1977年6月27日、Raul Gonzalez BlancoはMadridに生まれた。
地元チームであるEl San Cristobal de los Angelesが神童と呼ばれるRaulのル〜ツである。
その後現在所属しているReal MadridのライバルチームであるAtletico
de Madridのジュニアユースに入団、90−91のシーズンで65のゴールを量産した。
そして15歳の時にジュニアユースチャンピオンを経験する。
Atleticoのヘスス・ヒル会長がユースシステムの廃止を決定した為、
RaulはオファーのあったReal Madridに入団した。
Real Madridの3軍に所属していた頃の月収は月5万円。
日本の感覚、そしてRaulの今の年俸を考えれば、
雀の涙程にしか思えないけれども、
物価も安く、失業率も高いスペインにおいて、
未成年の少年がコレだけのお金を稼げたのなら、タイシタもんだと私は思う。
Real Madrid入団後のRaulのサッカー人生は、そりゃ、もうキラメク星のごとく。
当時のJorge Valdano監督はクラブ史上最年少記録となる17歳と4ヶ月のRaulを、
異例の大抜擢で一軍入りさせると同時に、
1994年10月29日、Romaredaスタジアムの対サラゴザ戦でデビュ〜させた。
そのデビュー戦で、Raulは非凡な才能を垣間見せはしたけれど、
数ある決定的瞬間を外しまくる。
監督は、そんなRaul がさぞかし落ち込んでいるだろうと心を痛め、
慰めに行った帰りのバスの後部座席で、
Raulはスヤスヤと熟睡していた。
Raulの一部リーグ初ゴ〜ルは、一週間後のBernabeuスタジアム。
かつて所属していたチームである対Atletico戦だった。
待ち望んでいた若き英雄の誕生にMadridの街は酔いしれた。
ミチェル、ブラトゲ〜ニョの時代は既に過去の栄光となり、Real Madridは覚醒の時を伺っていた。
その為にどうしても若い世代の新風が必要だった。
サンドロ、アルバロ、ゴメス、グティ、その中でも
Raul の存在は飛び抜けていた。
Jorge Valdano監督のRaulについてのコメントは、
Juega como un angel de barrios bajos
直訳→彼は下町の天使のようにプレーする。
......。
何のこっちゃ?
奥が深過ぎて良く分からないけど、まあ、ヨシとして続き。
動くモノ全てに反応し、敵のマ〜クを外す動きは自分自身すらをも欺くかのようで、
常に無愛想な顔で、最後の最後まで勝つ事だけを考え、
決して諦める事を知らない。
なにかやってくれる、そんな気を起こさせてくれるヒーロとなるべきして生まれた男だ。
常に注目され、常に賞賛され、そして常に勝つ事を要求される。
若い彼にとって、そんな人生は決して容易いモノでは無い。
しかし彼の持ち前の強心臓は、全てのプレッシャーを克服するだろうし、
私達はそれを助け、見守りたいと思う。
若くして、Raulは国内外の名声を欲しいままにした。
Boby Robson
彼は稲妻のような男。
さっと身をかわす動きには、誰も追いつけない。
Alfred Di Stefano
彼はロナウドにも匹敵する男。
フットボールの歴史に、彼の名は何時までも刻まれる事になるだろう。
心臓に毛が生えた男。
世界一の負けず嫌い。
世界で屈指のテクニシャン。
並外れた集中力、そして他に類を見ない大胆不敵さ。
インスピレーション・思考能力・大胆さ スーパースターの素質を全て手中にした男。
そんな数々の賞賛が彼に捧げられ、Raulはスペイン・サッカー界の未来を背負う国民的英雄となった。
スペイン歴代名選手であり、伝説にもなったAlfred
Di Stefanoも思わず舌を巻く。
プレー中の彼は、頭も足も決して休む事を知らない。
しかも10万人の観衆の前で、まるで自分の家の庭でボールと戯れるかのように動じないでプレーする。
ヤツはまるでピッチで遊んでるかのように見えないかい?本当に参るよな。
世界一の選手になる。だからロナウドにもデル・ピエロにも絶対負けられない。
Raulが常に言い続けた言葉だ。
そしてそのロナウド、
僕はラウルのファンだよ。彼のプレーは見てて楽しいからね♪
だってさ。
サッカーは楽しいものなんだ。
自らそう言い続け、実践し、見る者を楽しませる。
神童と呼ばれ、その存在はカルチョの世界からも一目置かれた。
ASローマのフロントはウン10憶ともいわれる大金を積み上げてRaulを獲得しようとた。
17歳で鮮烈なデビューを飾り、英雄プラトゲーニョに世代交代の引導を渡し、
Raulはレアルで最も危険な選手へと急成長した。
スペイン代表では10番を背負い、チームを、そしてスペイン国民を、夢のフランスへと導いた。
Raulの輝かしい未来は誰の目にも明らかだった。
ゴシップにまみれて