EUROPA SCENERY




 1998年の3月に欧州を初めて訪れました。目的は資料収集で、とにかく時間さえあれば、本屋・大学図書館・裁判所などなどを回りに回っていました。その分、収穫も大変なもので、用意していたかばんでは収まりきらず、急遽、郵便局で小包を購入して帰国日に日本に郵送することになりました。これには後日談があって、小包はどうやら私の帰国便と同時に日本に着いたようで、自宅に帰って数時間後になんと届いたのでした。いや〜〜これにはびっくりです。

 まずは、ロンドンはヒースロー空港に到着して、電車で中心部のラッセル・スクウェアまで行きました。が、途中で「乗客全員は電車を降りろ」とのアナウンスが・・・ちょっととまどっていると、「爆弾が仕掛けられたおそれがある」とのこと。噂には聞いていましたが、自らが体験するとは思いもよりませんでした。ただでさえ、空港から中心部まで遠いのに、結局数時間かけてホテルにたどりつくことになりました。その後は、もう「あっちへフラフラ、こっちへウロウロ」の本屋探し・・・
 もちろん、観光もしたいので、大英博物館には行きましたが。ロンドンにはこの後ベルギー、ドイツを経て戻ってくることになります。

 そして、次の目的地であるブリュッセルに行くために、ウォータールー駅まで行きました。そこからあの「ユーロスター」に乗りました。空港のようなゲートをくぐると、そこは空港のような待合室でした。お土産物屋さんやチェックイン・カウンターとか・・・この駅自体もかなり近代的だったし、駅を見てまわっているだけで楽しかったです。日本から2等を予約していましたが、なんと乗客が車両1台に私を含めて3人・・・ラッキーついでに1等車両やすべての車両をウロウロと見てまわることもできました。ウォータールー駅を出発してからは、ロンドン郊外の住宅地、平野を抜け、そして、ドーバー海峡の海底トンネルへと入っていきました。初めてだったもので窓に顔をくっつけて見ていると、乗客の一人から「そんなにおもしろいか」との問い。「はじめてだし、いままでロンドンという都心しか知らないからとっても」と言うと、そこから会話が弾みました。ブリュッセルで仕事をされているデザイナー兼雑誌編集者ということで、ブリュッセルについていろいろと聞いていました。
 その後、フランスに入り、時速300キロを超えるとのアナウンスで「へぇーー」と(平野を走っているのと、まわりに何もないからそんなに早いと意識してませんでした)。しばらくするともうブリュッセルです。下車すると、EU市民とそれ以外の者に分けられて入国手続でした。しかし、これがまた簡単!!こんなでいいのかというぐらいでした。そして、地下鉄で中央駅まで行き、そこから歩いてホテルへ。チェックイン後はすぐに散策です。有名なグランプラスを中心にその周辺を見てまわりました。なんか商店街のようで(観光化はかなりですが)ちょっとほっとしました。そこで、腹ごしらえにレストランへ。しばらくすると、フランス人の老夫婦が一組、日本人が二組入ってきました。フランス人の老夫婦とは隣同士ということもあって、「欧州はどうか」「オリンピックには興味あるか」「フランス語はできるか」・・・質問攻めです。日本人組みのほうはなんか一皿だけ食べてさっさと帰っていった一組と言葉がまったく通じない一組がなんとか注文をとろうと頑張っていました。しばらくすると、ボーイの一人が私のところまで来て、「日本人か?日本語でこの店のメニューを書いてくれ」と。偶然に筆をもっていたので、下手な習字もどきでメニューを書きましたが、喜んでくれて、隣のフランス人老夫婦にも厨房のコックにも見せてまわって、「これが日本語だ!!」とおおはしゃぎでした(今でも私の書いたメニューがあればいいなぁ)。
 次の日には欧州委員会本部と中央駅を往復して、最高裁まで行きました。本部は改装中で中には入れませんでしたが、そのまわりにあった欧州委員会のどこかの部局には入れましたが。最高裁はこれまた高台にあって、そこからダウンタウンが一望できる気持ちのいいところでした。

 ブリュッセルからは、ICEでケルン経由ベルリン行きを利用して次の目的地であるベルリンに行きました。ケルンでは乗り換えで時間があったので、両替と駅前のケルン大聖堂?を見てました。ベルリン行きのICEはものすごく混んでいて、指定をとっていたのでよかったですが、8時間以上も座りっぱなしはちょっときつかったです。それに到着もベルリン・ツォー駅に12時という辺りは真っ暗で、まあ正直びびりました。ホテルもどっちの方角かわからなかったので、駅前の米国関連の事務所らしきところでなにかパーティーがあったので、とにかく駆け込んでホテルの場所を聞いてすぐにホテルに向かいました(ほんと助かりました)。
 次の日はすぐにベルリンをぐるりと散策し、ブランデンブルグから森を抜けて、ツォー駅の反対側まで行きました。あとは大きな本屋で夜まで時間をつぶしていました。まったくそれ以外にすることあるだろと思いながらも、どうも駄目ですね。

 結局ベルリンは3日間いましたが、ちょっともったいなかったです。すぐにヒースローまで飛んで、最終的な本の買い物をして翌日に帰国しました。ほんとあわただしい10日間でした。

大英博物館です。とっても広いし、人は多いし、面倒なので、そこらへんの日本人ツアーにまぎれこんでぐるっとみてました。工事中ということもあったかもしれません。


ベルギーはブリュッセルのグランプラスです。ちょっと天気が悪かったのが残念でしたが、しっかりとチョコレートとビール、ワッフルは食べてきました。


ロンドンの王立裁判所らしいです。よくわからず何気なく入ってしまい、ウィッグをつけた人たちが沢山いたのでそうだろうと思います。しかし、法廷のとなりにカフェテリアがあるというのはすごいです。ベルギーの最高裁内にもキオスクがありましたが。この近くに法律書専門店も見つけました。