○エネルギーと社会
@世界のエネルギー情勢
石油生産と消費の見通し
C.Jcampbell and J.H.Laherrere, "The End of Cheap Oil",Scientific
American,78-83,March(1998).日本語版:日経サイエンス、1998年6月号、p20

右図は年石油生産量を億バレルの単位で示しています。
上の曲線から、全世界、ペルシア湾岸をのぞく世界、ペルシア湾岸、米国とカナダ、旧ソ連、北海油田の年生産量を示しています。
現在程度の価格の年石油生産量は、2005年から2010年にピークを経て穏やかに減少すると予測されています。また全世界の年石油生産量は、1997年までにすでにその予測値の45%に達しており、採掘可能な総量のおよそ半分をすでに消費してしまったことになっています。
1970年ころの石油危機以降の一次エネルギー消費の推移を見ると、石油から他のエネルギーへの代替が進んでいるが、それでも石油が最大のエネルギー源であります。しかし、石油の消費が減ったわけではなく、その消費は微増しています。

出典)エネルギー管理技術 熱管理編 p.9 (財)省エネルギーセンター
今後のエネルギー需要は2000年のIEAによるエネルギーの需給の見通しによると、
2020年におけるエネルギーの需給は1997年の1.57倍としています。特にアジア太平洋の開発途上地域については南アジアで4.6倍、東アジアで3.9倍と高い伸び率が予想され、これらの地域のエネルギー消費の約6割が二酸化炭素負荷の高い石炭となっています。これらは、環境問題に大きな影響を及ぼすものと考えられています。

出典)エネルギー管理技術 熱管理編 p.10 (財)省エネルギーセンター