ジダンとレドンド。
タイプは全く異なるけれど、常に並び賞させる今世紀最大のMFの逸材である。
ユベントスの偉大な中核であり、セリエA最優秀外国人賞、そして97、98の2年連続スクデット獲得、
ワールドカップ・フランス大会では、自国フランスを優勝へと導く原動力となったジダン。
そのW杯優勝で「世界一の攻撃的MF」の名を広く天下に轟かせた。
そのジダンをチャンピオンズリーグ決勝で完全に完璧に封じ、
マドリー・ファンが32年間待ち望んでいたチャンピオンズリーグ優勝、
そしてTOYOTA杯においてReal Madridを、
「世界で一番強いクラブチーム」とならしめた立役者がレドンドだ。
サッカーはWカップが全てでは無い。
しかし日本ではWカップに報道が集中した結果、
本当に残念な事だけれどもレドンドはマイナー選手に甘んじている。
しかし怪我で出場を断念したバルセロナのMFグアルディオラと同様に、
母国代表チームの明暗を分ける重要な鍵となる、
全く本当に凄い選手なのだ。
「もし、アルゼンチン代表にレドンドが居たら.....」
今でもそんな叶わぬ夢を口に嘆き悲しむ人は限りなく多い。
レドンドはWカップに出場しなかった。
出来なかった、のでは無く、しなかった。
何故に?と言えば、前アルゼンチン代表監督であるパサレラと喧嘩したからだ。
原因は髪の毛。
パサレラはレドンドにその素敵な長髪を切るコトを要求し、
レドンドはサッカーをやるのに髪の毛の長さは関係が無いと反論した。
髪の毛から始まり、両者の確執は修正不可能なトコロにまで及んだ。
お互いの持つサッカーに対する意見が全く異なっていて、その溝はどうにも埋められ無い程に深かった。
レドンドが出した確固たる結論は、
「パサレラの元ではプレー出来ない。」
その証拠にWカップが終わって、レドンドはあれだけ固執していた髪の毛を自ら切った。
「自分の個人的な感性で髪の毛を切った。他人の感覚を押しつけられて生きていくのは絶対に嫌だ。」
サッカー選手にとって、Wカップの意味は計り知れない。
けれどもレドンドは何よりも自己のプライドを優先させた。
カッコ良過ぎるではないかっっっ!!!
最後に数少ないレドンドに関する記事の中で、私の一番大好きなモノを紹介する。
これほど私の持ってるレドンドのイメージにピッタリな記事は無いと思うから。
お題は、アルメイダの献身とレドンドの狡猾。(あぁ、もう、コレだけでタマラナイ....)
アルメイダと対照的に、レドンドは最小限の運動量で最大限の効果を発揮するタイプだ。
ゲームを見るセンスはピカ1。
ここぞ、と言うポイントには必ず顔を出す。
ファウルでピンチの芽を摘んでは、
僕は何もしてないだろう?
という表情で、倒した相手に手を差し延べる。
実にエゲツない。
〜World Soccer Digest 5月号より〜
レドンドはEl Principe 王子様と呼ばれている。
そのインテリジェンス溢れる、高貴なまでに気品のあるプレ〜から名付けられた。
そんな王子様のプレーは、その実本当にエゲツなかったりする。(笑)
あぁ、だからこそ、タマラナかったりする。
王子様の足跡