| 邦画 | 洋画 |
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「日本心中」 2001年 日本 |
| 異端の批評家・針生一郎が痛魂の言葉で日本を切り裂く。 魂の舞踏家・大野一雄が哀しみとともに日本を舞い踏む。 封印された美術家・大浦信行のイマジネーションが描く触覚日本論。 私は右だとか左だとか騒ぐ気はない。でもこの手の映画はけっこう見に行ってしまう。これははずれだった。この日は主演の針生氏がトークショーのゲストだった。それ以前に映画がつまらなかった。 統一感なし。ミスマッチで浮いた音楽。挿入された江戸川乱歩の小説の会話。しかも演技へたくそ。私のほうがいけるよっ!!(まじで)と思いつつ。大野一雄はただのヨボヨボ爺さんとしか思えない。 そもそも針生氏は何がいいたいんだ?哲学と天皇、そして憂国。で? っていうかね、始めの五分で夢うつつの世界にいってたからさ。いすの座りごこち最高! この手の映画を見に来る客はほんと偏ってるんだけどやっぱり普通じゃないよね。私もそこに入るのかなあ。気づいてるだけいいと思うんだけど。 |
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2001年 日本 |
| 映画「SFサムライ・フィクション」で知られる中野裕之監督の第2作。中野監督自身が日頃から温めていた“SF”というキーワードにした4つのエピソードを織り交ぜながら、手に届きそうな“未来”と“恋愛”という普遍的な物語を優しく描いたピースフル・ストーリー。
これは一体どうなの。映像がきれいなだけじゃん。竹中直人は最高だよ。緒川たまきは美しすぎるよ。でもさ、監督は日ごろ環境問題に関心があって今回それを映像で訴えたとかいうけどこんな中途半端な意識を見せられても困るよ。恋愛の展開も強引すぎ。 まあ映像はかっこいいね。 |
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2000年 日本 |
| 石井聰亙監督が放つ、カテゴリを破壊したハイパーエキサイトメントなロック映画!!モノクロで幻覚体験のようなメタリックな美的映像が、スピード感溢れるロックサウンドともに疾走する。浅野忠信と永瀬正敏の対決、音楽演奏など見どころ満載! いらつくぜ。とにかくかっくいー!!MACH1.67で疾走するロックナンバーと火花散るエレキックなモノクロ映像。それに浅野と永瀬が出てるっていったら最高!ライブハウスにいるような臨場感。浅野がデザインしたドラゴンギターがイ・カ・ス☆やっぱりロックンロールやね〜。 80000Vの感電バトルはまじでエキサイトメント。私も電気無駄遣いしてお仕置きされたい。続編が楽しみ。 余談だけど、前に「PARTY7」の舞台挨拶で浅野と永瀬を見た。映像で見るよりバリかっこいい。やばかった。 |
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2001年 日本 |
| 2000年『きれぎれ』で芥川賞を受賞した町田康原作によるこの作品を、独自の感覚と解釈で映像化したのはこれまで、“Dragon
Ash”“スガシカオ”“Sugar Soul”等のミュージック・ビデオ・クリップを手がけてきた、須永秀明。映画としては本作が初監督作品となる。主人公・佐志に扮するのは、作品共々話題を呼び続けている永瀬正敏、佐志の悪夢の旅先案内人ともいえる楮山役に、大ベテランの小松方正、そして“Dragon
Ash”の降谷建志、などのキャスト陣にも注目。 まだ原作を読んでいない。町田康は萩原朔太郎賞も受賞した、若手文学作家。パンクな破滅性が好き。「人間の屑」で肩すかしを喰らっているので、ちょっと警戒。でも須永氏が監督だし、永瀬正敏だし、鳥肌実出てるし(べつにファンではない)ってことで見る。いいね、これ。意味のない映像にも意味がある。すべての解釈が必然性をもってる。町田康の描くダメ男をここまでできるのって永瀬と、浅野くらい?まあ、浅野さんは最近方向性がよくわからないけど。猪山の発作シーンにナンセンス爆発。結局生きてるし、田島につかまって肉攻め野菜攻め俳句攻め、最高。鳥肌がバットもって暴れるシーンとか、随所に町田康の人物のパンクっていうのか解釈不明な、でもそれがなきゃ成り立たないような、そういう彼のキレてる文学性を汲み取ってて満足です。でもハライッパイではない。ナンバーガールもサントラに参加してるしね。ナイス害! |
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1991年 日本 |
| 情に厚いチンピラヤクザと東大卒のエリートくずれ。一発の銃弾によって結ばれた二人が頭脳と度胸でヤクザ社会でのし上がっていく。 兄キィ、さっそく観ましたよ、「仁義」。しかもシリーズ第一作。まだ竹内力が若い!細い!ガラ悪くない!ヤクザの世界はカネ・カネ・カネ。カネで動く超合理的な社会かと思いきや、情にアツイ面もある。矛盾してるところにヤクザの美学をかんじます。お姉さんの衣裳にバブルの面影。ただ、血がきらいな私は冒頭のシーンでもう目を覆って、こわかったっすよ。ヤクザが生きるにはずぶとい神経も必要なんすね。やっぱり、力兄キィが弟にかぶる。ガンつけてるときとか、そっくりやん!でもコワモテだけどガラ悪くないっす。ヤクザの任侠道を垣間見た。これから「仁義なき戦い」も見るっすよ。恐くて広島歩けないっす。 |
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「害虫」 2002年 日本 |
| 誰も頼りに出来ず、どこにも居場所がない少女。少女の反抗は自分でも止められないほど加速していく…。主人公演じる宮崎あおいが、間違って現実社会に放り込まれた不機嫌な妖精のような風情で、寡黙でつかみどころがない少女の内面まで見事に表現。また、豪華キャストが贅沢に配役されている点も注目。 とにかくいい。見終わって唸った。心臓バクバク。毛穴開いた。一緒に見た弟はまったく理解できてなかったけど。人生という戦場で孤独に戦う中学一年生が痛いほど切ない。自殺未遂の母親を演じるりょうの存在感にもやられた。「双生児」と比べると格段にうまい。ナンバーガールのサントラも最高。最後にちょっとだけ出た伊勢谷友介、うますぎ。 とにかくキャストが豪華。ミスキャストなし、だと思う。これからの日本映画がもっともっと楽しみになった。 |
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2000年 日本 |
| 町田康の同タイトル作を映画化。平成のダメ男、坂本清十郎のパンクな人生を描く人間ドロップアウトムービー。果たして彼に、明るい未来は残されているのか? 原作町田康。彼の文学性をどの程度映像に反映できるのか?主人公はいいかげんそうなムラジュンだし、ほどよく期待。しかし杞憂に終わる。あー、ダメダメ。もっとパンクで、破滅的じゃない?ってか、「パンク」ってそういう解釈?むずかしいね、二次元を三次元にするって。想像力の大切さを思い知った。 |
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1999年 日本 |
| 新文学の旗手として活躍していた、坂口安吾の原作をビジュアリストとして幅広く活躍している手塚眞が、脚本、監督を務め映画化。主演に国際的に活躍する浅野忠信、モデルとして知られる甲田益也子が白痴の女性という難役を熱演している。 監督は手塚治虫の息子。これはね、素晴らしいです!原作、映画ともに。原作を、ここまで素晴らしいヴィジュアル、想像力で膨らませることができるなんて。ため息でます。空襲の中を浅野が「離れるな!」といって甲田を引っぱってゆくシーンは涙が出ます。何も言わないから見てください。 |
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1981年 日本 |
| 巨匠 鈴木清順の"ロマン3部作"のひとつ。新派の劇作家が謎の女性と出会う。その女を追ううちに彼はいつしか現実を踏み外し、あの世ともこの世ともわからない世界をさまよい、不思議な体験をする・・・。鈴木清順が描く、華麗な色彩と映像美の異色作品。 粋。とても洒落た映画。監督の粋な遊び心と美しさへのこだわりが手抜かりなく描かれている。映画はこうじゃなくちゃ!!最高のエンターテイメント。松田優作が桜吹雪の中に佇む絵は圧巻。大人の恋愛って、恋のかけひきって、こういうもんだよねぇ。大人に見て欲しい。 |