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2003年5月4日(日)〜生まれる計画
トップレポート > 「生まれる計画」01テスト<根府川きのこ苑にて>
2003年4月3日(土)夜(上のバーの日付は誤り)某公募展(5/31締め切り)への応募を目指し、根府川は「きのこ苑お山のたいしょう」の真っ暗闇を使用して写真を撮る事を決めたのが数ヶ月前。準備が整わないままにひとまず試験的に行って撮影をさせてもらってきた。残念ながらあまり納得のいくものが出来なかったので、後日、再撮する事にした。よって、詳しいテーマなどはきちんと完成してから報告致します。

生まれる計画1
生まれる計画2
生まれる計画3
生まれる計画4
初めてここを訪れた時の帰り道。あたりはすでに真っ暗で、街頭もまちの明かりも全く届かぬ闇の中、駐車場までの道を歩いた。背後からは店から照らすハロゲンの明かりがあった。目の前の闇の霧がかった部分に自分の影が不気味に長く映って見えた。そんな暗闇の中で視覚であるとか、手探りで進むという事はいっさい役に立たないのだ。そうしているうちに、今まで忘れかけていた感覚がムクムクと立ち上がってくるのを感じた。7つ目のドラゴンボールが集まった時のような感じかもしれない。何かが生まれた、そんな体験。これがまぁ大元のきっかけ。(詳細は次回に続く)

そんなこんなで、春を迎えた「きのこ苑」もまた初体験だったわけで、旬の便りをお届けします。


車窓1 車窓2 トンネルを抜けると
東海道線車内より。
連休というだけあって、小田原からの乗降客はかなり多かった。連休でなければ車で行くのもひとつの手だが、なによりも電車で行く時の眺めのよさは最高だ。トンネルを抜けるたびに視界が開けて眼下に青い海。とはいえ、今回は天気こそ良かったものの、海の青さはいまいちだった気がするけれど。この景色を初めて見た観光客らしき人達は思わず歓声を上げてしまうらしく、車内では口々にあぁ〜だのおぉ〜だのの言葉に鳴らない声が広がる。鎌倉を走る江ノ電に似てるかもしれない。江ノ電ほど海に近くはないけれど。
今回は、観光客を決め込んで、初めて車窓からの撮影をしてみた。


あれ、新しいホーム ホームから海 あれ、新しいホーム2
降りた駅はどこかが違う。よくよく見ると、ホームのアスファルト舗装が新しい。白線や黄色い線もキレイになっている。たったそれだけの事なのに、今までの印象とはまた違って見えた。しかも、行楽シーズンという事で、駅員さんもいた。しかし、新しいアスファルトってこんなにも他人行儀なものだったのか。今まで数多くの人がこのプラットホームに降りたって来たという歴史までもが塗り込められてはいないようだ。


よもぎだんご プラムケーキ フォトスタンド「空」
季節のデザート「よぼぎだんご」のメニューが可愛い。写真右はぶれてしまったけれど空と海の写真。テーブルの上での細やかな演出。以前、来たときはなかったような。で、新作デザート「プラムケーキ」を御馳走になった。周りの部分と中のしっとりした部分とが非常に不思議な感じ。美味しかった。


ソトコト5月号 杉林 ソトコト5月号-2
↑雑誌「ソトコト」(5月号)にChicoさんの写真が掲載された....という事でその雑誌を見せてもらった。写真右-左下の写真。ワインのテイスティングをしている白の上着の女性がChicoさん。ニッポン東京スローフード協会が主催するイベントに参加した時のものらしい。「きのこ苑」も協会会員。

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「スローフード」という言葉の由来は、15年程前、イタリアのローマにマクドナルドの1号店が誕生し、マスコミで騒がれていたころにさかのぼります。のちにスローフード協会の会長となるカルロ・ぺトリーニ氏が仲間たちと食卓を囲んでいたとき、ファーストフードの脅威という問題が話題にのぼり、だれからともなく口にしたのが「スローフード」という言葉だったといいます。
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もちろん早食いをしないとかいう事ではなく、その根底にあるのは例えどんな食べ物であっても美味しい、ありがたいと思って食べる事だと思う。食事は単なる日常の中の消費活動という事でなく。そして食べる側がいれば必ず生産者がいるという事。現代を生きる人々がなんか疲れたから、息詰まりを感じているから「スローライフ・スローフードな生き方」がナウイ、というファッションみたいな位置付けや捉え方ではなくて、どんなに時代が変わっても根本的な部分なのだと思う。モノの時代だとかこころの時代だとか、かつてはモノ、今はこころ、いつかはやっぱりモノ、その先はまたこころ、と繰り返されて行くようなものではなくて、その根源なのか、あるいはその両者を越えたところにあるものを考えてゆかなければならないと思う。懐古主義でもないし、現代を否定するという事でもない。
ライブ会場だった きのこ苑 見晴らし展望台へ
なによりそのことがよく分かるのが、この日の夜7時くらいに車でここを訪れてきた20代半ばほどの若者男性の二人組。サンダル履きにハーフパンツにTシャツという格好で、近所の人なのかなと思っていたら、なんと都内から来たらしい。しかも常連さんで、シイタケ料理を食べによく来ているとか。ゴールデンウィークというだけあって道路が渋滞していてこんな時間になってしまったのだとか。二人はビールを2杯飲んで車で帰ってゆきました....。しいたけを食べになのか、Chicoさんに会いになのか本当の目的は分からないけれど、とにかくここまで足を運ぶのを厭わずに、彼らは数多くの選択肢の中からココきのこ苑を訪れる。都内には何でもあるようでいて、ココに代わるものは何一つないのだ。

藤棚 興味がある人は「ニッポン東京スローフード協会」のサイトを御覧下さい。
www.nt-slowfood.org/

5月24日「スパウザ小田原」での関連イベントはコチラ

←「ふじの苑」の藤棚は満開。


炭火焼きランチ3 藤棚が満開に あやめ??
写真左が3月23日の「ふじの苑」で、中央が5月4日の「ふじの苑」。
そしてあやめ(?)がひっそりと咲いていた。前はもっと咲いていたらしいがいつのまにか数が減ってしまったとか。何しろ、緑が生い茂り、百花繚乱、いつものきのこ苑とは全く違う様子だった。初夏はこんな感じなのかぁ。


原木が休む カブトムシハウス ハンドル発明
日が陰るまでには時間があったので、苑内を散策。思えばゆっくりと見てまわった事はあまりなかった気もするし。見るほどに新しい発見が。

写真中央が「カブトムシハウス」で、3月にはシイタケの植菌体験をやった会場。こうしてみると、小さな植木が6本植えられていてなんかおかしい。写真右は大将の発明?なのかは分からないけれど、ハンドルを回す事で、サイドのシートの開閉ができるというもの。「しいたけ祭り」のライブ会場での風よけのビニルシートもこんな仕組みで開閉できるようになっていた。

で、このカブトムシハウスの奥にはさらに奥へとハウスが続いていて、そこには下の写真のようにしいたけの原木が大量に奥まで並べられていた。

原木の波 原木の波2 しいたけハウス中
遥か向こうまで続く原木。(写真左と中央)

そしてお店の上のシイタケハウス(写真右)は、水蒸気で湿度が一定に保たれながら栽培が行われている。なんか幻想的だ。

しいたけハウス中2 そう、「生まれる計画」と言えば、大将のお孫さんの出産予定日が8日で、でもなんか今日生まれそうな気がするという大将の奥さんの勘で、みな自宅の方で待機していたとか。結局、この日は生まれませんでしたが、既に4000gというからスゴイ。
←シイタケハウス

どんこ しいたけ栽培中! みかん狩り
大量に成っているしいたけ。
で、Chicoさんがお客さんを駅まで送りにいっている間、お店にひとりで残っていた。そんな時に限ってお客さんというのは来てしまうもので、「こんにちは〜」とか駆けていって、ちょっとお店の人は駅まで行ってまして〜と、関係者ではないんですがよければ御案内致しますと、このしいたけハウスを案内したりして。

あなた誰?って感じだったとは思うけど。
菌を植えてからシイタケが出来るまでって2年くらいかかりますよねぇ?とか聞かれても、え?そんなにかかるかなぁ、でもここじゃ一年中シイタケ狩りできるっていうし....と返答にも詰まる。奥に積んである原木は何ですか?と聞かれても、いやぁ、これは....ちょっと休ませているんです....とか言って。終いにはやっぱりよく分からないんで、お店の人が戻ったら聞いてみて下さい、で片付けるしかなかった。にわか店員、務まらず。


オレンジライト 豚の蚊取り線香 お山号
噂の「お山号」がコレ。真ん中の豚じゃありません。右の送迎用の車のこと。僕らが勝手にそう呼んでいるというわけではなく、本当に「お山号」と呼ばれている。何度お世話になったことか。

写真を取り終わったあと、帰り際に、何かお土産を買って行こうと思い、果実酒を小さなビンに入れてもらった。入り口にいろんな種類がおいてあったヤツ。梅・プラム・びわ・いちご・キウイ・かりん・レモンをはじめ数十種類。試しにビワ酒を水と氷で割って試飲させてもらったところカーッと熱くなるくらいに強かった....。で、甘い系だというイチゴ酒を買った。イチゴの実がまるごと入ったもので、色素が全て抜けている。だからお酒はピンク色でキレイ。家でも作ってみたい。今度、作り方を教えてもらおう。バナナとか、パイナップルとか。


根府川駅ホーム 根府川駅ホーム2 根府川駅ホーム3
根府川駅まで送ってもらったんですが、駅の自販機の前に、荷物を積んだ自転車がとめてあって、その下でひとりの若者が死んだように仰向けになって眠っていた。たぶん、GWを利用して自転車で何処までゆけるか一人旅、みたいなものをしていたんだろうと思う。いくら疲労からとはいえ、あんな場所であんな寝方はないような....一目に付かないところで寝袋にでも入って安眠すればいいのに。自分も野宿経験はあるけれど、あれって寝てしまえば後はもう別になんだっていいんだけど、起きてからがブルーになる。雨とか降ってなくても夜露で体中が湿ってグショグショで。

残り一日でどこまで行ったんだろう。あぁ羨ましい。

根府川駅ホーム4 誰もいない待合室 電車が風になる

さぁGWもあっという間に終わってしまおうとしている。

とりあえず部屋の掃除だ。
エントロピー増大中!

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