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トップレポート > 新宿国際名画座にてピンク映画
友人、奥津正人の脚本家デビュー作のピンク映画を新宿に見に行く。ピンク映画館に行くのはもちのろん、初めて。だけにワクワク。しかも彼の初めての作品という事もあるから。
「新宿国際名画座」にて「セックス配達人〜おんな届けます〜」を見た。

武蔵野通り 国際名画座外観 入り口階段付近 ポスター
新宿駅南口の武蔵野通り沿いに「新宿国際名画座」というピンク映画館はある。入り口には、コテコテの看板とポスターが貼ってあって、地下へ降りて行くと受け付けがある。

来る前に事前に電話で上映時間を確認した。10時前に電話をすると「あぁまだ社員が来てないんで10時10分以降にかけて下さい。ガシャ」とつっけんどんな対応をされて切られた。で、10時10分過ぎに再度電話。「本日の上映時間をお聞きしたいのですが。『セ..セックス配達人、おんな届けます』ってヤツがあると思うんですが、それの....」電話口で恥ずかしいと思ってもバカなので、いたって普通に聞いた。そうしたら「えぇっとですねぇ、本日は、1回目が12時9分、2回目が15時20分、3回目が18時2分、最終が21時35分ですね」と、分刻みのスケジュールを教えてくれた。へぇ。

ちなみに1作品およそ60分でそれが3本立てで入場料1800円。彼の作品「おんな届けます」(彼の付けたタイトルではないけど)は、3本立てのうちの一番最後。12時9分に間に合うように新宿で庸と待ち合わせ。よりによって何で一緒に?という感じ。男二人で入れてくれるのか?


券売機 ロビー付近 ポスター ジュースでも
たまたま庸と奥津君が新宿駅ちかくでばったり合ったらしく、招待券を2枚くれた。裏を見ると有効期限が今日までのスタンプが。なんというグッドなタイミング。階段を降りていくと、券売機がある。(写真左)そこには「同性愛者の入場は固くお断りします」という張り紙が。上野のなんとかというピンク映画館はそういう人が集まる事で知られているとか。

案の定、受け付けにいた若い女性が、カッと目を見開いて白い目で僕らを見る。ここで、招待券がなかったら、それこそ怪しい二人組で終わっただろう。そうして更に地下へと降りて行く。ロビーで一休み。彼が、自宅から持ってきたラップに包んだサンドイッチをあまりに美味しそうに食べるので、じっと見ていたら「食べます?」と、おにぎりをくれた。こんな地下で食べるおにぎりも美味しいものだ。軽い朝ご飯を食べていると、肩かけカバンのサラリーマンのオジサンとか、上下ワシャワシャ素材のジャージを着た30前後のオジサンが、中から出てきてタバコを一服してはまた戻っていったり。結構、入ってくる人もいる。女性はひとりもいない。別段、ギラギラした雰囲気もなく、独特のニオイとか?もなく。

地方のピンク映画館ともなると、何でかは分からないけど客席が座敷だったりという事があるらしい。朝までそこで寝ている人とかがいたり。布団はないみたい。(香川県高松にあるピンク映画館も座敷らしいよ。)

HIV予防啓発ポスター ロビーの壁には東京都の「HIV予防啓発」の黄色くなったポスターが貼られていたり。

こういう場所だからこそ、という意図なのかもしれないけれど、客層を見るに、ココには別に必要ない気がする。

自次週上映 スケジュール手書き オイルマッサージ ぬめりけ
(写真左)ポスターが剥がれていて、いかにもな雰囲気ですが、これは庸が剥がしたもの。ソファーに座る時にガンッと肩がショーケースにぶつかった。で、しばらくしたらペロンと真ん中のポスターの画鋲が落ちて、剥がれた。その微妙な間がかなり面白かった。

(写真中央)上映スケジュールが分刻みで細かく手書きで書かれている。
(写真右)「オイルマッサージ ぬめり」が、「ぬめり」に見えて、すげぇタイトルだなぁ、ぬめりけだってさぁと言ってたら、ぬめり汁だった。ポスターの写真もタイトルもキャッチコピーも、実際の映画の内容を反映してというよりは、それこそ下半身直撃のいやらしさを誇大に書く傾向にあるようだ。まぁそりゃそうか、という気もするが。

息子の嫁 この「セックス配達人〜」の映画だが、脚本を書いた彼は、試写を見て激怒して帰ってきたらしい。あまりに違う。それは裏切りだ、と。(巻末参照↓)

で、個人的な感想ですが、ちゃんとしたストーリーがあってセリフも多く、若い感覚の映画だったと思う。不自然な濡れ場もなくて、しんみりと見た。
客層として一番多かった中高年世代が、こういう同棲生活だの結婚がどうのという若い男女の話をどう受け取るかは甚だ疑問ではある。あれ?こんなはずじゃなかったけれど、(1)当時の青臭い若い頃をほのかに思い出して、ちょっと切なくなった。あれ?こんなはずじゃなかった。(2)こういう薄っぺらいドラマはどうでもいいから、次の濡れ場まで一服してくるか。

全体に流れるジトッとしたウェットな空気は、マメ山田にも責任があると思う。西田ひかる主演のミュージカル「オズの魔法使い」に出てた頃の彼は、あんなに輝いていたのに、年取ったなぁと悲しくなったし。

同時上映のピンク映画も見ておけばよかったと思う。


□ニュースの笑却炉とコミックリーディング
../../Bookend-Akiko/1050
詳細は彼のサイトの「nikki」(日記)の初号試写に関する記事を。

□追加>彼の映画が「キネマ旬報」03年4月上旬号で紹介されました。
それに関する記事はコチラから

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