◎カーナビと人間の、それぞれの特徴


実験した結果、人間の案内とカーナビの案内で、得に注目すべき点は以下のA〜Fの通りである。なお、人の案内による運転手の行動は、人の案内と全く同じ動きをしたため、省略してある。


カーナビの音声案内 運転手がとった行動 それぞれの特徴 人の案内
A

「目的地周辺です。
音声案内を終了します。」
区役所の場所を、前の建物(東京電力)と間違えた。
ナビは、目的地の場所を明確に示さないので、運転者は建物を特定できない。

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B

「まもなく右方向です」(画面では左方向の案内をしている) 音声と画面の言っていることが違うため混乱し、とりあえずまっすぐ進み、その後の案内を待つしかなかった。 実際に正しいことを示しているのは画面の方で、音声ガイダンスは急な状況の変化(駐車場内で何度もした方向転換)に対応しきれず、ちぐはぐなことを言ってしまっている

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C

「間もなく左方向です。その先500左方向です」 一度に二つの案内をされたことによって、混乱してしまい、とりあえずまっすぐ進み、その後の案内を待つしかなかった。 最初の案内を実行する前に次の案内をされてしまったため、混乱を引き起こした。

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D

「まもなく戻る方向です。その先500m左方向です」 言葉の意味がわからず、画面をみてUターンだと気づいた。もう少し気づくのが遅く直進していたら、有料道路に入ってしまうところであった。 「Uターンして下さい」という言葉を「戻る方向です」というように、わかりにくい言葉で説明している。しかもナビが示した戻る道順は、最初にナビが示した道順に戻るためのものであって、目的地に近づくためのものではない。

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E

「およそ2km先左方向です」
そのまま直進 人間の案内では、事前にも「難しい菅原の交差点」(七叉路)であると解説されており、「セブンイレブンの向こう側」「今タンクローリが入った道」等、具体例をあげることで、わかりやすいものとなっている。さらに方向指示を出すタイミングまで案内していくれたので、さらに適切な運転ができた。
しかし、カーナビの案内では詳しい交差点の情報を示さないため、道を間違える可能性がある。
「菅原の難しい交差点ですから。少しまっすぐ出てから右方向指示を出しますよ?」『(曲るのは)セブンイレブンの向こうっ側の道ですよね?』「そう、今タンクローリーが入った道ね。
はい、ここ(交差点の中)で右方向指示」
F

「300m先左方向です」 そのまま直進 人間の案内では、駅前の通りにくい道を避けると共に出発地点(駅北口)に戻るための道を案内した。しかし、カーナビの案内では、駅の北口と南口の区別をせずに、一般的な大きな出口である南口に案内してしまった。 これは小岩大橋。で、二枚橋。左折です。