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「カフェイン、認知症状を改善」 日米チーム マウス実験で確認 --- 朝日新聞 2009/6/19
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 コーヒーなどに含まれるカフェインがアルツハイマー病の認知症状を改善するとともに、 患者の脳に沈着する
異常なたんぱく質が作られにくくするを埼玉医大の森隆准教授ら 日米チームがマウスの実験で確認した。
米医学誌「ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ ディジーズ」(電子版)で発表した。  
 研究チームは、アルツハイマー病を発症した生後約18ヶ月の高齢モデルマウスに、 人間で換算すると
1日当たりコーヒー5杯にに相当するカフェインを水に混ぜて1ヶ月飲ませ、 認知や運動機能テストなど
8項目について調べた。  目的地まで迷子にならないかを調べる実験では、カフェインを飲ませたマウスは
毎回 場所が変わる目的地までの到達時間も早くなり、健康なマウスと同程度だった。
水だけを飲んだマウスでは症状は改善しなかった。カフェインを飲ませたマウスは、 記憶をつかさどる脳の
海馬や大脳皮質で異常なたんぱくの沈着が減少。 カフェインの投与で異常なたんぱく質を作り出す酵素の
働きが抑えられることも分かった。  森隆准教授は「人間の免疫調査などで予想されていた症状改善の
仕組みが解明できた。 マウスではあるが、症状の進行を抑える方法を考えるうえで有効なデータだと思う」と
話している。(竹石涼子)