3月30日
「別れと出会い」

ピタ  ブッダは起きたらもういなかった。朝ご飯としてピタ(プレーンとりんご)を作ってくれていた。
 それは“ASAGOHAN”と書かれた紙とともに置かれていた。プレーンの方には“SHOPPAI”、りんごの方は“KAWAII”と書かれていた。“KAWAII”と“AMAI”を勘違いしているらしかった。でも、りんごの方はメチャうまかった。
 メンバーのひとりが写真の現像をしに行ってくれている間、自分はボスニアまでのバスチケットを買いに行くことした。語学ができるメンバーがついてきてくれると言ってくれたが、近くにいると必ず頼ってしまうので、何事も経験と思いひとりで行くことにした。しかし……家のカギが開かない!!メンバーのひとりが写真現像に行く際に持っていってしまったので、戻ってくるまで軽く監禁状態だった(内からも外からもカギを使って開け閉めをしなければいけない仕組みのドアなのです)。

 今日はアバラ・ペンションにある難民キャンプでの最後の活動日。
 ちぎり絵はアバラ・ホスピタルの子どもたちよりも細かく貼っていた。忍者は思ったよりも盛り上がらなかったかな。でも、手裏剣は喜んでいたようだ。ドライバーもガガもいっしょに折っていた。
 みんなが折っている間、ちょっと離れた位置にいてこっちに来ないミナの相手をしていた。“ドジ!(おいで!の意)”と言っても来ないし、ダッコして連れて行こうとすると泣きそうに笑う。仕方ないからみんなは他のメンバー3人に任せて、ちょっと離れた位置でマンツーマンで遊んだ。
 「ぱっくん」や「ねこ」を作ってあげると喜んで笑ってくれた。次にミナにも手裏剣を教えてあげた。軽く折り目を付けてあげて、ぎゅっと手を握る仕草を示すと、折り紙の端をぎゅっとして折り目をきちんとつけてくれた。
 その後、全体的には竹とんぼを配って終わったのかな。慌ただしい終わり方だった。
 これでここの子どもたちとお別れだと思うと切なかった。
    ちぎり絵     ちぎり絵2
  左:この間やったちぎり絵に顔はめ写真をくっつけて→ 右:プレゼント。壁に貼ってくれた。

 活動を終えて16:00頃。メンバーのひとりは体調不良からか寝る。もうひとりとふたりでバスチケットを買いに行った。その時、朝作った「ひとりで買う時用の紙」で一発で買えた。この方法は外国で使えると思った(行き先や日時をあらかじめ紙に書いておく)。
 チケットを買った後はフリー。お土産を買いにセンターに向かう。結局、共和国広場の付近でポストカードを買った。店員さんが積極的に話しかけてくれて、談笑しながら何枚かを選んで購入。
 ミッキー(名前を聞かれたので「マッツァ」と教えたら教えてくれた)は“アリガトウ”と日本語を知っていた。お釣りをもらい帰ろうとすると、さっきかったポストカードを1枚手に取り“プレゼントダ”と言ってくれた。たった何分か話しただけなのに……すごくうれしかった。手を差し出し「ミッキー、フバーラ(ありがとうの意)」と言って握手で別れた。
 地下道のおばちゃんも優しかった。「これは何?」と聞くと、明らかにセルビア語がわからない風貌をしている自分にセルビア語でバーーーっと説明してくれた。在庫をメッチャ探してくれた。買わなくても笑顔で送り出してくれた。

 今日の夕飯はご飯!かなりうまく炊けていた。しかし、巻物自体はそんなにおいしくなかったかな。あやしいソーセージの味がきつすぎた。スープはしょうゆにベゲタ(日本の味の素みたいな香辛料)と塩・こしょうだった。こしょうを入れすぎたためか辛っ!という感じ。
 夕食後、ミーティングの時にブッダがメンバーのひとりのために入れてくれたカラメルミルクがメチャうまだった。日本でも作ろう♪