あの日、何を思っていたんだろう
↓ ↓ ↓
表紙へ戻りたい方
今月へ
2003年7月

31日:都心を行ったり来たり
 昼、クーラーボックス2つを抱えて家を出る。まずは学校へ。電車では周りから好奇なまなざしで見られる。クーラーボックスの中からバックや本を取りだしていたからな…。でも、いちいち気にしてはいられない。吉祥寺まではクーラーボックスを持っていたが、学校まではさすがに持っていきたくなかったし、チャリをこぐのも大変だと思ったので、駐輪場の管理人さんに預かってもらう。管理人さん、ありがとう。そして、今日、ようやく先生にお金を返す(^^;)かなりすっきりする。
 続いて14時にクーラーボックス受け渡しのために待ち合わせをしていた。でも、30分遅刻…。家を出るのが遅すぎたようで、見当をつけ損なっていたようだ。近頃、携帯で時刻表を調べられるから、自国を調べずに家を出ることがほとんどだ。良くない習慣だな。とにもかくにも、クーラーボックスを飯田橋で受け渡す。

 自分が遅れた+クーラーボックスを運ぶのを手伝ったため、次の予定の間にやろうとしていた今後のミーティング(MTG)の予定を取りやめて竹橋へ。これも散歩がてら歩こうと思っていたのに、時間がなくて電車(;_;)しかも、竹橋で出口を間違えて散々迷う。
 JANICで2時間ほど手伝いをして、また飯田橋へ。法政大で活動案担当の子とMTG。法政の何とかタワーはすごかったぁ。うらやましい。26階のラウンジ(←ラウンジって普通ホテルにあるもんでしょ)からの夜景なんて、都庁から並みにきれいだった。


30日:朝昼夕夜
 朝、新聞を回収に出し忘れる。ちょっとへこむ。
 昼、昨日おばあちゃんにもらったお小遣いで散髪に。小遣い効果でカラーもしちゃった。
 夕、散髪帰りに聖蹟まで足を伸ばし、今度こそと『豊かさの条件』を購入。総括引き継ぎの日程調整も済む。
 夜、明日用のレジュメ作ったり、明日持っていくものの用意をしたり。


29日:土
 友達の誘いで、小ドライブへ。ほんとに狭い範囲だったけど、初めての場所であの迷う感じがやっぱ好き(変わり者??)。狭い道に遭遇するとかなりあせるけどね。んで、多摩川を中心に一周してスタート地点近くにあるファミレスで、レジュメを見せ合ったり、ユーゴの写真見せたりしてまったり談笑。
 帰りは違う道で帰ってきたけど、その道はナイスだった!川崎街道良い!何でいつも甲州街道のせっまーい道を恐々走っていたのか…。自分の家の前を通る道路なんだから、もっと早く便利さに気付けよ。

 夕方、家にたどり着くと、うちに来たおばあちゃんが草むしりをしてくれていた…何でおばあちゃんがやってるのー(^^;)元気すぎ!(←いや、良いことだけどね)
 で、手伝う。小さな庭とはいえ、一面に生えていたから結構抜いた。久々に手が青臭く、土まみれになる。でも、そんな手に残った感触は懐かしく感じた。小さい頃は土をいじくり回していたなって思った。


28日:「豊かさ」違い
 雑務を片づけてしまおうと机に向かう。机のライトをつける…ん?つかない。もう一回スイッチに触れる…はぁ、とうとう切れたか。蛍光灯がついに切れてしまった。仕方なく買いに、近くのコジマへ。ついでに、友人に薦められた本も読んでみようとまずは聖蹟へ。
 行く時に片側一車線の道で車の前にチャリが堂々と出てきて、そのまま道の真ん中を何かの作業をしながら悠々走ってきた。もう、人生初のクラクションをいつ鳴らしてやろうかと思ったけど、対向車が消えたので思いっきり追い越した。
 聖蹟ではさっさと買って、コジマへ行って、そこでもさっさと購入。コジマの店員さんがお釣りを渡す時に落としたのに何も言わなかったから、おいおいって思っちゃった。別に謝ってほしいわけじゃないけど、何かいつも言われると別に良いのにと思っているだけにショック。さっきの自転車のやつに腹立てていたんだろうか…。

 帰って、雑務を終わらせ、買ってきた本を読む。暉峻淑子(てるおかいつこ)さんの『豊かさとは何か』…ん?ちょっと違和感。目次を見る…??何か、聞いていた話ではNGO経験に基づいて書いたとか言っていたけど、一言も「NGO」なる言葉は出てこないぞ。→調べる→数分後…間違えに気付く(;_;)
 薦められたのは暉峻淑子の『豊かさの条件』。何てこった。「豊か」という言葉だけで買ってきてしまった。はぁ。今日は珍しく本屋に行っても長居せずに帰ってきたから書名なんて詳しく見なかったしなぁ。
 落胆はしたけど、とりあえず読む。何ヶ所か、へぇっていう部分もあったけど、全体的には少々退屈だったかな。俗に言われていることがあふれていた感じ。日本の豊かさは違う方向を向いてるぞって。でも、1989年に書かれたことを考えれば先駆的だったのかなとも思った。

自衛隊派遣
 やっぱり恒久法は作られそう。まぁ、流れ的に誰も止められなさそうだったから驚かないけど。でも、国連決議なしに派遣する場合も念頭に考えるってのは大きく出たね。「上」は悲しいかなやはり現実主義者だ。


27日:ミーティングデー
 男女平等センターにて。13時から活動案のMTGをして、15時から派遣準備MTGの準備をして、18時から派遣準備MTGをして、21時からはジョナサンに移動してガガMTGをして…。MTGばっかじゃん。はぁ。ようやく今日が終わった。
 今日は総括+活動案を担当しなければいけなかったからいつもの5倍疲れた。やっぱり司会&進行は難しい。あと、問題点が山積み。解決に手間取りそうだ…。
 サブゼミとかもやらないかんしな。どっから手をつけるべきかな。

 そんなこんなで、母親の誕生日をすっぽかしてしまった。ごめんって感じ。電話での「Happy birthday」は初めてかもな。まっ、しゃーない。


26日:ロイヤル・テネンバウムズ
 延滞って、しちゃうとどうでも良くなるものなのね。今日、ようやくロイヤル・テネンバウムズを観た。今回も勘違いしていて、コメディーだと思っていたら…結構良いお話だった。初め30分は何度早送りで観てやろうかと思ったけどさ。良いお話ではあったけど、こういうのはちょっと好きではないかな。
 しかし、延滞料金600円は痛かったな…。

 あとは、明日のMTGに向けての連絡だ資料だ何だとの雑務とかだったかな…覚えてない。思い出した!夜のジョギングでようやく、距離だけは以前走っていた距離に戻せた!


25日:見送り
 4時過ぎからシャワーとか浴び始めて始発の次の電車で一路日暮里へ。日暮里で合流するも、4人行った過去ボラのうち団体がお金出してくれたのが2人分…。しょうがないから俺ら2人は京成の特急で成田に向かう。
 座れない…(泣)完徹&長時間の電車立ちっぱでもうふらふらになった。スカイライナーならどんなに楽だったことか。でも、800円浮いたっと考えよう。
 で、また成田で合流し、歩いていく。これで成田は2回目(初がユーゴに行った時だから)!何か思い出す。おぉ、こんなところだったって。
 5人は楽しさ半分、不安半分って感じ。自分の時もまさにそうだったなぁなどと思いながら5人を見ていると、眠気もふっとんでわくわくしたし、自分も行きたいなって思った。
 見送りを終えて、帰りは4人で爆睡しながら帰る。でも、京成は熟睡できなかったな。やっぱ京王線が一番落ち着いて寝られた。

 妹がイラク復興特措法案の強行採決の場面をテレビで見て言う。「大人って格好悪いよね。ってか、大人になってまで、しかも女の人なのに土足で机に上って…」。確かに。あの映像はひどい。へらへら笑いながら茶番を演じているとしか思えない人が多すぎる。


24日:一転
 夏が戻ってきた。総括に就かなくても平気そう。昨日の時点で腹をくくっていただけに複雑な気持ちもあるけど、肩の荷はかなり軽くなる。

 そんな今日も結局MTGばっか。13時から一班の人たちと最終MTGで、18時からはクリスマスキャンペーンのMTG。23時頃家に着くも眠れない。なぜかというと…明日は一班の出発日!一班と言っても5人だけど!でも、その5人が行くのは僕らがユーゴで行ったキャンプ!というわけで、見送りに始発の次の電車に乗るため完徹を決意。

 そして、メールの返信したりしてるうちに時間は27時。そこで気付く。24日返却のビデオ『ロイヤル・テネンバウムズ』。観る時間はない。返す気力なんてもっとない。はぁ。初の延滞だ。

そうそう、驚いたこと
現代っ子
 クリキャンMTG前にミスドにみんなで行った。そこで、俺ら世代から見てもまさに「現代っ子」っていう子たちがいた。明らかに小学生…中学年くらい。男の子2人と、女の子2人。4人席に4人で座り、3人はゲームボーイに目を落とす。1人はマンガに目を落とす。そこに会話はなし。その4人テーブルを挟むように2人テーブルが2つ空いていたので、その子たちに1つ席をずれてくれないか頼むと、渋々無言でずれてくれた。しかし、3人はゲームボーイとマンガから一時も目を離さなかった。
 その子たちはどうやら母親たちと来ていたようで、隣の席のマダムたちが立ち上がるとその子たちを連れて帰ろうとした。母親たちは子どもたちを気に掛けながらも先に店を出る。しかし、一人の子どもはひたすらゲームボーイをやっている。見かねて、うちらが「お母さん行っちゃうよ」と言ってもこちらをまったく見ずに立ち上がる。普通にバックを忘れているから渡すも、お礼なんてもちろんなし。バックのチャックが開いたままだったからそれも言うが、ほぼ無視。
 よく考えると、彼らの声ってまったく聞いていない。それどころか、こっちに振り向きもしなかった気がする。世間で悪く言われているいわゆる「現代っ子」なんて本当は実在しないものだと思っていた。でも、いた。みんなでショック受けちゃったよ。そして、うちらが出した結論。子どもにゲームボーイは買わない!


23日:肩こりそうな夏だ
 MTGに行く。一班は雰囲気良いから安心だ。外から見た感じはうまくいきそう。
 そして、梅雨明けてもいない時期から夏が終わってしまった。結局、総括になった。別に、ハタチの夏に何かを期待してたわけじゃないから良いけどさ。良いんだけどさ…。
 でも、なったからにはしっかりやらな。せっかく編集長から解放されたのに、また肩のが重いなぁ。俺、総括タイプじゃないっつーのに、どこでどう間違って、何で勘違いされてるんだろ。


22日:オール・ドブロ
 北島すげぇ。同年齢って知って二度ビックリ。でも、北島の同年齢はうなずける。ソープはうなずけない。ロディック&フェデラーも同世代とはとてもとても…落ち着きすぎだろ。やっぱ世界は違うって思いながらサブゼミの打ち合わせのために学校へ。
 2時間弱話し合い。今思えば、何でもすんなりと解決させちゃうところがユーゴ二班を思い起こさせるグループだ。

撮られる続きで…
 ここ1ヶ月で周りが続々携帯替え始めた。知ってるだけで5台!?今の携帯は不満よりも愛着が上回ってるから変える必要性を感じてないけど、そろそろ故障が恐い…。今日もメール送信ボタンを押したら画面が真っ暗になって消えるし…。
 ふと、打ちながら思ったけど、携帯の話でお題が「撮られる続きで…」っておかしいな。いつの間にか「携帯=カメラ付き」になってる自分がいるぞ。

 話し合いを終え、帰路に着く前に本屋で雑誌読んでいたら電話が来て、そいつと会うことに。
 ぶぶか食った後にサンロードの方に抜けると、なーーんと!商店街のアーケードが消えてるじゃないか!これはビックリ。あんな大きくて見慣れたものがなくなってるもんだからすごく違和感だったな。その後はスタバのソファーに生気を吸い取られてまーったりと時を過ごす。

 18時過ぎに別れて、聖蹟寄って21時頃には帰宅。


21日:撮られる
 20歳になったから記念の写真を撮りに行くぞと4月から言われてきた。そして、今日、ようやく撮りに行った。遅っ(^^;)
 久々にスーツに着替える。慣れないけど結構好きになってきた。相変わらずネクタイは苦手だけど…。数年前はネクタイするのが苦しくてできなくて大変だったなぁ。
 髪も染めたかったけど、お金なくてできなかった。でも、スーツには黒の方が合ってるのかもっと来てから思った。

 撮影は反射板みたいのもあったりと本格的でビックリ。一応ポーズがあるらしくそれをガンバってこなす。プロのモデルさんはこんなことを毎日やっているのかと思うと大変だ。
 普段撮る写真は別に気にならないけど、今回は大変だった。こういう写真は苦手だ。

帰りは新宿から運転してきたが、都心は違うねって思ったことが1つ。
 信号がLED(←仕組みはわかってないけど)になってる!そして、案の定西に向かうほど従来のものに。甲州街道はつつじヶ丘くらいでLEDがなくなっていたかな。でも、府中の手前あたりではチラホラ見かけた。
 見やすいからドンドン替えていってほしいな。

替えていってほしいと言えば、道路のライン!(白い線ね)
 雨の日見えなさすぎだから。知ってる道は良いけど、知らない道はまだ恐いよ。何とかならないかなぁ。


20日:いつもとかわらず
 当然半徹夜状態だった。で、何だかんだして昼頃には帰宅。そっから色んな事務作業やらなきゃいけなくて19時頃うとうとし始め、26時頃に目が覚め…。

 近頃、わかっちゃいるけどやれない(やらない)ことばっか(ダメダメ)。「楽しいことは2人でやれば2倍楽しくなる。苦しいことは2人でやれば苦しさは半分になる」。わかっちゃいるんだけどさ。


19日:総括
 JNIV送り出しMTGだった。どうしよ。総括やらされそうな勢いはいまだ吹き止まず、でも自分の時間もほしいからやりたくない。でも、今引き受けてくれている人はもうすぐ院試だからやらないかんのかなとかも思って…。
 あぁ、どうしよっか。

 結局MTG後も飯食いながら話したりし、終電はなくなる。そして家には帰れず友達の家に押しかけさせてもらう。
 そして、なぜかプログラミングを教わる…(^^;)


18日:器用貧乏
 夜中(だから正式には昨日)に考えたこと。こう言っちゃ何だけど、自分は色々なことを無難にこなせる方だと思ってる。勉強もそうだし、対人関係もそうだし。スポーツも運動音痴だから下手ではあるけれど好きになったから何でもやっていけると思う。過信はしたくないけど、ある程度の年数これでやってきたから変に自信がついてしまった。友達に「器用貧乏にはなるなよ〜」って言われたこともある。
 でも、やっぱり器用貧乏まっしぐらかなぁって。強烈なリーダーシップがあるわけじゃないし、豊富な知識があるわけでもない。口が達者なわけでもない。周りを和ませるキャラでもない。何かに対して挑戦する度胸もないし、フットワークも別に軽くない。

 もうハタチだし。ちょっと先のことを考えると、やっぱり今さらながらでも「武器」を作ることが必要なのかなって。こんな自分も嫌いじゃないんだけどな。


17日:リクナビ
 大手就職情報サービス「リクナビ」から朝、電話が来た。「6月頃お送りしたハガキの返信がないのでお電話させて頂きました」と。登録してない人には連絡する仕組みらしい。すごく感心。だって、リクナビのハガキは全国に何万人も送られているはずなのに、まずそのひとりひとりに送って、そこから返信が来た分とネット経由で登録した分を除いて、あとは電話対応。ものすごいきめ細やかな事務作業。たぶんもーーーのすごいめんどくさい作業だけど。
 やっぱ社会ってすごい。そして、そこに大手の大手たる由縁を見た気がした。


16日:夏だから?
 昨日の夜にジョギングした時、冬いつも走っていた道なのにもかかわらず、無性に恐くなった。商店街の通りから川に出るまでの間でちょっと暗いところがあるけどそこで。近頃物騒だから集団で襲われたらヤバいなぁとか、何か(オバケ)出そうみたいな感じもあったし。冬だとそんな心配ないんだけどなぁ。

 同じ道を今日も行ったけど、今日はそんな不安にならなかった。やっぱ慣れだね。
 でも、やっぱ冬が良い。気持ち良いし、星はきれいだし。あの澄んだ空気がたまらない。

 知り合いに重度の風邪が流行っている。のどに膿がたまっていると言われたという人や1週間寝込んでるやつとか…夏風邪手強し。


15日:認め合い
 バッファロー'66を観た。こっちは友人が相当推してたからいつかは観よう観ようと思いつつ今まで借りなかったもの。
 どんな話かをまったく知らなかったため途中から「あれ?ラブストーリー?」みたいになった(^^;)まったく別ものを想像してたから…。画面の感じ(何て言うんだろう?画面の構成?)は結構好きだけど、ストーリーにはあまりひかれなかったかな。

 価値観って人によってほんとに違う。友人の賞賛っぷりと、自分の普通っぷり。
 国際関係やってると、認め合わなきゃっていうことが結論としてよく出るけど、それは簡単じゃない。そうわかっていても、やっぱり簡単じゃないって思っていても結論はそこに行き着くしかないことが多い。
 今日、ユーゴにいっしょに行った人からのメールにこんな文が引用されていた。

『自らが偉いから、また恵まれているからかわいそうな人を救おうというのでは、その行為の奥にはエゴイズムが見え隠れするでしょう。そうではなく、他者を尊敬するがゆえに、利他の行動に打って出るのです。利他の行動は偽善に陥ることを免れるのです。』

 妙に納得。相手を重んじることで互いに尊重し合う。結局はこれなのかなって思った。

J-PHONE
 J-PHONEのメアドがVodafone仕様に変わるらしい。俺もVodafoneに変えたいと思っていたから別に良いんだけど…今J-PHONE使っている人のメアドが併用は可能でも全部変わるんでしょ??登録し直すの面倒すぎだから。


14日:
 バニラコカコーラを飲んだ。甘っ…。結論。「気の抜けたコーラ」=「バニラコカコーラ」。

バイト。  すっかり落ち着いたので、以前やっていたところの方に空きがあるかどうかを尋ねるメールを送った。そしたら、その夜に、従姉(いとこ)から家庭教師のお誘いがあった。まぁ、まだどちらもどうなるかわからないものの…俺、間が悪すぎ。


13日:異邦人
 どういう風の吹き回しだかはわからないけど、「きょうママンが死んだ。」の冒頭でおなじみの『異邦人』を読んだ。
 この本、自分的に思い出深いものがある。まず、読書嫌い(なのに文学部(^^;))の僕がなぜこんな本を持っているかというと、それは中学か高校かで読書感想文の候補作品にあったから。そして、書店に本を買いに行った時、この本が最も薄かった(ページが少なかった)から買ったというわけでした。しかし、そんな考えは浅はか極まりなかったわけで、まったく内容がわけわからず、結局別の本(『岳物語』とか『どくとるマンボウ航海記』とかだったかな)に変更して、何とか感想文を書きました。

 時はたち、高校の時にお金に困り、持っていたマンガを筆頭に古本屋に本を売りに行きました。その中には当然、この『異邦人』も含まれていました。はじめての古本屋ということでいささか緊張していた僕に、古本屋のおじさんは異邦人を手に取りこう尋ねました。「この本は読んだのかい?」。僕は予想外の質問に驚き、とっさに正直に「いや、意味がわからなかったので投げ出しました。読むこともないだろうから売っちゃおうかなと…」と言いました。おじさんの返答はこうでした。「この本はもうちょっと大人になってから読むとわかるよ。売らずに取っておきなさい」と。
 その時はわけもわからずうなずくしかありませんでした。そして、今でもこの本が手元に残っているわけです。

 その後、この出来事は結構すごいこと何じゃないかと思い始めました。だって、古本屋が本を買わないんだもん。BOOKOFFとかで売ってたら絶対に言ってくれなかった。確信できる。
 そういう意味で、昔ながらの店って良いなぁってずっと思ってた。「昔」と「今」ってひとくくりにして善し悪しをつけるのは良くないってわかっていても、昔の方が利益とかばかりにとらわれず、他人のことを思っていたんじゃないかなっと思う。
 でも、別に読んではいなかった。それが急に夜になって読もうと思った。で、読んでみた。

 正直、これで感想文を書けと言われると、今でもきつい気がした。でも、中・高で読むよりは理解している自分がいる気もする。だから、今後もこの本をちょっと大切にしてこうと思う。持っていればまた何年後かに読みたいと思う時期が来るかもしれない。
 何となくだけど、百草商店街の古本屋のおじさんにありがとうと言いたい気分だ。


12日:ブラックホーク・ダウン
 期待してたよりも楽しめた。戦争ものにありがちな重〜い感じだけでなくて、娯楽性もあったから。
 この映画で聞いていた噂は「アメリカで作られたって感じだよ。ソマリアの人たちが獣みたいに映されているし」っていうのが多かった。見終わっての感想は「そこまでアメリカ万歳って感じではないんじゃない?」っていうもの。そこまで偏った感じには思えなかった。

 何より驚いたのは冒頭のシーン。名前は忘れちゃったけど、アイディード将軍の幹部(?)が捕まってアメリカのお偉いさんと話す場面(←覚えてなさすぎ)。
 その幹部が言っていたセリフは、ユーゴで出会ったズラトコというコソボからの避難民である大学生の言っていたこととまったく同じだったからだ!
 幹部はこういう。「(ソマリアで)今起きていることは歴史なんだ。これは内戦だ。我々の戦いであり、アメリカが出てくるべきではない」と。ズラトコが言ったことは、ソマリアをコソボに、アメリカをNATOに置き換えればそっくりそのままだった。

 主人公の心情にも入り込めた。彼は前半でこう言う。「ソマリアの人には食糧も教育も未来もない。俺たちにできることは2つに1つ。彼らを助けるか、CNNで国が崩壊するのを見ているか(つまり傍観しているか)だ」と。俺もここまでしっかりではないにしろ、こう思っていた節はある。そんな彼は戦場を経験して「助けるための戦い」に対する考え方が変わる。俺は行ったことで何が正しいのかがわからなくなった…。
 っと、そんなこんな感情移入しやすかったって条件もあったから、俺的にはGOODな映画だったな。

長崎の事件に対しての鴻池さんの市中引き回し発言。
 何か妙に納得しちゃった。少年法の適用範囲を10歳とかまでに引き下げたところでたぶん変わらないし、かといって何もやらないで「親の良識」にまかせるだけってのも何の解決法にもなっていない気がしたから。でも。冷静に考えると、中世じゃあるまいし、子どもの罪を親がかぶるっていうことになっちゃうから明らかにおかしい。
 でもさ。そんなの嫌だけど、法でそこまで規定しないと変わらない人って大勢いると思う。一石を投じたって意味でこの発言は評価できると思う。
 まぁ、「一閣僚の発言」としては明らかに不適切だけどねぇ(^^;)


11日:
 写真整理中。

 ドライブがてらCDとビデオを借りてきた。『ブラックホークダウン』『バッファロー'66』、Steady & Co.のアルバム、ビーチボーイズのベスト、EXILEのアルバム。スポンサー付きだったから一気に借りまくって来ちゃった。でも、金曜だけにビデオがあんまなかったなぁ。


10日:授業終了!?
 先週頼んでいたラケットを友達から受け取ってゼミへ。
 まっ、今日はテキスト購読のまとめ。
 そして、ついに前期のゼミが終わってしまった。前期はほとんどゼミしかやってないからなぁ(^^;)テスト日程の表を見せてもらったら、なーんと!俺の取っている講義の名前がまったくない!なんでなんでー(;_;)もしかして授業内テストだったとか!!?っと、一時激しく動揺したものの、よくよく考えるとあまり考えずに取った楽な教科だし、別に興味があったわけじゃないから落としても良いかって思った。まっ、4年生になった時のことは考えないでおきましょ。
 そんなこんなで、そうとう夏休み気分かも。

 いや〜、にしてもあせった。合宿費を払うってことを思いっきり忘れてて、まさか指導教授にお金を借りることになるとは…。やってしまったな。

 その後は、友達とポケーッとスタバで話す。友達はエスプレッソをオーダー。俺はアイスのカフェモカ。俺にはエスプレッソの良さがまーーーったくわからない。っというか、俺にはまだ苦みの良さなるものがわからない。コーヒーもだし、ビールもそうだし…。いつかわかる時が来るのかなぁ。

 帰りに久々に駅を寝過ごした。自分が寝過ごす時はほぼ90%次の駅(高幡不動)で起きる。だから、起きていつも悔しい思いをする。「あと、一駅早く起きろよ、俺は(;_;)」って。高尾山まで行っちゃうとかよりはマシだけどさ〜。何で次の駅なんだろう。誰かに解明してほしいもんだ。

 長崎のやつで、補導されている子の写真がネットで出回ったそうな。まぁ、確かに興味はあるけどさ。やっちゃダメでしょ。
 ゼミで国際関係やってて、その中でネットワークの発達により国家の役割はどうなっていくかみたいなことやったから思うけど、こういうことって取り締まれないよな、やっぱ…。


9日:脱皮中
 「お前一皮むけたなぁ」とかって言われると、成長したと言われていることだから嬉しい。一度は言われてみたいもんだ。
 そんな自分は今脱皮中。日焼けもしてないのになぜか皮がむけてきた。しかも、手の内側の指の第二関節周辺だけ(^^;)何で何で??病気!??嫌だーー!!

へぇ
 トリビアがおもしろかったー。深夜の時の方が好きな気はするけど。「ベン・ジョンソンは…少女に財布を盗られ逃げられた」とかって、別に雑学でも何でもないけど相当笑ったぞー。

書評
 スパッと書けるかと思っていたらメチャつまった(汗)。ヤバっ!

巨人
 何かテレビつけた直後に同点ツーラン打たれたんだけどーーー(ToT)

長崎男児誘拐殺人事件
 この事件というより、これと比較されている事件に「酒鬼薔薇聖斗」なる神戸の事件がある。昔のことってあんまり鮮明に覚えていない自分だけど、この事件は鮮明に覚えている。この事件が起こった時、自分は中学校の修学旅行中だった。
 朝、うちらの班はみんなよりかなり遅く出る班だった。で、テレビつけたら推理小説みたいな犯行声明を残している殺人犯が近くにいるーー!みたいに驚いた(実際、京都と神戸は遠いけどね)。ここいらにも来るんじゃんとかって言ってた覚えもある。当時、犯人が自分たちと同年代だとは思ってなかったから、それを知った時またビックリした。あの修学旅行は結構覚えてるんだよね〜。
 って、こんな事件で昔を懐かしむとは不謹慎か。まっ、思いっきり他人だから言えることだけど、今回の事件とかってみんながかわいそう。被害者の子はもちろん、被害者家族も加害者家族も、加害者も。もし、今、補導されている子どもがやったとしたらまだ12歳。かわいそうって言ったら被害者の人に悪いけど…かわいそうだよ。法律のこととか詳しくないから感想はそれだけ!
 知り合いには何人か(なるかどうかはともかく)「あっ、こいつ良い教師になりそう」っていう人いる。5年後はどんなことになってるのかな。


8日:
 焼き増しの写真数百枚…前代未聞の数だね。きっと、今まで自分が持っている数より多いんじゃなかろうか。でも、これを320円でゲット!!!!ナイスだ、ポイントカード!
 でも、どうやって整理しよか(^^;)

 何か日本での色んな殺人を中学生くらいがやってるよ。どうしましょ。

 阪神が早くもマジック点灯だってさ。柄にもないことしてっから今日こんな寒いんだよ。7月にうちの夕飯が鍋ってどういうこと〜。


7日:注意すること
 書評書評と言っている割に、起きたのが13時…。
 で、身支度整えて、新宿行って、紀伊國屋行って、聖蹟で読破したろうと思い下車。いつもの公民館的な踊り場へ行った。エレベーターで7階まで上がって、ドアが開いて、開口一番ため息。休館日…。空間がガラーンとしてた。
 警備員の人しかいなくて、そのまま帰るのも悔しかったのでトイレに行き、出てきてから警備員の人に休館日を聞く。そして、そこから小1時間トーク。何であんな話していたんだろ、俺は。まっ、話したがりのおっちゃんだったからな。けしからん子にはちゃんと注意をするおじさんらしく、今までその場所であった色々な出来事を話してくれた。
 俺は何か注意できないんだよな〜。一昨日のサッカーの時も、最後の1人が来るのを待っていた時に、小学校低学年くらいの子が自転車倒して、そのまま3台くらい将棋倒しにしちゃったから、3人で協力して立てに行くかっとなったんだけど、その子スタスタ去ってっちゃった。それを注意できなかったからな。注意って勇気がいる。でも、おっちゃんはその子のためにもキツく言わないとって言ってた。そうだよね。

 話し終わった後、しゃーないから下にあるスタバ行って書評のこと考えてたら、急に不安になる。なぜならば今日が七夕だったから。
 七夕かぁ…そういえばこの間、短冊に願い事書いたなぁ…みんな何を願ってるんだろう…俺は何を願ってる?…願うってことは、それがかなうのは将来…んじゃ、将来に俺は何を願う?…そんなことより書評だ!…書評は卒論に関係したことかぁ…俺はこんなこと考えていて良いのかな…就職は?こんなこと考えててできんのか?就職の役に立つのか?
 前に母親から就職の話をされた時に逆に「どうなってほしい?」っと聞いてみたら、「職について、自立できれば」と言われた。
 そんな自分の今やっていること、考えていることって、まったく正反対な気がした。現実的じゃないっていうか、何ていうか。資格とかにつながるわけじゃないし。
 今、冷静に書きつづっていると、どうしてそういう思考になっちゃったんだ?って思うけど、あの時は一人ブルーだったな(つまり、書評はどうなったでしょう?)。

 どうでも良いこと1つ。
 何と、うちの駅にも待合室(冷房とか暖房がついてるやつ)が設置されるらしい!嬉しいけど、あの狭いホームのどこに設置するんだ!?とも思った。あんまホームいっぱいに設置したらホームが狭まって危ないんじゃないかとも思うが、まぁ、快適にはなるのかな。


6日:楽なポジション
 昼からYEH後楽園Mtg行って、夏の活動について話して、15時に終わってから新宿でJNIVの送り出しMtgに参加。
 夏の一班はセルビアに行くのだけど、名古屋からも夜行で来てくれて、初めて全員の顔を見た(あんま覚えてないけど…)。全員女の子だからどんな活動になるのか予想がつかない。うちらの代も、その前の代も、ユーゴは男が必ず1人入ってたからな〜。まぁ、雰囲気は良さそうだったからうまくいく班なのかな。
 JNIVの活動(送り出し、ガガ来日、クリスマスキャンペーンetc.)は何かどれも中途半端に参加して、良く言っても何でも屋、悪く言えばいなくてもいいポジションになっちゃった。楽だけど、複雑…。こんなんで良いのかな。
 何だかんだと派遣者の話し合いを聞いていたら20時くらいまでやってた。その後、みんなで飯食ったりしたし…。昨日買った本(前から買おうかなと思ってたやつ)は到底書評にできるものでは案の定なかったので、今日、紀伊國屋で本選ぼうと思ってたのに…。やばいやばいやばーい!

 パソ購入で貯まったポイントが使えっから、ヨドバシで写真出してきたけど、その支払いの金額もハンパなくヤバそう。
 使える貯金の残高も7000円くらいになっちゃったし。お金の問題も切実だ〜。

 テニス。やっぱフェデラー勝った。強すぎて試合自体は盛り上がりに欠けたけどね。
 目指せ、王者!男子テニス界の戦国時代にピリオドを打ってくれ!


5日:生サッカー
 昨日の夜に急な誘いを受け、今日は夕方からサッカー観戦。初!生サッカー!ちょっとワクワクしながら国立(横浜F・マリノスvs清水エスパルス)へ。一緒に行ったやつのテンションは低かったけどね〜(^^;)
 入った時のスタジアムの雰囲気は興奮したわ。おぉぉぉ、おぉって。
横浜F・マリノスvs清水エスパルス
 貰い物の自由席チケットだったからエスパルス側に座らざるを得なくて、横浜が勝つも複雑だった…。試合自体もサイコーって感じではなかったけど、あの雰囲気は嫌いじゃない。マリノス勝ったし。野球とかテニスと違って時間通りに終わるってのは新鮮だったな。

 でも、ちょっと驚いたことがある。試合が終了(横浜1-0清水)してちょっとすると、ブーイングらしきうなりが聞こえた。「何だ何だ??」っと4人で騒いでいると、どうやら清水の選手がサポーター席に向かってあいさつするためにスタンドに向かってきていて、それに対するものらしい。まぁ、確かにエスパルスは攻められっぱなしだったけど、あいさつしに来てくれた選手に対してプーイングかよって思って。
 サポーターとして厳しい態度で臨む、いわば愛の鞭だって言ったらそれまでだけど、何かムカついた。さっきまであんな大声出して応援してたやつらが、態度翻すの早いだろ!って。もしかしたら、ヨーロッパサッカーではブーイングが当たり前だからそれをマネしてるだけじゃねーのなんてうがった見方もしちゃったよ。
 まっ、ブツブツと文句を書き連ねてきたけど、何だかんだ楽しんじゃった。

 書評…。


4日:同年代
 ウィンブルドン準決勝、トップハーフを勝ち上がってきたのは20歳と21歳。ロディックはまぁ同年齢って感じのはしゃぎ方するけど、フェデラーは風格ありすぎ。まっ、王者には風格がほしいよね。
 でも、こんなやつの登場を待ってたよ。ロジャー・フェデラー。強すぎて退屈なやつ。相手ももう笑うしかないってやつ。果たしてサンプラスの後継者になれるかな?なってほしいな。
 にしても、2人とも自分と同年齢って考えるとビックリ。雲の上すぎて刺激を受けるとかいうレベルじゃないけど、同年代でガンバってるやつなんて五万といるなって思った。


3日:4年生
 ゼミの前に体育会のやつにガット張りを頼むためラケットを渡そうとしてたら「部活始まる直前だからコートの方まで来て!」っと駐輪場に停めたところで言われ、ガットなしラケットを持ち歩くのも嫌だったのでダッシュでコートへ向かう。何とか渡し、ゼミへ行くも当然ちょい遅刻…。でも、これで1000円は浮いた。ありがたい。

 ゼミ後は4年生を交えたゼミコン。お好み焼き屋「まりや」。お好み焼きで何でマリヤ(様)なんだって思って聞いたら「鞠屋」ってこと何だって。なーるほど(←余談余談)。
 何か、4年生は「4年」って感じだった。みんな一回り大きい感じ。レジュメを前日に作るってのは俺と変わってなかったけど(^^;)何にしても卒論は脅威だ。いや、卒論のことを考える前に来週提出の書評やらな。
 お好み焼きうまかったし、建て構えが家みたいでくつろげそうだし、楽しかったし、まっ、総じて良いとこだった。ただ、飲んで頭痛かったのは何でだろう…。

 ひとつ愚痴を。オールスターじゃないから、あれは。阪神だから!!!!
 どんなに妥協しても、ショートは二岡だろがーー。


2日:贈り物
 思わぬものが突然届いた(砲弾じゃないよー)。一緒にユーゴに行った人たちから、各自が撮った写真のネガが送られてきたのだ。みんなで回そうということになっていて、関西からまとまって今日やってきた。連絡取ってるのに、何にも知らせてくれてなかったから驚き&嬉しだった。
 インデックスを見ると、自分のカメラにはあまり収められていなかった子どもたちの顔がたくさんあった。見ていると思わず顔がほころぶ。

 まだ20年そこらしか生きていないが、そんな人生の中でも何回か、思い切ったことをしたなぁって時がある。
 例えば、大学受験しなかった時。例えば、別れた時。ほんとに長い目で物事を見なかった時(正確には能力がなくて見ることができなかった時)、その決定は大体失敗に終わってると思う。
 でも、ユーゴは違う。たぶんだけど。行って良かったって思える。だって、思い出したり、写真を見たりしたら自然と笑顔になるんだもん。

 今思えば、よくまぁ行ったなと思う。一人旅用に貯めてたお金だったし。10回に1回くらいは、意味不明な度胸だけでした行動も良い結果に終わるってことなのかな。まっ、たまに良いことないと挑戦なんてやってらんないか。

 にしても、にしても、現像したら何枚になることやら…(とほほ)。


1日:フェアープレー精神
 ウィンブルドンを見ていた。フェレロvsグロージャン。グロージャンの1セットリードでむかえた第4セットの第9ゲームでの出来事。
 ゲームカウントは4-4。このゲームをグロージャンが取れば勝利に大きく近づくという場面(男子は5セットマッチだから3セット取った方が勝ち)。相手は4大大会のひとつであるフレンチオープンの今年の覇者フェレロ。グロージャンが逆転される可能性は十分にある。

 そういった状況で、フェレロがドロップショット(ネット際に落とすショット)を打った。グロージャンは懸命に追いかけるも2バウンドでしか返球できなかった。フェレロは相手からボールは返ってきたものの、2バウンドでの返球だったためそれを相手のコートには返さなかった。しかし、ポイントはグロージャン。主審の判定はワンバウンドで返球したというものだった。
 テレビで見ていても明らかに2バウンドだった。でも、確かに審判台からは見づらい部分。フェレロは抗議した。しかし、主審は受け入れなかった。審判というものはそういうものだから仕方ない。フェレロは抗議を止め、次のポイントの体勢に入ろうとした。
 そこで、会場がざわつく……どうやら、グロージャンが自分は2バウンドで返球したと自己申告して、ポイントをフェレロのものにしたのだった。こういうこと、テニスでは当たり前なのにやけに新鮮に感じて、心にふれた。

 黙っていれば自分が有利になる。まして、逆転されてしまう可能性は少なくない相手。普通なら黙ってる。
 ここでの普通、どうしても思い出してしまうのはサッカー。ファウルなんて当たり前。以前、朝日新聞で井原が「正当なファウルはある」というコラムを書いたら反響を呼んで、特集が組まれるまでになったことがあったほどだ。激しく体をぶつけて削りあうのは確かに熱い。でも、サッカーはシミュレーションという反則があることからもわかる通り「いかに審判の目を盗んで得点を入れるか、または入れさせないか」が浸透している世界。例えば、マラドーナの神の手ゴール。例えば、コンフェデの日本対フランス戦で稲本のファウルでPKと言われたことに対する稲本の「あれは関係ないところでのプレーだからファウルには値しない」という言葉。サッカーではむしろ「俺はハンドした。だからPKです」などと口にしたら、一生レギュラーを獲れないだろう。

 自分はサッカー好きだし、サッカーするとなれば削るのが当たり前と思っている。テニスとは団体競技と個人競技の差ということもある。でも、それにしても、テニスのこういう伝統って、今の時代においてすごいなと思った。

 ちなみにこの試合の勝者はグロージャンだった。



今月へ
表紙へ戻りたい方
ONE LOVE