光スポットとなっている天空の城・「シーギリヤロック」も あり、いまやスリランカは観光立国と言えます。
 とはいえ、やはり経済的には発展途上国と言ってよいと思います。生活水準も日本に比べると劣っていて、 いつものヨーロッパ一人旅とはまた一味違った感覚となりました。したがって、ヨーロッパでは 起きないようなお金に関わるトラブルも起きまして、一人旅ならではの危険性も感じました。

 さて、初日はコロンボに宿泊。翌日、アヌラーダブラへ電車で4時間半かけて移動しました。アヌラーダプラは スリランカ最初の都であり、ここに仏教文化が芽生えました。そのため、仏教遺跡地区が 広い範囲に渡って残っており、世界遺産に指定されています。左画像はイスルムニヤ精舎の涅槃仏。かなりの大きさです。

 上述のとおり、遺跡地区はかなり広いため、ホテルで自転車をレンタル(400ルピー=約320円)。壮大な遺跡地区を 自転車で爆走です。さて、こちらの左画像は「スリーマハー菩提樹」。お釈迦様はインドのブッダガヤの菩提樹の 下で悟りを開きましたが、その分け木がこちらになります。紀元前3世紀にスリランカへ持ち帰ったらしく、 仏教徒の聖地となっています。俺が行ってみると、それはそれはたくさんの信者が座ってお経を唱えており ました。
 その後、上座部仏教の象徴「ルワンウェリ・サーヤ大塔」へ移動。要は白い仏塔ですね。こちらもかなりの スケールです!!そしてなぜか、猿やら野良犬やらがたくさんいます。また、大乗仏教の総本山だった アバヤギリ大塔(茶色の仏塔)にも行きました。どうやらスリランカにも大乗仏教は伝来したようですが、 最終的には上座部仏教に取って代わられたようです。
 それにしても、いろいろな遺跡を自転車で巡り、しかも30度を超える炎天下であったため、帰ってから すぐにホテルでビールを空けましたよ。スリランカは「ライオンラガー」っていうのが定番みたいです。
 ちなみに、仏教遺跡への土足は禁止されており、全て素足での入場になります。どっかの遺跡で足に トゲが刺さったようで、痛みながら眠りについたのでした。










 翌日は、民営大型バスで移動するはずがあまりに疲れていたため、トゥクトゥクでダンブッラへ(これが大失敗 、タクシーにすれば良かった)。60キロの道のりを3輪バイク・・・、物凄い排気ガス!! というのも、スリランカの車はほとんどが日本の中古車。トヨタ・三菱・日産等、90年代に発売した ようなものをみんなが乗っています。そのため、排気ガスが凄すぎる・・・。
 何とかダンブッラへ到着。そして、今度はタクシーにて今話題の天空の城「シーギリヤロック」へ。 左画像をご覧ください。森林の中に突如として現れる巨大な石。そして、この石の上に、5世紀頃にカーシャパ王は 天空の城を築いたというわけです。それにしても、今でこそ階段を設置して上まで行けるようになっていますが、 当時は果たしてどうやって天空まで登ったというのか。頂上まで1202段、何とか登りきりました。途中、 シーギリヤレディという何とも妖艶な女性の壁画があります。当時、カーシャパ王のために、シーギリヤ レディと言われる女性が500人ほどここにいて接待をしていたそうです。
 ちなみにこのシーギリヤで英語&多少日本語が話せるガイドを雇いましたが、 ここで金銭トラブルがありました・・。スリランカでは、経済的にも大変なため、観光客は格好のターゲットっていう わけです。ヨーロッパでもそういうことはあるにはありますが、アジア地域は日常茶飯事らしいです。 皆さん、単身でいく場合には特に気をつけてくださいね。








 さて、気を取り直してダンブッラの石窟寺院へ向います。ここも世界遺産になっておりまして、 入り口にいきなり”GOLDEN・BUDDHA”と言われる「黄金の大仏」が待ち構えています。 そしてこの奥に石窟があり、その中に無数のお釈迦様の大仏があります。壁画もあり、 これまた凄い雰囲気です。そして例によって、野良犬がここにも・・。スリランカは野良犬が多いね〜。 でもみんな穏やかであり、襲ってくるような気配は全くありません。暑くてそんな気すら起きないのか。。 いずれにせよ、スリランカでは犬は生活の一部のようですね。
 この日もホテルでライオンラガー2杯を飲み干すと、程好い辛さのスリランカカレーを初体験。 観光客向けのホテルでは、マイルドな辛さにしてくれるそうですが、普通のレストランでは激辛らしいです。 このホテルは、「サンダラスリゾート」というホテルでしたが、家族経営的な感じで大変良かったです。









 翌日はスリランカ第2の都市・キャンディへ移動。今回の移動は予定通り民営バスにしました (100ルピー)。キャンディがなぜ有名かと言うと、それはお釈迦様の歯が納められている「仏歯寺」が あるからです。この仏歯寺への参拝のため、スリランカ中から、いや世界中から仏教徒がやってきます(当然 ながら世界遺産)。実際に仏歯を見られるのは年に1回だけなんですが、毎日3回、プージャーという儀式の 際には、仏歯を入れた金箱だけは見ることができます。俺もそれを見るために時間になるのを待っていましたが、 物凄い人で本堂が埋め尽くされてしまいます。左画像の中心の小さな囲いが開くと、そこに金箱があるわけです。 まあ、3秒くらい見れまして拝ませていただきました。
 ここキャンディは大都市ということもあって活気があります。市場やマーケットはたくさんの人で 溢れていますし、トゥクトゥクや大型バスで大渋滞を起こしています。そしてまた、その分、危険も 隣合わせということです。俺も両替したくて銀行を探していましたが、その間にたくさんの両替商から声を 掛けられました(レートがどんなものなのか疑問でしたので、セイロン銀行で両替しましたが)。

 ということで、初アジアのスリランカは、まだまだトラブルもあったのですが、一応無事に1月2日に 帰国を果たしたのでありました。あ〜、疲れた。。