『六合叢談』(1857-58)の学際的研究
付影印本文・語彙索引 782頁、18,000円 白帝社
トヨタ財団の研究助成と研究成果公開助成を受けて出版した論文集である。内容は下記の通りである。
目次
(一) 研究編
解題 --近代東西(欧・中・日)文化交流史の研究資料としての『六合叢談』
『六合叢談』における地理学用語
荒川清秀
「黒茶」から「紅茶」へ--『六合叢談』に見える「紅茶」
内田慶市
訳語「化学」の誕生--『六合叢談』に見える近代日中語彙交流
沈 国威
自然神学と自然科学の間で---『六合叢談』の科学伝道
八耳俊文
『六合叢談』の科学知識と近代中国への影響
王 揚宗
『六合叢談』及びその書き手と用語
周 振鶴
(二) 資料編
19世紀漢訳洋書及び和刻本所在目録
八耳俊文編
墨海書館の出版書一覧
熊 月之編
『六合叢談』語彙総索引
沈 国威編
1851年の上海地図
1853年の上海地図
(三) 影印本文
『六合叢談』第1号−15号
『六合叢談』は、1857-58年中国上海で出版された中国語月刊誌である。ロンドン伝道会の宣教師、ワイリーが編集長を務め、中国の文人、王韜らが編集を手伝った。内容は、人文科学、自然科学、宗教、各国近況など、多岐にわたり、西洋諸国に関する情報や近代文明の詳細を東洋に紹介する雑誌である。日本にも舶載され、外部世界の情報をもたらすものとして、幕末・明治初期の知識人に大きな影響を与えた。近代語の研究にとっても貴重な資料である。本書は、近代語彙史、科学史、思想史に関する論文のほかに、19世紀漢訳洋書日本所在目録、総語彙索引、影印本文など、資料価値の高いものを付けました。特に『六合叢談』の全誌は、本書以外は披覧するのは、まず困難であろう。18,000円は、780ページを超す書物として高いとは言えないが、ホームページをご覧の方に3割引の12,000円でお分けします。(税、送料込み)必要な方は、ご一報ください。→E-mail