大学に入ってからのこの約二年間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。しかし、何をしたのかと問われると、その答えには窮しました。常に「何かをやりたい、やらねば」とただ焦っていました。
そんな中で、大学では漠然と国際関係、とりわけ国際平和ということに興味を抱いていきました。そんなわけでこんなサイトを作ってみたわけですが…今は関係ない話ですね。
そんな僕は自然に国際協力というものを自分でも行い、少しでもいいから困っている人の力になりたいと思うようになりました。
YEH後楽園は東京を中心として実際に現場で動くことが中心の部署です。僕は当初、そこで活動しようと思いませんでした。どこかに「下働きみたいのは嫌だ」「落とされてそこで動くのかよ」と思っていたからです。数日考えましたが「このまま動かなかったら何も変わらないし、何もできない」「せっかく勇気を持って良さそうな団体を見つけたのに無駄にするのか」と考えYEH後楽園での活動を始めました。
YEH後楽園での活動はまだほとんどやった気がしません。唯一やったと思えるのが新宿での街頭募金です。やる前は恥ずかしいし、できるかどうかメチャメチャ不安でした。でも、赤信号、みんなで渡れば恐くない的な感覚でできてしまいました。ここでは主に同年代(高校生も多くてビックリ)で同じ目的意識を持った人に多く出会えています。その意味で躊躇していた一歩を踏み出して良かったです。
そんなこんなでようやく本編です。
YEHでの活動をしながら、大学二年も終盤に差し掛かっていきました。長い休みが取れるのは学生の間だけということはよく耳にしますよね。三年になったら就活だなんだとあるので、今年の春はとりあえず海外一人旅をしようかなと思っていました。そのための資金も夏に貯めていました。
冬が近づいてきた頃、付き合っていた人と別れました。恥ずかしい話ですが、これは僕にとってかなりこたえました。まぁ、今もこたえていますが。一人旅どころかテスト勉強すらもまったく集中できなくなりました。なので、今現在、テストの結果が実はとても心配です。
一人旅への気力もなくし、では春休みどうしようとかなり悩んでいました。そんなテスト期間中、登録しているメルマガで今回のボランティアの募集がありました。「日本にはいたくないし、やってみるか」。初めはこの程度のまったく積極性がなくどうしようもない動機から応募しました。もちろん他にも理由はあります。実際に紛争が起こったところに行って、自分の目で現地を見たいという思いは以前からありました。それに、そういう場所に実際に行くことで問題意識をしっかり持てるはずとも思っていました。
応募し、説明会に行きました。説明会では過去の写真を見せてもらえました。その写真は僕が想像していたものと違いました。泊まる場所も普通の家だし、しっかりとした家が建ち並んでいました。子どもたちも思ったより"良い"身なりをしていて明るかったです。こんな所で活動する必要性ってあるのか?っと思いました。せっかく説明会には来たけどここはやめよう。
しかし、その説明会ではこんなことが言われました。「ユーゴはかなり復興してきている。難民の人もかなりの数が帰還している。でも、まだ難民キャンプに残されている人たちは存在する。国際社会はいつも真新しい問題に目を移し、古い問題を忘れる。私たちは少しでも困っている人がいるのならば、その人たちに忘れていないよというメッセージを伝えるという意味も込めて、ユーゴで活動している」と。顔をひっぱたかれたような感覚を覚えました。
自主性が大きいこと、活動意義がしっかりしていることを理由として参加の意思表示をし、ミーティングを何回かやりました。話を聞き、段々活動に対する考え方も変わってきましたが、実際に行くという実感はあまり湧いてきませんでした。
実感が湧いたのは2月上旬の合宿でした。ここでは班や行く場所も決められました。それによって、話し合いにも具体性が出てきたので、しだいに活動に対する実感と責任を感じていきました。
そんな中で、過去に行った方の話や、取り仕切っている方から改めて活動目的の話を聞く機会がありました。今回のボランティア活動に対して、僕は自分が何か得たいと思い望んでいました。しかし、そんな考え方がこの合宿でこれらの方の話を聞くうちに決定的に変わりました。まずは向こうの人たちのことを考えなければならない、と思うようになっていったのです。子どもならその子たちを楽しませてあげること、お年寄りの方ならその方たちに一番良い補佐をしてあげること。向こうの人たちに何らかのものを与えられたらそれで良い。自分のことは二の次で、結果として何かを得られたらいいなくらいの気持ちになりました。この変化が良いことか悪いことかとかはわかりません。ただ、僕はこの気持ちの変化を感じられて良かったと思っています。
今、活動に向けて準備をしています。
今回のボランティアとして派遣されての活動には正直疑問がないわけではありません。加えて、言葉のまったく通じない子どもたちを楽しませることはできるのか、班員の人とはうまくやっていけるかなど、今は期待よりも不安でいっぱいです。
でも、できることはすべてして海の向こうに行ってきます。
活動の答えなるものがあるのならば、それはいずれまた。