娘には、可哀想な事をしているなと、今も思う。
何故なら・・・
息子のサッカーに係りっきりになってしまったから。
生後1歳になる前、息子は7歳。もうすぐ8歳という時。
地域で活動しているクラブチームに所属した。
クラブチームとは名ばかりで、全て親掛かり。
コーチはいるものの、実際の運営から手伝いは父母。
そりゃぁ大変!
練習には、かならず、お当番さんが二人組みでお茶だししたり
怪我した子や具合の悪い子の手当てにあたる。
日誌も書く。
試合には試合でお当番さんを何人か立て、交通費からお茶の準備
コーチへのお昼ご飯の用意など。車だしをして、試合会場に
行くことも当たり前。車を出さない時は、電車やバスの引率。
人の子の命を預かる事の重大さが身に沁みる。
(免許を取って初めて、東名高速に乗ったのも、このあたり)
そればかりでなく、イベントなどもある。
マラソン大会や、フェスティバル。これは、
ちょっとした運動会と同じ。
企画から何から全部やる。
細かい仕事が山ほどある。
勿論、半期に一度、要は年2回ではあるが、
大掃除などもある。
グランドを貸していただいているお礼に、学校の周りや校庭などの
草取り、ゴミ拾い。
家でもしないのに、ここではやらなければいけない・・・
勿論、練習の時のゴミ拾いは毎回である。
マラソン大会は、事前に練習もするので、朝早くから
お父さんたちも会社に行く前に走りに来る。
お母さんは、各部署に分かれて、子供たちを誘導する。
夏休みの最悪のイベントだ。
そして、一大イベント!!合宿!!
これが、また大変で・・・
前の年から準備が始まる。宿の予約に始まり、帰りのバスまでやる事は山ほどある。
人数の確認、差し入れの準備、宿へのお土産、予算の割り出し、
備品の買出し、持って行くものの準備、時間の使い方、
打ち上げ、子供のおやつ、数え上げたらキリがないくらい・・・
私は泣いた・・・
あまりにも、忙しくて・・・
何もしてくれない人には、初めから言わない。
でも、来てるのに、何もしない人には言う!!
これ当たり前。「あんた、何しに来てるの?旅行じゃないんだよ?!
あくまでも、子供の為にきてるんだから、さぼってんじゃないよ!!」
これは、優しい言い方の方。実際は、もっときつく言った。
でも、ダメね。そういう人には何を言ってもやらない。
話が通じない。そればかりか、逆ギレされる。
「下の子がいるから、仕方ないじゃん!」
いや、家もいるから。そんなの私には通用しないね〜だ!

娘は、連れて行かないときは預けた。土曜日曜、祝祭日は、殆ど。
合宿は泊まりだったから、心細い想いもしていることだろう。
サッカーに係りっきりになった5年間。
お陰で、男の子とばかりいたせいか、まるっきり男の子みたいに
育ってしまった。娘には環境を作ってやる事を忘れていたのだ。
そんな、忙しい5年間ではあったが、やっぱり最後は救われた。
一応サッカークラブでも卒業式をやる。
担当コーチから、卒業証書とお祝いの言葉を頂く。
その瞬間、号泣!
子供たちからも、「ありがとう」と言ってもらうと、
辛かった日々は何のその!
「よかった〜辞めさせないで〜」
練習が辛くて辛くて、泣きながら頑張っていた息子。
マラソン大会も、いつもビリ。だけど、最後まで走りぬく。
決して、途中でやめなかった。
練習が終わり、迎えにいった帰りの車の中で、訳も言わず、
ただただ、涙を流す息子。
そんな息子と共に、私もこの5年間で大きなものを得たと思う。
息子は、今中学2年生。多感な年頃だし、小学生の頃
練習が辛くて泣いてた子供ではない。
昨日の大会で負けたあと、泣いていたのを見かけた。
先輩に対する想いや、負けた悔しさで泣いているのだ。
随分成長したな・・・

娘は、今。
好き勝手に遊んでいる。ごめんね。
でも、人一倍自立心は強い。しっかりしてる方だと思う?
放任し過ぎたせいかもしれないけど・・・
私のサッカー生活はまだ終わらない。