7月31日
オーストラリアの連邦裁がソニーのプレイステーションのエリア・コードを無効にして国外からのソフトの使用を可能にするチップを利用することは合法であると判示しました。もちろんソニーは控訴するらしいですが。オーストラリアの著作権法でも過度の著作権保護となる方法を違法としており、この判決にはオーストラリアの競争当局もかなり好意的らしいです(「Game over sony playstation」なる見出しが載ってましたから)。消費者の選択の幅がかなり広くなるという理由らしいです。知財と競争、消費者・・・問題は広がるばかりです。
明日からもう8月ですね。ここ数年時間の流れ方が異常に早いのは気のせいでしょうか?
7月30日
あのレンタカーのバジェットが倒産とは。いきなりのニュースだったのでちょっとびっくりしました。そんで、ワールド・コムの携帯使用者は9月以降に他の4つのプロバイダーに乗り換えなければならないとも聞いてます。ワールド・コム・ワイヤレスは確かVerizonやATTから携帯サービス部門を買ったように記憶してますが・・・先日にも書いた通信業界は顧客の大移動が起きそうですね。ところで、アムトラックがまた脱線ですか。あのルートはシカゴとDCを往復した際に利用したキャピトル・リミテドでしたが、今回もその列車のようで・・・しかし、アムトラックはつい最近に融資獲得で破産回避できたとこと聞いてましたが、大丈夫でしょうかね。
「ネズミ駆逐」の表示に対する排除命令です。公取委のページには子供用の紹介ページもあって、そこにはマンガによる説明もありおもしろいですね。
7月29日
しかし、今度はQwestですか。よくもまあ次々と、どっかの国の政治家の汚職と一緒ですかね。政治家の汚職とちょっと違うのは世界への影響が桁違いということでしょうか。通信業界の再編ひいてはIT経済など経済構造の変動・・・まではいかないですかね。通信といえば、今日大阪で「ワン切り」の業者へのNTT西日本による回線停止が行われたようです。ドコモの携帯にはかなり「ワン切り」が多いとは聞いてましたが。
7月28日
金融審による著作権等の知的財産権の証券化というニュースがありました。ハリウッド版資金調達ですかね。エンタメ法でもこの類の話はよくでるようですし、証券会社は今後どのように動いていくのでしょうか。
7月26日
富山にはこんなところもあるんですねPartU。WAVE滑川というところです。日本海側に面しており、久々に潮の香りが経験できました。何故か落ち着きますね。瀬戸内海では夏の夕方に凪がありますが、それを越すとほのかに潮の香りが西宮でも感じることができました。ふっと小さいときの記憶が甦りました。
それはさておき、そこには、ほたるいかミュージアムなるものも。建物を上からみると「ホタルイカ」の形らしい・・・そして、私としてはタラソテラピーと銘打った富山深層水のリラクゼーション施設「タラソピア」がいいかもしれないと思いました。ゆっくりとお湯につかりながら日本海を眺めることもできます。すきっと晴れていれば、立山も見られるかもしれませんね。隣にはレストランや物産館もありますし。
7月25日
金沢大学法学部東川先生の掲示板からの刺激を受け、こちらにちょっと書いてみます。7月14日にも書いた「著作権」保護期間の問題ともちょっと重なっています。創作物の「著作権」による保護はいつまで続くのか?保護による創作活動の促進ひいては社会への便益を考える場合と、「public domain」として一定期間後はみんなが自由に使用できると考える場合があると思います。このような議論の一部に、現在高く評価されている映画や著作のほとんどは先達らのアイディアに「大きく」依拠しているといいます。先達らのアイディアが自由に使用できるからこそ、現在高い評価を受けることができる著作物が創作できると考えることも一つです。この場合、何が「オリジナル」・「自分の創作」で、何をどの程度保護すればいいのでしょうか。法律論以外の「個性・自分(らしさ)・オリジナル」・・・どうも私は積極的には理解しにくいです。
富山にはこんなところもあるんですね。桜ヶ池クアガーデンと桜ヶ池公園です。富山市内からまあ1時間ちょっと(かなりゆっくり運転したと思います)で行くことができるので便利ですね。宿泊施設もあるからゆっくり泊まってということも可能です。こんな感じの建物がいきなりドンと目の前に。建物の裏には城端サービスエリアがあったり、物産館(それも名前が「ヨッテカーレ城端」・・・誰かネーミングの時止めなかったのか?)、何故かロッククライミング施設がありました。建物の中もレストランや温泉、セラピー専用エリアなどものすごい高級感がでてました。一見の価値あり!!
このクアガーデンの隣には桜ヶ池公園があります。桜ヶ池のほとりを囲むように露天風呂やロッジ、テニスコート、キャンプ場なんかが点在してました。こんな感じです。
さっ、勉強勉強!?
7月24日
ずっと追っていた総合規制改革会議が中間とりまとめを公表しました。やはり、わたしの注目は、医療及び教育にかかる株式会社の参入です。もちろんどうなるかはわかりませんが、「市場の失敗」論や「公共財」論が規制の存在意義を変えるわけではないことは前提として、何故株式会社の参入が必要であり、現在の教育「市場」(これにも議論があるかと思われますが)における規制の問題点の議論があるかと。最適な教育の提供を目指す以上、「競争」は避けては通れないと思いますが、これは机上の理論なのでしょうか。
話は変わって、ANAが一日一万円乗り放題の運賃を発表したとのこと。JJ連合への対抗策のようですが、やれるならもっと早くできても良かったのに・・・と思うのは邪推でしょうか(乗る予定はないけど)。
またまた話は変わって、California州が排ガス規制法を全米初で成立させるとか。そりゃ、業界はたまったものではないでしょうに。特に市民も半分壊れかけの車を乗っている人にとってもきつい話です。LAに滞在していた時、週末は3人以上乗っていないと高速に入れないというような規制を聞いたことがありましたが、これは混雑緩和が目的でしょうね。
7月23日
このところの米国のニュースではワールドコムの話題でもちきりです。あれだけの長距離通信会社の破綻となれば、通信業界にどんな影響がでるのか。MCIへの接続ができなくなることはないにしても長距離通信の価格が値上げされることになるんでしょうか。米国留学中は長距離も国際も加入せずに、アジア系食料品店で購入できる長距離・国際併用のテレホンカードを使ってました。明らかにそのほうが割安で、インターネットも学校のサーバーからなのでなんの苦労もありませんでした。日本の通信価格とは比べることはできませんが。
ところで、欧州委員会の競争当局のページで欧州における自動車の価格は依然としてドイツやオーストリアでは大きな格差があると、年二回行われる欧州自動車価格差調査は示しているようです。今度新しく公表された自動車の販売・サービスに関する一括適用除外規則がどこまでこの状況を変えることができるでしょうか。もっとも、今回の新規則では非常にアフターサービスと販売方法に重点を置いているので自動車本体の価格への影響はどうなんでしょう?
7月22日
いつになったら北陸は梅雨明けになるのでしょうか。乾燥に弱い私にとってはこの上なくいい環境ではありますが、その他の日常生活には少々差し障りも出始めてきました(特に洗濯や掃除など)。
今とりかかっている研究は「深い闇or穴」に陥ったような・・・まとまらないです。
7月20日
新刊です。藪下史郎著『非対称情報の経済学 スティグリッツと新しい経済学』(光文社新書、2002年)がまずあります。2001年のノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツを中心に、同じく受賞したアカロフ、スペンスにも言及して、伝統的経済学、新古典派等を経て、新制度学派に至る変遷とそれらの比較を行っています。それと、竹田和彦著『特許はだれのものか』(ダイヤモンド社、2002年)があります。研究者や企業の開発者等の職務発明の帰属と対価というテーマを取扱っています。
ちょっと話題は変わって、バーバラ・グロス・デイビス著(香取草之助監訳光澤舜明・安岡高志・吉川政夫訳)『授業の道具箱』(東海大学出版会、2002年)も。これまでまったく自分の事しか考えていない状態から、講義を持つという状態への大転換に際して効果的なティーチングを目指すには、このような書籍は本当に助かります。もちろん、米国における教育状況や環境を背景に議論された手法等が現在の日本にそのまま当てはまる場合は少ないと思います。日本の教育状況や環境、これからの変化等のスクリーニング作業を経ることで、何等かの参考になるかと。
私が経験した中で「これは」という方法があります。授業の一番初めに学生一人一人に新聞記事や雑誌記事を渡し、数分間でこれを読み込み、その後1分でその内容を要約してみんなの前でスピーチするという方法です。これを応用させると、授業参加者全員に対して、判例も事実関係、判旨を段落ごとあるいは原告・被告の主張ごとにこの方法を使えるかもしれません。それに授業参加者全員の「本当の授業参加」が可能かと思います。どうでしょう、いきなりはきついか(私自身もかなり)?
7月19日
ワールド・コムが破産法申請のようです。エンロンに続いての大きな会計不正疑惑の影響はどこまで続くのでしょうか?米国の経済発展と米国型企業構造及び企業経営構造が、こんな形で現出しようとは思いもよりませんでした。独禁法をちょっとかじっていると、特に米国では怖くて事業経営等にかなりの準備をしないといけないと痛感しますが、法の抑止力はどのようにこの場合は機能しなかったのでしょうか?
どのような事業にも法律は必ず関わってくる以上、法務部のみならず、すべての事業に関わる人間の自覚・危機認識が必要と思います。いくら危機管理体制・制度が確立しても運用は人間である以上、当事者の意識・認識は大前提となり、この点は日常生活すべてのことに当てはまると信じています。
*で、一応訳とかができましたが、まあこれまでのいろんな大部な報告書等を簡潔にまとめたという感じでした。とりたてて「こう」というようなこともなく、積極的販売や柔軟な流通制度の確立、マルチ・ディーラー契約の拡充等重要部分を強調するという宣伝用でしょうか。
7月18日
あぁぁ〜〜とうとう欧州で新しい自動車販売・サービスに関する一括適用除外規則が公表されました。いずれOJにおいてauthenticがでるでしょうが、今回は旧規則との関係も含めてPowerPointらしき形式で公表されていました。これも近頃の欧州競争法の普及のための一手段なのでしょうか。簡潔でほんとに助かりますが。訳だけでも今日中にまとめてみたいです。前の修正版がそのまま新規則になるのかぁ?
一つのテーマに集中しようとした矢先に突如以前扱っていたテーマの最新情報が転がり込んでくる・・・予想はしていたものの、また頭が混乱してついていけそうにありません(しかし、研究のネタ(「意義」は別問題としてください)があるということは感謝しなければ)。
*なんかこんなページ発見です。セントルイス郊外のギャレリアというモールにあったコーヒー&フレーバー専門店のチェーンです。コーヒーの香りが少々苦手なため店内に入れなかった記憶があります(私にとっては化粧と一緒で単なる「匂い」)。それもだんだんと改善されてきたようなので、ちょっと行っときますか。
7月17日
う〜〜ん。後学期からの授業と自分の研究テーマのことで毎日頭を悩ませています。ちょっと袋小路状態のような・・・確かに、演習前の面接等で、「経済法・独占禁止法」の導入部分を説明する限りでは学生の食いつきは上々のようだけど、その後に続く事例などの説明となると少し反応が鈍くなるようです。僕自身とその方法が未成熟という点は前提としても、事例にかかる説明に工夫がいりそうです。
例えば、次の二段階でゼミに入るというのはどうでしょう?初めから何人かでグループを組ませて共同作業的にすべてのグループで同一事例を取扱ってもらう方法、あるいは、二人づつで同一テーマについて話し合ってもらう方法(話し合いの舵は僕がとるとして)を第一段階として、次に第二段階として、同じ作業をゼミにおいて、今度は上のいずれかのグループ、あるいは、二人に話し合いの舵をとってもらう。これらの作業を経て、ゼミにおいて全員の話し合いが可能となるのでは?少々、「複雑」「ややこしい」「専門性の希薄化」等々の難点が出そうです。
7月9日にも書きましたが、「株式会社の大学設立への参入」には、「営利・利潤を追求する企業と教育は合わない」との見解が政府内にあると聞きました。今後どのような展開をみせるのでしょうか。総合規制改革会議の最終案が待ち遠しいです。
7月16日
またまた台風ですね。先週の土曜日、車で走ってるといきなり「バケツをひっくり返したような」雨にぶつかってものすごく怖い思いをしました。見る見るうちに道路が水でつかってきて、その上渋滞で動かない・・・ほんとに車を捨てて逃げないとと思うほどの恐怖でした(ここの道路はなぜかデコボコでボロボロ?あれじゃぁ、水はけ悪いわ)。こういうのが一度ないと梅雨は終わらないからしかたがないと言えばしかたがないのかなぁ。
ところで、JALとJASがまずは販売子会社設立ですか。それに、マイレージの統合も合わせて。ブランド統合による認知度上昇に伴う統合と、かなり順調にシナリオどおりに進んでいるようです。ANAとの競争激化と報じられていますが、ほんとにそうなるんでしょうか?疑い深すぎるのですかね。
7月15日
入札談合の情報ですね。東京地裁が米国政府が訴えていた厚木基地の入札談合事件で米国の訴えを退けたようです。ニュースでは受注業者決定にかかる恒常的談合の存在は認めたが、個別の行為にかかる立証がなされていないとのこと。基本合意と個別合意の議論なのでしょうか。このように授業のネタには不自由しませんが、どうしても自分の頭がこれについていってないのが・・・努力します。
朝、血液検査で血を抜かれたのでどうも調子があがりません(血を見るのが苦手で)。
7月14日
後期からの授業のことで、そのネタを毎日探しているという状態です。そこで、非常によくまとめられているTV番組をビデオに撮りました。これは授業で使えそうです。特に、時期的にも問題意識の創造にも役立ちそうです。前置きが長くなりましたが、今回の番組では「知は誰のものか」という現在のインターネットとその中にある特に著作権との関係をテーマにしていました。前にも紹介しましたLawrence Lessig教授も登場しましたし、著作権保護期間延長法なるものの憲法判断が最高裁で今秋行われるという前代未聞の状況を丁寧に紹介していました。
やはり、「Propertyとしての著作権」と「public domainとしての著作権」の対立を軸に話が展開していました。一定期間(limited time)の排他的権利(exclusive right)を著作権の所有者に付与することで、技術・文化の創造的発展を促進するという考え方は「対立する」二つの立場に共通することでしょう。ならば問題は、その方法・手段の枠組み設定かもしれません。
もちろん、この枠組み設定も、例えば、時代の流れにより当初の案には縛られない、あるいは、「本来」の趣旨を外れないといった対立を生じさせることになります(「original meaning」?「original intent」?)。
(この場合)著作権を一種の私的所有権と看做すことを否定することは置いておいて、問題となっている著作権の運用をどのように行えば、上記の目的を達成することができるのでしょうか。結局、政府の介入(「一定の(specific)」法律等で「一定の(certain)」所有権に対する制限をつけること)が必要なのか、当事者間(ライセンシーとライセンサー)の私的契約において決定することで十分なのかはわかりません。公知の業界標準や公知の知の適切な取り扱いをテーマに(行き着くところ、ライセンス契約の各契約規定の正当性?合法性?だったら判断基準は?競争政策的観点から?)考えてみたいです。
7月12日
朝から晴天です。洗濯にはもってこいの天気なのですが、なにをあせったのか昨日に洗濯を済ませてしまい・・・ちょっと残念。それと、昨日に引き続いて、基礎演習の日程や具体的に取扱うテーマ紹介なんかをアップしました。考えれば考えるほどに深みにはまっていく・・・
ともかく、文科省が英語教育改革にのりだしたとか。今から思えば中学入学直前から中学卒業にいたるまで英語に関して大きな影響を与えていただいた先生がいました。今の自分の英語のみならず言語に対する姿勢や考え方はすべてこの先生との対話から自分自身が得た経験に基づいています。語学学習が楽しくなったのもこの先生のおかげとしか考えられません。英語に限らず、そういった経験をできたという幸運をすべての子供ができればもっといいでしょうね。そう願いたいです。「頑張れガッコの先生!!」
7月11日
一日空いてしまいました。そろそろ前期授業が終わる頃なのですが、と同時に、後期授業の準備という恐ろしいイベントに取り掛からなければと思っています。こんな時、しっかりと学部の授業に出ていれば、いろんな方法が参考になったのにと後悔の嵐です。これから数年は手探り状態ですが、なんとか一応のマニュアルみたいのを作りたいです。そこで、法律のゼミや授業という以上、事例を扱うのでその整理の仕方を案としてアップしてみました。これも、授業シラバス・レジュメも案の域をでないのですが、やっていくうちに問題や改善の方法がでてくると思うので、適時修正したいと思います。
どなたか、特にゼミ運営や一般的教育方法を御教示・勉強させてください。とにかく「楽しい」のが一番だと信じているんですが。
7月9日
2002年度の第4回総合規制改革会議において、「大学等への株式会社参入について」という資料が公開されました。教育基本法にいう「学校」の「公の性質」と、実際の株式会社による教育事業への参画が対立する可能性の指摘もありました。例えば、「教育」・「研究」への利益還元に対する障害、「教育」の在り方とその提供にかかる不安定化(財政面、提供される「教育」内容など)です。もっとも、同時に、民間的な経営手法を駆使した運営の可能性の指摘と、その活用による運営改善をも掲げていることは私立大学なら学校法人化せずとも株式会社が設立することができることを表していると言えるかもしれません。このような流れが大学を取り巻く環境にどのような影響を与えるのか、大学間の統合はもちろんのこと、大学間の協調行動や大学の企業としての活動の在り方にも今後議論が及ぶような気がするのは私だけでしょうか。
今はメディアも食品表示に強い関心を有しているようです。今日7時20分からの番組でも、業者、消費者、官庁のそれぞれの取り組みとその課題を指摘する特集番組が組まれていました。
7月8日
再開です。ちょうど考えているネタがだんだんと形づくられてきたのですが、ちょっと整理できないことがありました。JustificationとDefenseの違いなんですが、『英米法辞典』やブラックにも詳しく説明がありますが、自分の頭に入りにくい(いや、自分の頭の悪さを転嫁するわけではないのですが)ので混乱しています。もう少し時間がかかるでしょうね。後者に前者が含まれているような、一方当事者の主張の範囲と関係があるような感じなんですが、具体的事案に対応した用語としての区別がいまいちつかず・・・
後期からの授業ではこんな本も使えるかと。落合誠一/及川昭伍監修、国民生活センター編集『新しい時代の消費者法』(中央法規、2001年)です。自分自身と一回生が対象ということもありますが。
話はまたガラッと変わって、御堂筋を歩いていると、なんとオフィス・デポがありました。関西にあったとは知りませんでしたが、本町周辺ということもあってか便利でしょうね。
7月3日
朝はちょっと曇り空だったのですが、いきなりの雷雨です。他の先生方はその最中に学校に来られたようでずぶ濡れのようでした。今は快晴・・・(まるでセントルイスのようです)。航空ネタが続きますが、航空新聞社によると(7月1日ニュース分)、JALとJASの統合による羽田空港の発着枠の返上で配分された各社が増便などにより競争が活発化するとのこと。スカイマークがそのうちの3便分確保したことはどう評価できるのでしょうか。配分ルールとその判断基準が早く見てみたいです。
新刊でもないんですが。飛田茂雄著『英米法律情報辞典』(研究社、2002年)があります。よく使う『英米法辞典』や『英米商事法辞典』とは趣を異にし、より平易な日本語で両辞典の内容をまとめてくれているという感じですか。なにより、有名な事件についての記述は助かりますし、反トラスト法に関する記述があることには驚きました。このような辞典は米国ではたくさんあるのでモデルはあったのでしょうね。そういったものが今手元に4冊ほどありますが、ロースクールの講義の際にKermit L. Hall (ed.), The Oxford Companion to the Supreme Court of the United States (Oxford UP, 1992)や、同じ編者のThe Oxford Guide to United States Supreme Court Decisions (Oxford UP, 1999)などを主に使って予習・復習をしてました(もっとも、もとの判例等にあたらなければならないのですが)。なお、ここの更新は都合により来週にまた再開します。
7月2日
梅雨真っ只中です。除湿機全開で湿気がとれるとれる。この除湿機、電源を入れると今の部屋の空気の状態を示してくれるようで、いきなり「ダニ警報」で、ちょっとびっくり。でもすぐに消えたので。さて、昨日の続きです。ANAがエアドゥの支援で、共同運航を軸に話が進んでいるとのこと。しかし、運賃もANAレベルになるなら意味ないでしょうね、今までエアドゥを利用してきた人は。これに対して公取委もなんらかのアクションをおこすことはあるかも(この共同運航計画を事前相談していないような感じでしたし)。さらに、JALもJASとの統合過程で、まずは共同運航を模索中かとの報道(朝日の今日の朝刊)。持株会社設立のフェーズ1の段階での共同運航ですが、ANAとエアドゥの共同運航ができるなら自分達もという論理のような。しばらく数年はゴタゴタしそうですね。法律の枠組みと解釈が完全に置き去りをくらっている印象をもちます。
新刊です。山内弘隆・竹内健蔵著『交通経済学』(有斐閣アルマ、2002年)なのですが、これも自分の趣味ですね。もっとも、ゼミの募集の際に交通論を受講してその中で規制改革や独占禁止法という言葉を聞いたという学生もいたので、少しはこの点の勉強をしなければと思いました。
7月1日
新刊本もないですね。というわけで、今結構凝っていること。ネタはロースクールにいた時にルームメートが受講していた「所有権理論(Theory of Property rights)」から。航空業界が自由化になり、新規参入者が増えてくると必然的に空港の発着枠の限界とその分配(配分?この日本語の違いとdistributionとallocationの違いも留意)方法が問題となるが、その方法としてはどんな枠組み設計が適切か?というもの。もともと発着枠が誰の所有権に属しているのか。この所有権をどのようなかたちで譲渡するべきか。競争促進を前提に議論を組み立てろという政策的な問題です。その時はそれほど関心がなかったのですが・・・今の日本の状況を考えるとどうなりますか(米国の航空制度との違いはもちろん考慮にいれるとして)。と、長いネタ振りをして、今日から富山ー東京間にJALが就航です。値段も特割で8000円。ほとんど満席状態のようです。ダブル・トラックとなって、ANAとの競争をするようですがどんな結果となるんでしょう?結局どっちも値上げというような感じがしないでもないような・・・