新着情報 韓国交流 英米公法 ゼミ紹介 海外書簡 英国の心 写真館 掲示板 リンク集 Copyright(C) 2002 by N-zemi. |
L E T T E R S ![]() A Letter from Wisconsin July, 2002 中村先生
ご無沙汰しております。目下こちらへ来て三週間目が終わりに近づいてきました。 こちらに来るにあたって、飲み会を設定していただき感謝しています。このmailが 着くころは皆さんで合宿の最中でしょうか。去年の合宿が懐かしく思われます。 いまだsummer schoolの最中なので、気が楽ですが、授業を楽しんでいます。今年 はJapan, Taiwan, Korea, Thailand, Venezuera, Brazil, Columbia, Germany,Sweden, Austria (順不同。思いつき順)で約30名ほどの参加者です。このうち、Japanx3, Taiwanx3, Koreax1が秋からのtermに続いて入ります。 ここのsummer programは、単位とならず、代わりにAmerican lawをなめてくれます。すでにconstitution, agency, partnership, corporations, security law,licensing issue in international business transactions, civil procedureと駆け足で、目下tort lawという次第です。しかし細部にあまり入り込まないおかげで、かえって ”American common law”が見えてきて、楽しんでいます。やはり現場主義がよいようです。 この町は、swissの湖畔の町とアメリカの広大さを兼ね備えたような町で、German 故郷に戻ったようだといっています。緯度は、地球儀を見ていたら、旭川と稚内の中間ぐらいのところにありました。冬はクワバラ、クワバラ。。。 先週末は、Chicagoの昼と夜を楽しんできました。 I love Chicago and Madison!! 研究室の皆さんによろしくお伝えください。 相内 A Letter from Tokyo 相内様 五大湖の 便り読む窓 蝉しぐれ あくび お元気で留学生活を始められた由、うれしくうかがいました。 東京は酷暑の毎日で、常温では頭がまったく動きません。 「森と泉に囲まれ」たウィスコンシンがうらやましい限りです。 すべてが新鮮で楽しい。 自分でもなぜこんなに勉強できるんだろうと思うくらい効率よく、抵抗なく、どんどん吸収していく実感が快く、、、。それが留学生活の一番いいところですね。
新学期が始まると、ケース中心のテンポの速い授業が続々と登場。教師の質問をメモし、答えらしきもののキーワードだけでも拾っておくと、復習するときに、どんな角度からそれぞれのケースを考えさせようとしたのかが分かります。 ソクラティック・メソッドの場合、質問の立て方、または応答がまずいと、議論の本筋が見えなくなりがち。そんなときは、ケースブックの編別や章立てにある内在論理から、ポイントとなりそうな点を考えてみる、というのがいいかも。 ナットシェル・シリーズなども活用すると、詳細すぎるケースブックであっても、そ の科目の筋だけが見えてきます。 まあ、お勉強のアドヴァイスはそのくらいにして。 こちらは7月は、面白いできごとが3つありました。 まず、7月11日に衆議院の憲法調査会「国際社会における日本のあり方」調査小委員 会なるものから「参考人」として招致され、40分の意見陳述、100分の質疑応答とい う体験をさせてもらいました。 その1週間ほど前に突然電話で依頼され、晴天の霹靂でしたが、名誉なことと、出か けました。議員の質問内容は事前に知らされていなかったので、即答を強いられるこ と100分というのは脂汗ものでした。 とはいえ、私の主張の核心を見事に掬い取ったような議員の発言が、(私が委員会室 から退席した後の議員同士の自由討議の場で) 中野寛成会長代理、中山太郎会長か ら、それぞれなされていたことを知って、いたく感動しています。行った甲斐があり ました。 そのときの模様は、議事録として公開されていますので、ご笑覧ください。 次に、7月16−20日は北海道大学法学部・大学院での集中講義。 毎日4コマ(1限から4限)4日間というハードな授業でしたが、連日100名前後の学生 諸君が教室に詰め掛け、最後の授業は公開討論会形式にして、スタッフも交えて、総 括討議で盛り上がりました。生まれて初めて、講義の最後に学生諸君から拍手をして もらえて、大感激。三波春夫の気持ちがわかったような! このときの写真は、こちら。 パスワードはequity 3つめの面白い出来事は、7月25日の早稲田の補講の日。 韓国の大学生が日本版ロースクールの調査にやってきて、たまたまその日、ゼミの補 講をしていた、中村ゼミにもインタビューに来ました。 このときの模様は、こちら。 学者になろうとする院生を捕まえて、ロースクールに行きたいか?といったやや筋ち がいの質問を彼らはしていましたが、それはまあご愛嬌。 JRパスと4万円で2週間日 本滞在、台風の夜はコンビニ泊といった、芯のある彼らに私は意気投合。メインは夕 方の飲み会での交流となりました。わたしは事情があって中座しましたが、日野さん の話では9時半ごろまで韓国料理に舌鼓をうっていたとのこと。 こうして7月は足早に過ぎました。 つくづく考えます。 国会議員さんにもさんざん聞かれたし、こうして韓国からも熱心な学生さんが来訪す る現実もあるためか、いっそう思うことですが、欧米の学問を仕入れて、それを日本 や東アジアの地域社会交流にどう役立てればいいのか? 難しい問いですが、李さんという好人物もわがゼミにはおりますので、韓国・日本の ジョイント・ゼミを開催して、実践の中から考えることもできるのではと思っていま す。 知のフロンティアは、在るのではなく、創るものだから。まずは汗をかかねば! では、本格的な学期の始まりまで、お元気でお過ごしください。 中村民雄 |