〜ここではF1の話をしたいと思います〜


12月25日よりの九州合宿で、F1の魅力って?F1ドライバーの良し悪しって?などという質問を受けたので、ここでは、その疑問に答えつつ、私の持てる知識を披露したいと思います。
まず、F1の魅力から語る事にしましょう。F1世界選手権は1950年に制定され、2003年で54回目のシーズンを迎えます。しかし、他のスポーツに比べれば、その歴史ははるかに浅いものです。それでは、なぜ、F1は世界3大スポーツ(オリンピック、サッカーワールドカップ、F1)と呼ばれるまでに成長することができたのでしょうか?それは、やはり、ヨーロッパに基盤を置いているからだ、と言えますが、それ以上に、F1がお金を産むから、という事実があるからでしょう。それゆえに、F1にはモータースポーツのほかのカテゴリーには無い、不思議な雰囲気があります。徹底した秘密主義で、パドックには、ついたてだらけ。ヨーロッパ(イギリス?)らしい階級社会。例えば、チケット1枚が十数万円するパドッククラブには、労働者階級である、ピットクルーなんかは入ることができません。許されるのは、チケットを持つVIPや、ドライバー、チームマネージャーなんかぐらいでしょうか。それから、その背後で動く巨額のお金。チームやドライバーに与えられる賞金の額は明らかにされていませんが、その他にも、TV放映権料、ドライバーとチーム間の契約の複雑さ。そして、その契約がいとも簡単に破棄されてしまう危うさ、こういった、裏の世界が、F1を独特なスポーツにし、いわば閉鎖的なF1の世界が、ドライバーを神格化しているように思えます。
それでは、スポーツとしては、どう面白いのかというと、まずは、予選です。予選は、一人につき12周の周回が与えられます。ドライバーは12周を1時間以内に消化します。この予選は、ことによると決勝以上の興奮を我々に与えてくれます。印象深いのが、2000年の日本GPです。ミハエル・シューマッハがトップタイムを出したら、ハッキネンがそれを上回るタイムを出す。そしたら、ミハエルがそれに応酬する、結局、0,007秒差で、ミハエルがこのバトルを制しました。この戦いをみたら、やはり、F1も、ドライバー勝負だ、と思わずにはいられません。マシンの特性は、それぞれ違えど、そのポテンシャルを100%引き出すドライビングというのは、半ば神がかり的ともいえます。これ以上縮めるのは無利だろう、と思って観ていて、さらに速いタイムを出されたら、ライバルチームでも、感嘆の声をあげてしまいます。ドライバーの良し悪しを見るのならば、この辺ではないかと思います。予選では、いかにマシンの性能を引き出すか、そして、そのためのベストセッティングを決めることができるか。それから、雨です。ウェットコンディションで、どれだけ速く走れるかが、ドライバー診断のかなりかなり重要な指針になるのではないか、と思います。雨の予選は、そういった意味で腕の見せ所です。では、現役ベストドライバーはだれか?といいますと、やはり、ミハエル・シューマッハです。それから、ジャック・ヴィルヌーヴ、ファン・パブロ・モントーヤでしょうか。ジャックの、あきらめず、常に一つ上を目指すドライビングは、観ているものを楽しませてくれますし、モントーヤの、隙あらば抜いていくという精神は、今のF1では、とても貴重なものではないかと思います。モントーヤに、もう少し、安定性がでてきて、ウイリアムズのマシンが、彼の期待にこたえることができたら、モントーヤは必ず、ミハエルと互角にチャンピオンシップを争えると思います。私は、予選で速いドライバーは、実力のあるドライバーだと思っていますので、モントーヤは、当然、有能なドライバーだと考えています。彼は、ただの暴れん坊なんかじゃありません。今年で、デビュー2年目、しかし、もう初優勝は経験済みです。一度、勝利の味を覚えたドライバーというのは強いものです。モントーヤ、今年は、優勝なしで終わってしまいましたが、2003年は、必ずや、興奮するシーズンにしてくれると期待しています。ところで、私の愛するハッキネンはどうなのか?これは、後日、1998年を振り返るということで、語りたいと思います。
P.S ひろゆきさん、こんなもんでどうでしょう?なんか、ぼかした語り方だと思ったら、言ってください。第2弾、第3弾を書くんで。

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