○エネルギー資源の概要
(1)化石エネルギー
@石油
石油は6500万年から1億9000万年前の地球の植物性のプランクトンが堆積してできた資源といわれています。
確認埋蔵量は1兆338億バレル、可採年数は41年(1999年)とされています。
特徴は
他の主要なエネルギーと比較して可採年数が短いこと、埋蔵されているところが政治的に不安定な中東地域に集中していることがあげられます。

A石炭
石炭は地球太古の樹木が、土中で加圧、加熱され変質し生成したものといわれています。
炭素の割合が多く発熱量の多い無煙炭、炭化土が小さく発熱量も大きくない褐炭などそのでき方などによってさまざまな種類があります。
確認埋蔵量は9842億トン、可採年数は230年とされています。
特徴は
他の化石エネルギーと比較して可採年数が長いこと、炭素分が多いので、二酸化炭素の発生量が多いこと、灰分、硫黄分が多いため大気汚染の原因となり、汚染防止のための配慮が必要なことです。
B天然ガス
天然ガスの主成分たるメタンは、有機物が水の共存下、常温において酸化作用を受けて生成したものです。成分中の酸素及び水素は漸次分離して、一部は化合して水となり、他は炭素と化合して炭化水素となります。したがって他の化石エネルギーのように過去に作られたものと違って、現在も作られています。
確認埋蔵量は146兆立方メートル、可採年数は61.9年とされています。
特徴は
石油や従来の都市ガスに比較して発熱量が大きいこと燃焼中の二酸化炭素排出量が少ないことがあげられます。
Cオイルサンド、オイルシェール
○オイルサンドは地下の浅いところの石油成分が空気などで変性して流動性が失われ粘性が高くなったものと考えられています。
確認埋蔵量は1兆バレルといわれていますが、回収技術がまだ確立していません。
○オイルシェールは油脂分を含んだ藻類が長い年月で分解し堆積したものと考えられています。
確認埋蔵量は3兆バレルといわれています。課題は生産コストの引き下げと石油分分離後の廃棄物の処理方法といわれています。