もでぃふぁいいろいろ

 

Love is blindとはいっても、いつかは冷静になるときがくるもの。あんなにかわいかった笑窪(えくぼ)が、痘痕(アバタ)に見えた次の瞬間に起こる”改善欲?”の記録です。基本方針は、オリジナルにこだわらない&自分でやって安く上げようの2点です。 まぁ、おかげで弄(いじ)り壊しているって話もあるんですが・・・・。

 


ステアリング (2000年1月23日)

マフラー (2000年2月6日)

スライディングルーフ (2000年5月3日)

オーディオ (予定)

バッテリー (予定)

ナンバープレート (予定)


ステアリング

106XSiのステアリングは、なかなかのチープです。いまどきプラッチックです。さらにでかい。この清さがフランスの合理主義を表したエスプリであるといえば説得されかけられなくもありません。しかし、痘痕も笑窪状態といえどもやはり、握るたびに、このチープ感は否めません。別にこだわってはいませんが焼き鳥はやはり塩で食べたほうが美味しく感じる性質(たち)ですし、昨今のスケルトンモデルにもどうしても馴染めずに違和感を感じてしうような言葉では説明できない拒否反応を起こしてしまいます。実は購入にあたり、初期ロットにこだわったのには、このステアリングにエアバックが装備されていなかったからなのです。エアバックが付いたが最後、モディファイは困難を極めてしまうこと請け合い。外そうとしてフーセンでも膨らまれた日には、笑い事では済まなくなってしまいます。何より、態々(わざわざ)安全装置を外したの抗議には耐える術(すべ)を持ち合わせておりません。

そこでまず最初に昔から贔屓にしているイタルボランテのイモラを前車から引継ぎで乗せ変える事を計画いたしました。問題はBOSS。いわゆるハンドルと車を繋ぐ土台みたいなものですが、これが無い如何なるステアリングもつけることができません。実は未だに理解できていなのですが、1字違いのBIOSが設定できなければPCが動かないと同じぐらい厄介で重要なものなのです。しかし、相手は外人です。どうしようかとオートバックスに探りを入れに行きました。ご存知のようにステアリングのコーナーに各種国産車用のBOSSが売っております。当然プジョー用などは存在しません。というより、外車用は稀です。しかし、聞いてみると”MOMO”から出てると思いますとの天の声。再び財布の口が開くこととなりました。1週間ほどで届いた箱を開けるとなんとプジョーマークのホーンスイッチまでついていたのはうれしい誤算でした。そんなわけでこんなんなりました(写真)。走りが激変するわけではありませんが最大かつ数少ないドライビングのインプット/アウトプット装置だけに、想像以上に効果的でした。ハイテクだけがTUNEではないの最好例ではありました。

正面図:銀獅子が中央に鎮座する。BOSSの蛇腹はゴムではなく鉄製。


まふらー

車を保有すると不思議なもので、ほかの車の音が気になることがありませんか?私の場合は、音量の馬鹿でかい車には文字通り"馬鹿らしさ"を感じずにはいられませんが、低く静かな音を聞くと思わず興味をそそられてしまいます。

如何(いかん)せん、何故か国産車にはこの手の音を奏でる車が少なく、道で聞くのは前者のケースが殆どなのですけれども、たまにRover Miniなどが後者の音を発して駆け抜けていく様をみるにつけ、思わず自分のも・・・などと考えてしまいます。

しかし、過去にAE101を保有していた時期にHSKを奢ったときは自ら馬鹿を演じた苦い経験を持つ私にとっては中々踏み切れず、加えてフランス車のマフラーなどDevil以外には知らない私にとっては選択なぞ敷居の高いハードルでした。

そんなある日、都築にあるGSTで ”スーパースプリント”社製のXSi用マフラーを発見したのが運の尽き。苦い経験なぞすっかり忘れてしまったかのように再び財布が軽くなるのも厭(いと)わず、購入したことは想像に易いことと思います。実際、上記の如くややもすれば周りから指弾(しだん)されることは必至なのに、人間とはよくよく懲りない動物なのであります。

ところが、偶偶ではあったのですがこれが実に好ましい。元元XSiは(というかPeugeotは全体的に)老人の喘息(ぜんそく)の様な排気音をしているのですが、マフラーを換えると同じ老人の喘息でも、これが唯の老人じゃあない。アメ横でカズノコを売っていた老人の喘息が如く音量は据え置きの低く唸るバリトンは中々のお気に入りであったりします。

副次的な効果としては見た目がかっこよくなります。プジョーのマフラーは見た目にはかなりお寒い形状をしております。これが、イカニモな形になります。当然ストレート形状なので排気口に手を翳(かざ)すと”ポンポン”と歯切れ良くきます。

取り付けもいたって簡単。ジョイントボルトを2本外して吊ラバーを外して付け直すだけで出来上がり。XSiの純正マフラーは日本仕様用に容量の大きなものが付いていると想像され、この吊ラバーの本体側金具が3本ついています。つまり、本国仕様では別のマフラーがついているのかもしれません。オリジナルの位置に吊ラバーを換えてやれば簡単につきます。

約2年にわたり使用した感想としてまずあげられるのは五月蝿(うるさ)い!、がまずきます。これは、上記の外部からの話ではなく、高速を走行する時の話です。Xsiはご存知の通りギアがクロスしている関係上、高速走行は結構にぎやかだったりします。特に4000回転あたりにノイズの山があり、これを避ければ、至極快適なクルージングが楽しめます。しかし、ちょうど追い越し車線を5速で1X0kmで走行するとこの回転になってしまいノイズを楽しまざるおえない事となります。これはノーマルでもそうなのでスーパースプリントに固有の話ではないのですが、やはり篭(こも)る割合はストレートゆえに否めないところです。ただ、使用開始から一貫して経時変化は殆ど感じないところを見ると、前出のHKSとは何かか異なるようです。今も取り外されること無く元気に働いている事を考えると、十分使用に耐えうる証拠かと思われます。(写真は後ほど)


スライディングルーフ

規制緩和と騒がれて久しい今日この頃ですが、この波は自動車業界も例外ではありません。数年前に行なわれた法改正に伴い、車検の項目にも幾つかの緩和がなされました。後付けのスライディングルーフのその一つ。事前にメーカーとして認定さえとっていれば車検の時には一切純正品と対応が変わらなくなったそうです。

大体、輸入台数が少ないことが幸いして新車と言えども選べるオプションは色とオーディオぐらいのものでした。はっきり言ってABSなんて今まで使ったこと(作動したこと)なんかありませんから全く持って必要性を認めておりませんし、ABSは左足に装備されていると豪語している手間もありなくても全く困ることがありません。前出の通り、つるしの仕様一本で売っているわけですから、とってもらうわけにも行かず納車されましたが、それならせめても選べる物ぐらい増やしてもらいたいものです。そんな訳でアフターマーケットのものを選ぶことと成りました。

ドイツの多くの車の純正に指定されている”ビバベスト”社のスライディングルーフがそれで、日本ではオートバックスと組んで取り付けからアフターケアーまでを行なっております。

取り付け方は非常に原始的で、簡単に言えば屋根を切って、上下から挟み込んで出来上がりと1日もあれば完成します(当然プロがやりますが)。私の場合は、車を購入後1ヶ月点検を終えるとすぐに施工したわけで、流石にちょっとだけ不安な気持ちがあったのは否めません。なんたって、ちょっと大きく切りすぎたので粘土で埋めときますなんて事になったら立ち上がることが出来ません。

しかしそんな心配は無用の心配でした。約5年間使用した感想としては十分に満足行く信頼性を確認することが出来ました。水漏れ、電気的故障の皆無は勿論、想像以上に使用頻度が高く高速と夏場を除く殆どの場で何らかの活躍を果たしております。

と、いい事尽くめの様な印象ですが、苦言も少々あります。まずは最大の欠点であるドラミングについて。要は瓶の口に息を吹き込むと”ぼーーーぉ”と音がすることを、車ではドラミングと言うそうです。つまりは車の進行方向から後方へ抜ける風の流量と口の形状に起因して起こる現象で、開口口の前に整流器などとつけると殆どの場合は解消します。

106の場合はちょうど50Kmぐらいのところで発生します。これを防止するには上記以外に幾つかの方法があります。まずは窓をちょっとだけ開ける。これで100%解決しますが冬などは結構ウザッタイ思いをすることがあります。そこでお奨めなのが前回よりちょっとだけ開口口を小さくする方法です。要は風量と開口口の形状の関係ですから50Kmで走る状況を変えられないなら、もう1つのパラメータをいじるしかありません。前回ではなく、90%ぐらいに留(とど)めて置けば、上記の形状の関係から全く発生しなくまります。今では殆どこの方法で使用しています。

もう一つの欠点は”熱”です。このビバベスト社のスライディングルーフにはオプションとして日よけがついていて夏場は日光を遮るには極めて有効な手立てとなります。しかし、流石に普通の屋根と比べれば熱の遮断は難しく徐々に暑くなります。今では日光を反射する銀色のシートを挟んで幾らかの改善を見ていますが、エアコン自体が東京の夏場に対してギリギリな106ですから、渋滞に嵌(はま)ると、厳しいものがあります。

結論としては、5年間の使用実績から判断するに十分にお奨めに値する物であると断言します。工賃を入れて約10万の出費となりますが、なんと言っても初夏の陽射(ひざ)、秋の斜陽、冬の木漏れ日、春の曙などが降り注ぐ室内と常に換気が行なわれる利点は大いに特筆されるべきものであると思います。私は車では煙草を飲むことは皆無ですが、ヘビースモーカーにも大きな助けとなる事は請合います。