琉球旅行記

2002年09月06日

第三章その4 〜生きるか死ぬかの一世一代の大勝負の巻〜

アメリカンヴィレッジに到着。お昼時だ。昼飯でも喰おう。我々は例のごとくオーシ
ャンズ11と別行動をとることとなった。なぜか4人と11人に別れてしまう。実に不思
議だ。オーシャンズ11の結束っぷりには拍手喝采である。我々4人が入り込む余
地なんてありゃしない。別にかまへんで。アメリカンヴィレッジにはその名の如くア
メリカンな店が建ち並んでいた。「太陽市場」に「南国食堂」。。。悩むぜ。「太陽
市場」にした。バイキングだった。

我々4人が陣取った席の隣には米軍のファミリーが陣取っていた。心なしか我々
の会話も途切れがちであった。ビビっているのか!?しかし、ビビってしまうのも
無理はない。だって、マイクベルナルドだから。初めて我々は敗北を意識した。ど
うやってもあいつを倒すことはできない・・・。ベルナルドがパスタを食べているそ
の様子を見るだけで我々は相当の威圧感を感じていた。あいつはただ者じゃね
ぇ。下手したら殺される。これが最後の飯になってしまうのか。そんなことを考え
ていた我々の会話が途切れがちになってしまうのも仕方がないことではないだろ
うか。

だがしかしである。ベルナルド陣営も我々に相当な恐怖感を抱いているようだ。
さっきからしきりにこっちを気にしている。さすが百戦錬磨のベルナルドである。
我々が発する戦士の「オーラ」というものを敏感に感じ取ったに違いない。ベルナ
ルドが一瞬の隙を見せたので私は飛びかかろうとした。先手必勝である。しか
し、紳士が「待て。」といって私を止めた。紳士が言うにはここは「アウェー」だから
不利であるとのことだ。確かにそうだ。ここは「アメリカンヴィレッジ」である。完全
に我々のアウェーである。強豪と対戦する場合、アウェーでは引き分けを狙うの
が勝負の鉄則である。無理をしてはいけない。私はおとなしく紳士に従った。紳
士の冷静さには脱帽だった。

しばらく膠着状態が続いた。どちらも最初の一手が出せないでいる。するとベル
ナルド陣営が動きを見せた。ベルナルドは息子さんを抱っこし、戦場から去って
いった。戦場から去っていく時、私に向かってベルナルドは目でサインを送ってき
た。「こんなに手ごわいジャパニーズは初めてだぜ。今日のところは俺は負けた
も同然だ。でも今度は今日みたいにはいかないからな。また会おうぜ。」ベルナ
ルドこのようなことを私に言いたかったのだろう。

何とか我々は勝利を手にすることができた。しかしここで思いもよらぬアクシデン
トが起きた。杉本氏の負傷である。ベルナルドにやられたわけではない。照明に
やられたのだ。杉本氏は頭を負傷した。このときの我々はベルナルドとの戦いか
ら杉本氏の負傷まで全て吉野Pのプロデュースによるものだとは知る由もなかっ
た。



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