誰にでもトラウマはあるもの。
こんな私にだって、トラウマはあります。だって女の子だもん。(怒らないで)
話はさかのぼりまして、私が小学生の時の話。
祐介(実兄)と私は、よく喧嘩したり、じゃれあったりしていました。
特に、祐介はいたずらがすぎるほどのいたずらっ子であり、
小学校でも有名ないたずら坊主でした。
とある日、学校から帰ると、祐介が私を呼びました。
「おい、ちょっと遊ぼうや。」
「うん。何する?ファミコン?」
「いや、今日はすっごい遊びをしよう。」
3つ離れた祐介からの誘い。しかもすっごい遊びらしい。
これはしなくてはならない。というか、やらせてくれ。
そう思った私は祐介と遊ぶことにしました。
祐介は別室に私を呼びました。
そこの机の上には、卵が3つ置いてありました。
「今な、おかんがさ、ゆで卵作ったんだよ。それ持ってきた。」
そう言い、祐介はおでこでゆで卵だということを証明しました。
「でもな、残り2つのどちらかは生卵なんだよ。」
「うん。」
「どっちか選んで、おでこで割ってみようぜ。」
なんてことだ。いわゆるロシアンルーレットだ!!
しかも、生卵。どっちかが生卵の洗礼を受ける。
負けられなかった。そして祐介はこう言った。
「俺が先に選ぶからな。残り物には福があるからな」
さすが、ジャイアン。自己中。自分から選ぶという。
「やだよーあたしだって先選びたいよー」
「何言ってんだよ。俺が選ぶんだよ。」
「やだよっ!!お兄ちゃんせこいよー」
よくある会話である。
そして祐介は仕方ないなという顔で先に選ばせてくれることになった。
「んーこれにしようかなー。これっぽいかなー」
そういって、私は一つの卵を選びました。
「じゃ、お前、でこで割ってみろ!!」
おそるおそる割ろうとすると、
「貸せ、こうやれ。」
と、祐介は力強く私のでこで、卵を割りました。
思いっきり生卵でした。
その生卵は、私の顔を垂れていき、床にポタポタ落ちていきました。
「うわっ。ぎゃははははは」
祐介は爆笑していました。
「祐介〜おまえ〜(怒)」
そして、2つの卵は両方とも生卵だったということを知らされました。
祐介の笑い声におかんがやってきました。
「あんたら何してんねん。祐介、またあんたか。はよ、みさき顔拭け」
「祐介が騙したんや!!どっちかがゆで卵って言ったんや」
「みさきが悪いねん。騙されるお前が悪いねん」
「祐介が悪いに決まっとるやんけ。あほか〜!!死ねっ」(小さい時はよく言っていました)
「みさきがあほなんじゃ。あほ。死ねっ」(祐介も言っていました)
新たな喧嘩になりそうなところをおかんがなだめ、なんとか仲直り(うわべだけ)
まだむかつきが収まらない私は、祐介に仕返しすることに決定。
祐介が寝ている時、飼っていたコオロギを顔に乗せたのは私です。
「コオロギ逃げたんだねー(クスクス)」
と言って笑っていました。
それから、祐介が中学になるまで家庭内いたずらは繰り返されました。
祐介はそれから、コオロギがトラウマになり、私は生卵がトラウマになりました。
といっても、記憶は薄れるもの。
晩御飯のすきやきで、生卵をかきまぜながら思い出した過去のトラウマ。
良い子は真似しないでね。