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最終更新日 2002年12月15日 UP
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第12回
☆さて、月見草主義も今回で12回目になりますが、今回をもって野球について書くのもしばらくお休みしようとおもいます。というのも読んでる方のマンネリ化もあるでしょうし、私が書くネタも減ってきたことも事実です。次回からはテーマをもっと広い分野にて展開していきたいです。今まで辛抱して読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。これからもできる限り,コラムを書いていきたいと思いますのでこれからもよろしくおねがいします。☆

第12回 監督のセンス 〜ローテーション〜
 大学一年になるころにある本を読んだ。「知の野球、情の野球」という本。筆者は森祇晶(実は本名は森昌彦)つまり前横浜監督が書いた本である。この本はおもに監督業というものについて書いてあった。すごく内容が具体的でおもしろかった。このコラムでこの本の中身を紹介しても良いのですが、野村監督シリーズの時のように長くなって、誰も読まなくなっては困るので、深入りはしないことにしました。

 さて、 ローテーションというものはどの球団でも監督が決めます。一ヵ月くらい先までの対戦カードなどを見て決めるそうだ。セリーグは言うまでもなく、巨人を中心にローテを組んでいる。さて、森監督はこの本の中でローテションを組む「コツ」を書いていた。それをシュミレーションという形で考えていきたいと思います。

 さて、例えば、
巨人A巨人Bの三連戦があるとしましょう。(巨人Bとは空想のチームで全く同じ選手がいるということです。言うまでもなく戦力は全く同じです。) 巨人Aは監督の信頼順に第一戦が上原A、二戦が桑田A、三戦が工藤Aだとします。さて、Bチームもこの三人が投げるとしたらどういう順番で投げるのが良いのでしょうか?

    一番効率が良いと思われるのは
工藤B上原B桑田Bかもしれません。それはなぜでしょうか?

  まず、長いシーズンでは、三連戦を「二勝一敗で戦え」とい鉄則があります。

   相手の
エースにはこちらの三番手を。相手の二番手にはこちらのエースを。相手の三番手にはこちらの二番手をぶつける。
      
(上原A)       (工藤B)      (桑田A)      (上原B)     (工藤A)       (桑田B)

  こうすれば理論上、
Bチームは二勝一敗でのりきることができるわけです。しかし、今回は全く同じ戦力と相手の順番が確実にわかるというケースでしたが、実際はそうはうまくいきません。相手のチームとの情報戦がまたおもしろいわけです。

     さて、このローテの組み方を表す典型的な例が01年の巨人対阪神の開幕戦である。開幕戦ということで巨人はエース上原。阪神は福原、ハンセル、藪などの大方の予想をくつがえし、マウンドにあがったのは星野伸行だった。(その開幕戦、阪神は03対17の歴史的大敗した。二戦目はハンセルで勝ち、三戦目は福原で接戦の末破れた。) 問題は星野伸をどういう意図で開幕投手にしたのかということである。勝ちにくためにマウンドにあげたのか、試合を捨てに行ったのか?ファンとして残念なのだが、どうやら後者のようである。

 開幕戦から数か月たって野村前監督が話した。「開幕戦は捨て試合や。今のうちには、こっちが誰が投げても、上原を打つのはきつい。だから二戦目以降にかけたんや。」と。要するに指揮官は向こうのエース上原との真っ向勝負を避け、二戦目、三戦目の勝利にかけたのだった。
(ちなみに私はこの試合に定価の3.5倍の値段を払ってで見に行ったんですがぁ。勝手に試合を捨てるな!と言いたい。)

 話を今年のジャイアンツにうつしましょう。今年の巨人のローテーションは桑田(火)、高橋尚(水)、入来(木)、工藤(金)、上原(土)、真田(日)というローテーションである。一見、無作為に並べてあるようだが、原監督の考えがしっかり入っていると言われている。まず、エース上原を土曜日、防御率一位の桑田を火曜日とすることで、それぞれの対戦カードで最低でも一勝できるようになっており、三連敗を避けられている。また、金に工藤、土に上原とすることで、二連敗を避けて日曜日に新人真田が三連敗ということを考えずに投げられると考えられたローテだと言われている。

 (なんと言っても巨人がうらやましいのは桑田、上原を別のカードにわけられる点である。他のチームはどうしても、巨人戦をのりきらなくてはならず、井川、ムーア、ホッジス、藤井といったエース二人をどのカードでも分かれるのは難しいのだ。)

 ローテーションを組むのは監督のセンスである。ローテーションの組み方しだいでは、年間五勝は違ってくるかもしれないと思う。たまに驚くピッチャーが突然出てくることがあるが、その裏には監督の意図が隠れているのかもしれない。

 さて、我が阪神タイガースは来期横浜との開幕戦を迎える。開幕戦は確実にとってもらうため井川でよいのだが、二戦目、三戦目は相手が相手なので、若手の安藤、藤田あたりに投げさせておいて、次のカードにムーア、藪を使ったらどうだろうか?(横浜ファンの方、大変失礼しました☆。)

 
と言うことでしばらく野球ネタはお休みします。月見草主義の次回以降にご期待ください!(みなさんの名前が出てくるかもよ?)