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Q. 留学生がチューター活動に求めるものとは?
A. 目的によって異なる
留学生が日本で学ぶ目的は実に様々です。故に、会話を中心にやりたい人、文法に力を入れたい人、日本人学生との交流を深めたい人等、それぞれの目的に合ったニーズによって、チューター活動に期待するものも異なります。それは、チューター学生の側もまた同様でしょう。両者がお互いに活動を充実させていくためにも、活動初日はもとより、常時どの様なことをやりたいのか呈示し合うことが大切です。なかには、何をやりたいのか、何をやるべきなのか分からないといった留学生や、特にこれをしたいという希望のない留学生もいます。しかし、この様な場合は、チューター学生が積極的に内容を提案し活動を盛り上げていくことをお勧めします。単なる雑談であっても、留学生にとっては、生の日本語を学べる貴重な時間となるはずです。
*留学生それぞれのライフスタイルや滞在期間によってもチューター活動に於けるニーズは異なります。以下過去の例をいくつかとりあげます。
−Aさんの場合−
Aさんは在日3年目の学部留学生です。毎日レストランで接客のアルバイトをしているため、日本語に触れる機会も多く、日常会話においては、ほぼ完璧に近いレベルです。しかし、細かい文法についてはまだ自信がないということで、チューター活動では文法を中心に、日本語のテストやレポートの準備を行いました。
−Bさんの場合−
Bさんは中学生の頃に、日本に住んでいる親戚の下へ養子としてやってきました。しかし、Aさんが通っていた学校は同じ民族の子ども達が通う学校だったため、日本語に触れる機会はさほど多くありませんでした。そのため、在日期間が長くバイリンガルであるBさんですが、微妙なイントネーションや言葉の言い回しなどが気になるということで、日常会話をしながらそれらの改善に努めました。
−Cさんの場合−
Cさんは一年間の交換留学生です。滞在日数及び日本語学習歴も浅く、自己紹介と簡単な日本語が使える程度です。しかし、Cさんは一年間という短い期間で日本での生活を満喫することが目的でした。そのため、日本人の友達を作り交流を深めようとチューター活動に参加しました。
−Dさんの場合−
Dさんは一年間の交換留学生です。チューター活動に参加した理由は、日常会話の練習及び、日本で生活する上での不安などを相談するためです。実際にアルバイトを捜すときの電話のかけ方や面接の受け方など、実生活で必要な日本語を主に練習しました。
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